コンデンサー型マイクがスペック的に優れていると言われている。しかし、実際に使ってみるとコンデンサー型のマイクはノイズに弱く、ブーンという電源絡みのハム音に悩んでいる人が多いと思う。
今回、マイクからのノイズに強い指向性ダイナミック型マイクロフォンを買って試して見たところ、思いの外、良かったのでレポートしたい。
ダイナミック型マイクは、コンデンサー型マイクに比べて、感度が悪いので小さい音が拾えないという欠点があるが、必要の無い音までは拾えないという利点として考えると、ノイズや衝撃に強く、人間の声を確実に拾うマイクとしては優れている。そのため、カラオケで使うマイクは、ダイナミック型マイクロフォンなのである。
通称”ジャイアンのマイク”と呼ばれるカラオケ用のダイナミック型 ヴォーカルマイクロホン AT-X11を買ったのでレビューする。
詳しいマイクロホンの解説記事はこちらに書いているので、解説が必要な人はどうぞ。
AT-X11のフォトレビュー
内容物は、マイク本体、XLRコネクタ→3.5mm径ミニモノラルプラグ→6.3mm径標準モノラルプラグがついた5mの立派なケーブル、マイクを守るプロテクトリングの3点。マイク自体は、重くて258gある、ケーブル込みだと517gとさらに重い。
取扱説明書は、パッケージの裏に書かれている。ダイナミック型なので、「コンデンサーマイク用の給電型のマイク端子に挿すことができない」という注意書きが書かれている。つまり、パソコンやUSBオーディオインターフェイスのマイク入力端子に挿して使う事ができない。
ダイナミック型マイクロフォンは、マイクプリアンプやミキサーにつないで使うマイク。
ヤマハの実況用に特化したミキサー:AGシリーズ、AG03につないでみた。コンデンサー型マイクと比べて、ブーンというハムノイズを拾わないことが分かった。マイクのゲインは、かなり上げないと音が大きくならない。モニターのヘッドホン側でマイクの音を直接聞いても、ノイズがほとんど乗っていない。素晴らしい!
AT-X11のまとめ
プレイ実況用のマイクで、ノイズに悩まされている人は、このジャイアンマイク、AT-X11とAG03の組み合わせで、それが解決できるはずだ。
重いマイクと立派なケーブルなので、マイクスタンドもしっかりとしたものを選ぼう。
併せて読みたい。
- マイク プリアンプ AT-MA2について紹介
- BEHRINGER MA400(マイク モニターヘッドホンアンプ)の紹介
- BEHRINGER MX400(チャンネル ラインミキサー)の紹介
- ヤマハ 実況用ミキサー AG03の紹介
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