アフィカスを量産しているブログ塾門下生の中に、金儲け最優先のおバカな主婦のアフィカス・ブロガーが急増しています。その中で、野菜の産直系APS広告へ誘導するために、ブローカー(ASP)が用意した、デタラメの販促文例集を、そのままコピペしている酷い記事を目にして、危機感を持ったので、私も書きます。
まず結論から言いましょう。
安全安心な野菜を語る資格があるのは、自ら野菜を作っている農家や家庭菜園をやっている人に限られます。
自分で野菜を作ったことない人が、野菜について語ったところで、説得力はありません。信頼できる農家に作ってもらう? ふん、自分らで食べる野菜と他人に売る野菜の違いなんて、実際に作っていないとわかりませんよ。そもそも、「商売(ビジネス)」というのは、(金を出す)バカな気の毒な客に都合の悪いことは伝えずに、儲けをたっぷりのせて取引することなのですから。
アフィカスが、自分でやったこともない有機栽培や無農薬野菜についてデタラメな情報を書いて、野菜や果物の産直通販のサイトへリンクを張っていること自体が、もうダメダメです。
露地物の野菜を作っている人なら、殺虫剤無しでは虫による食害を避けることができないこと身をもって知っています。
葉物野菜のアブラムシ被害とか、何度も経験してくると、露地物はあきらめて、家の中で水耕栽培をするしかないという結論になってしまいます。水耕栽培については検討中で、いずれはブログのネタにしていきたいです。LEDによる、光の波長と野菜の成長の関係が分かってきたのは、この十年なんですよ。水耕栽培用の薬剤や成分についてもです。
なにしろ、西日本でも屈指の○○の水耕ハウス栽培をやっている豪農一家がアレなんで(笑)。
JA経由で出荷する野菜は使う農薬(殺虫剤等)は、厳しく管理されています。
JAなどメジャーなルートで出荷される野菜や果物には、抜き打ちで農薬や放射能検査があります。もし、基準値より高い濃度の薬物や規定外の薬剤、放射能が検出されたら、その地域の対象野菜や果物が出荷停止、回収騒ぎになりなります。農家やJAとしても大損害になりますから、みんな神経質に管理しているんですよ。出荷する野菜を作っている農家の畑に隣接する畑で、出荷直前なのに禁止薬剤を散布したために、大げんかになるとか、よく聞く話です。除草剤(草枯らし)も、土地の境界線、土手の法面、水路回り…、勝手に散布して、怒られる… なんて、田舎に住んでいるのなら、1度は経験します。町内会の会報にも、薬剤使用の注意喚起の記事が載りますからね。
有機栽培や無農薬野菜や果物は生産が安定しないので、経営上、リスクヘッジで低農薬野菜も作る。
野菜や果物の露地物は、天候によって収穫量や品質が大きく変わります。我が家でも、今年の冬〜春にかけての気候が、昨年、一昨年と違ったため、玉ねぎの生育が極端に悪くなりました。なぜなのか? ご近所の畑の生育状況や、お客さんの中で、今年の玉ねぎは例年並みにできたという人からの情報で、何が悪かったのか?を今、いろいろと調べているところです。そういった、毎年毎年のデータやノウハウの蓄積が、来年の野菜作りへのヒントになっているわけです。
企業と契約する農家は、安定した野菜を供給することが、何よりも大切なことになります。でも、無農薬、完全有機野菜は手間もコストもかかる割に、収穫量も安定しません。だから、安定した野菜造りのために、積極的に薬剤を使うことになります。
もちろん、管理されているので、変な薬剤を勝手に使うということは、(建前上)していないということになっています。
半導体メーカーの工場を葉物野菜の工場へ転用する試みがはじまっている。
東芝がレタスを? とか、もう珍しいニュースでは無くなりました。韓国や中国、台湾へ日本の技術が流出し、日本のメーカーが液晶パネルや半導体の製造から撤退しています。半導体の生産から撤退しても、その工場設備は葉物野菜の生産工場として、生まれ変わっています。特に、照明のLEDと水耕栽培の技術やノウハウが飛躍的に向上したことで、葉物野菜を無菌状態で、大量生産が可能になってきています。そのおかげで、露地物についてまわる諸々の問題を回避でき、年中季節に関係無く野菜の安定供給と価格安定維持に貢献しています。
工場生産による野菜栽培が軌道に乗れば、安定して安心安全な野菜が次々と工場で生産されるようになります。工場生産技術が改良され、栽培システムがコンパクトで省電力になっていけば、飲食店のテナントビルの地下で、その飲食店で出す葉物野菜は、全部作っている みたいなことになると思います。
「無農薬・低農薬・減農薬野菜は、しょせん自己申告制なので、農薬を影で使っていても?分からないから」不安だという、疑心暗鬼をあおる自称「有機栽培」家やブローカー
「天に向かってつばを吐く」、最初っから破綻した主張なんですよね。だから、自分で作る野菜や果物以外、まったく信用できないってことなんですよ。
なのに、どこの業者や農家も、「有機栽培ガー」「無農薬野菜ガー」、っていう。そして、「うちは大丈夫。安全安心です!」って口をそろえて言う。その胡散臭さは、1000%です。
それよりも、「うちは、これこれ、殺虫剤や農薬、肥料は何々を使用していて、いつ頃まで何回やったのか?」を農水省が取り決めた基準通りに明示してくれていた方が、逆に安心なんです。
微生物学の応用で、堆肥、ボカシ作りができるわけで…
農業って、バカにはできません。やっている人の、いろんな能力を測るベンチマークとしても、有用です。
ボカシ作り、堆肥作り… コレについては、またの機会に書きます。
加筆・修正の続きは、順次。
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