スマホやタブレット、携帯電話、携帯ゲーム機やコントローラを充電するためのAC-USBアダプタを、いろいろ買っているんだけど、そのうちの一つ、RAVPowerの24W DUAL WALL CHARGER(RP-UC11)を買ったので、レビューする。
結論から言うと、
RAVPowerの24W DUAL WALL CHARGER(RP-UC11)は、ちゃんと使えるUSB充電器である。
RAVPowerの24W 2ポートUSB ACアダプタのフォトレビュー
本体と取説。USB充電器の人気ブランドAnkerとよく似たパッケージング。
USBで接続するものを信号線を使って認識し、急速充電に対応しているものであれば、それに合わせて急速充電をする機能がついている。このRAVPowerでは、iSmart出力自動判別機能と呼ぶ。
サイズは、53×53×28mm。重さは、81g。国内旅行のバッグに入れるのに、邪魔にはならない大きさ。
壁のコンセントにさす、ACプラグ部分(二枚のブレード)は折りたためる。ただし、出っ張り具合が微妙だ。まぁ、千五百円の製品にあまり期待してはいけない。
壁のACコンセントに挿すと、こんなかんじで青いLEDが点灯する。寝室の枕元に置いて使おうと思っているんだけど、USBのポートを2つともケーブルでふさげば、青の光に邪魔されることはないだろう。
挿している限り常に通電して、青色の光が点灯していることから、ACタップはスイッチ付きがおすすめだが、直挿しではスイッチに干渉する可能性がある。
Androidスマホ フリーテルのMUSASHIをRAVPower 2ポート充電器で充電し、リップル電流をチェックする。
まず、標準的なAndroidスマホ(今回はフリーテルのMUSASHI)の充電状態を確認する。信号線のついたmicroB-USBケーブルを使い、なおかつ、充電の電流と電圧をテスターPC700で測ってパソコンでデータとして記録してみる。
電流、電圧を見ると急速充電をしていることが分かった。(MUSASHIは信号線の無いmicroB-USBケーブルが純正で付属するので、MIYABIのように信号線のあるなしで充電がかわるわけではない。)
それから、AC式のUSB充電器でチェックするのは、交流成分が限りなく除去されているか?ということに注目しよう。
ガジェット系ブロガーがUSB充電器についての記事を書くのなら、整流回路で取り除かれなかった交流成分(リップル電流成分)がどれだけあるのか?をチェックできてるかどうかを見なければならない。 もっと詳しいことは、月刊 トランジスタ技術 2016年3月号の144ページからの充電用ACアダプタの殻割り解説記事を参照のこと。
タブレットとしては、大電流の2.4Aを必要とするiPad Air 2の充電をRAVPower2ポートUSB充電器でやってみる。
iPad Air 2がバッテリーを使い果たし、システムが落ちた状態からの充電。
RAVPower 2ポートUSB充電器は、カタログスペック通り、5V / 2.3Aを流していることが分かる。粗悪なAC-USBアダプタの中には、急速充電とうたっているわりに、実際には5V / 1Aも出ていないことがある。さらに、リプル電流がすごく大きくて、バッテリーの充電回路にダメージを与えるのではないか?という程のものもあるので、気を付けよう。
Ankerのものは、過去に何台も買ってテストしているので、まともな充電器だと思っている。
今回、RAVPowerのUSB充電器も、テストしてみて、急速充電もできることが確認できた。さらにリップル電流も目立つような大きさでもないので合格だ。
さらに、2つのUSBポートに、iPad Air 2、Retina iPad (iPad 4)をつないで充電させてみたが、本体もさほど熱くならずに、充電し続けることを確認した。
他のUSBの機器も問題なく充電できる。
PS4のDUALSHOCK 4、PS Vita、Wii UのGamePad(要:専用USB充電ケーブル)、3DS&New 3DS LL(要:専用USB充電ケーブル)、iPhone、iPod touch 6、WIFI SDカードリーダー 、モバイルバッテリー、Bluetoothヘッドセット、ヘッドホン他… 充電ができることを確認した。
RAVPower 2ポートUSB充電器は、AMラジオへの雑音が入る。
AC-DCコンバータは、スイッチング電源という、ノイズが出やすい回路でできている。そのため、ラジオやテレビなどの電波に影響がでることがある。
いつも通り、ラジオICF-WS7600GRにて、雑音の検証をしてみた。AMラジオは近づけると、ローカル放送局がまったく聞こえないレベルのノイズがでていることが分かった。FMはあまりノイズが入らない。
RAVPower USB充電器の本体に電線を巻き付け簡易アンテナとして、オシロのFFT機能でチェックしてみたが、だいたい30〜100KHzあたりにノイズがでているようだ。AM波への影響は、30cm以上離すとほとんど影響をうけないことからも、問題ないレベルであることが分かった。
粗悪なAC-USBアダプタは、ひどいノイズをまき散らし、部屋中の無線LAN、Bluetoothなどの機器への影響をだすことがあるので、注意が必要だ。
まとめ
Amazonで2千円以下で買える、コンセントに挿して使うUSB充電器は、AnkerとRAVPowerのブランドの製品が上位を占めている。その評判はどれも悪くない。ということで、Ankerだけでなく、RAVPowerのものも、必要に応じて買っていきたい。
他の Amazonで人気の、コンセントにさすUSB充電器のベスト5は、
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