ゴールデンウイークも過ぎて、日差しもきつくなり、梅雨に向けて暖かくなるこの季節から、雑草との戦いになる。
雑草は、手で抜く、草刈り機で刈るのどちらかになるんだけど、除草剤も併用することで、作業を楽にするだけでなく、仕上がりも綺麗にできる。ただし、除草剤とは、草を枯らす薬、つまり植物にとっては毒であり、生物毒でもあるわけで、正しい使い方をしなければならない。
私は、いままで除草剤使用のネタを書くことを意図的にしてこなかった。しかし、最近急増してるアフィカス・ブロガーが、ライフハックを装う記事の中で、除草剤を安易に使い、その利便性だけを強調してセールスを最優先した内容を平気で書いている。この現状に私は危機感を持ったので、書くことにした。
今回は、
家とアスファルト、コンクリートの境目にはえる雑草の対策に、粉の除草剤を使う方法を紹介
したい。
我が家も、家の周りのアスファルトと建物の隙間に草が、どんどん生えてきて困っている。これを抜くために、100均で買ったラジオペンチを使っている。
つまんで引っこ抜けることもあるけど、ほとんどは、根が残ったままで上の茎と葉をちぎってしまうことになる。
で、一通り、草を取り除けたら、次々生えてこないように、除草剤をまく。
用意する物
- 粒剤(粉末)の除草剤(非農地用)
- 100均で売っている漏斗
- 横長の厚紙、(ダンボールでもよい)
- マスク、防護メガネなど
- 使い古したハケか100均で売っている刷毛
粉タイプは保管するのが楽だ。液体のものは、規定の濃度まで希釈(うすめる)しなければならない。希釈しなくて良いタイプは容器が大きく、手で持って散布するには不便すぎる。
農薬や除草剤は、土壌汚染、水質汚染のリスク管理が必要なので、散布するための如雨露(じょうろ)や墳霧器を別に用意しなければならない。さらに、風の強い日などにやると広範囲にまき散らしてしまうので、意図しない土まで汚染してしまうリスクがある。
イヌや猫などのペット、小さい子供がいる家庭では、除草剤を家の周りにまくことは、おすすめしない。
また、生物毒性がないとうたう酸性型の除草剤は、たんなる酢酸だったりする。酸性がキツい場合、我が家のように鉄骨、土台がコンクリートで打ちっ放しの塊ならダメージは少ないにしろ、あまり好ましくないと言う人もいるので、成分を良く見つつ、高校や大学でならった化学(薬学)の知識を生かして、選択しよう。
やり方
一目瞭然で、建物とアスファルト(コンクリート)の境目に生えている草のところだけに、粉(粒剤)の除草剤が降りかかるようにするだけ。
壁のない、アスファルト(コンクリート)のつなぎ目やヒビ割れのところに、除草剤をまくときは、100均で買ってきた漏斗を使う。(神経質な人向け → )ヒビからこぼれた除草剤の顆粒は、先の厚紙と刷毛を使ってヒビの溝に集めて落とし込んでおいてやると完璧だ。
軒が大きくて、雨水がかからない場所の場合は、粉剤が溶けないと効果がでないことから、すこし水をかけてやると効果的だ。
庭側は、芝生になっていると思うので、芝生用の除草剤をまくと、芝生以外の草が生えにくい。手間が、からないのでおすすめだ。
除草剤の効果はワンシーズン持つ。
今の時期に、1度まいておけば、今年は終わりのことが多い。小学校クラスの施設でも一瓶なので、一般の住宅家屋と敷地なら何年分だろうか?。除草剤の量と除草能力などの違いがあるものの、雨水が流れるような所以外なら、ゴールデンウイーク中に草を抜いて除草剤をまいておくだけで、今年の作業はしなくて良いくらい。
園芸屋か、シルバー人材センターに頼んで、庭木の管理や雑草の処理をしてもらうのも良いだろう。同じことを、自分でやれば年間十万円ほどのコストダウンができる。
法面などの(エンジンの墳霧器を使う)除草剤の使い方と草刈り機の併用については、すこし長くなるので、別の記事にする。
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