梅雨に入って、雨の日が多いので、庭や畑に水をやる手間が省けて助かっている。

キュウリと辛ピーマン

 今年も、苗で買ってきたキュウリは、収穫できるようになってきた。キュウリは、小さいうちに採らないと収拾がつかなくなるので、朝晩チェックして、採る。

例年通り、これからしばらくは、キュウリだ。キューリって、食物繊維と水でできていて、あまり栄養価は高くない。歯ごたえや、緑の彩りを添えるのに、人気の野菜だ。

レタス、サラダ菜は、アブラムシ等の害虫で失敗

レタスとサラダ菜

 洗って食べれば、なんの問題もないんだけど、家族みんな、こんなのを見ると、食べるのを嫌がるんだよな。

 葉物野菜には、できるだけ農薬、殺虫剤を使いたくないんだけど、無農薬だと、こうなってしまう。テントウムシも大量に投入しないと、太刀打ちできない。

 まぁ、日頃、スーパーで買って食べている、露地物のレタスで、虫が出てきたら、苦情を言うのではなく、農薬は余り使っていないのねと、安心して食べられると感謝した方が良い。

 ちなみに、アブラムシを人間がそのまま食っても、寄生虫として人間の体内で活動することはない。昆虫なので、消化されて、栄養素を抜かれた後、ウンコになっていくので心配要らない。

江戸時代から続いていた人間の屎尿を肥料にするというエコ・サイクルでもたらされたギョウ虫という寄生虫の終焉。

 私達が子供の頃は、くみ取り式の便所で、ウンコやオシッコを畑の片隅に埋めているツボにいれて、発酵させて、肥料として畑にまいていた。

 ギョウ虫に感染している人のウンコの中には、ギョウ虫の卵がある。そういうウンコを畑にまいて肥料にすると、その畑でとれた野菜から人間の体内に入ってギョウ虫が大腸でわく… っていう感染サイクルがあった。だから、(衛生状態の悪いアジア諸国の人)中国人は生の野菜を食べることを極端に嫌う。 

 私が小学生の頃、「お尻の穴がむずがゆい」と訴えると、母は、お尻の穴をむいて、ギョウ虫が肛門からでてきていないか?を診てくれていた。今の若い親と子には想像も付かないことだろう。

 この三十年(1960年以降)で、畑に屎尿をまく事が無くなるにつれて、小学校で、ギョウ虫検査の陽性がでる子も年々減っていき、2016年度、つまり今年の4月以降は廃止になった。 

 で、寄生虫がすべて悪いかどうか?というのは、未だに議論が分かれるところだ。「ぎょう虫が子供の腸の中にいれば、子供の免疫力が寄生虫の対応に追われて、食物アレルギーや花粉症などのアレルギーが起きにくい」とは、昔から言われているのだが、それを実証することが難しい。1960年以降で、アレルギー性鼻炎(花粉症)の報告が急増しているのは、杉林だけの問題だけではないことが分かっている。

 意図的に寄生虫を感染させるとアレルギー疾患の症状が治まるという実証実験報告はある。しかし、こういった治療法が保険適用になって主流になってしまうと、アレルギー薬を開発販売している製薬会社とかアレだから。寄生虫駆除薬は枯れているので、薬価が安いのよね。儲からない。

 どちらにしろ、無菌的な状態の人間はロクなことにならないので、海外に出かける時は、その地域地域で蔓延する感染症対策としてワクチンを打っていくとか、日頃から、細菌に対する免疫力を高めるべく綺麗すぎる生活環境に身を置かないというのも、一つの手だろう。

「Dysonの掃除機買いました!」「ルンバ買いました!」って、キラキラ生活をブログで自慢する若夫婦の生まれた子供が、「ウチの子に食物アレルギーが発覚しました!」っていう、ありがちな展開になっている

のを酒の肴に、水素水じゃなくて炭酸水(私は酒を飲む習慣がない)をチビリとやるのが、何よりも楽しみだ。親子共々、花粉症でとか、まぁ、それに危機感を持った連中が、田舎に移住して子供を育てようって思ったんだろうけどねぇ…。でも、めんどくせぇヤツらは、こっちに来んな!