三つ折れするBluetoothキーボードは同じデザインのものがいくつかあるようだ。Amazonで確認できるだけでも5種類ある。iClever® IC-BK03、ATiC キーボード 、3E-HB066、上海問屋のDN-12891…。出所はどれも同じ中華のブルーツースKeyboardだ。いずれも、キーピッチ(キーとキーの間の長さ)は、17mm弱(通常のフルキーボードは19mm)。しかも、US配列
 今回、EC Technology版の Bluetooth3.0 折りたたみ式ワイヤレスキーボード 超薄 内蔵電池 Windows/iOS/Android切替」を買ってみたのでレビューする。
 Bluetoothの規格が3.0で古いことからも分かるとおり、

数年前から、あちこちのショップでOEMで売られている三つ折れのブルーツースキーボードだ。

当時は8千円くらいで売られていたものだ。
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 届いて、箱から出してみたら、やっぱり、そうだなと(笑)。ただ、印刷してあるロゴが違うだけで、アイツが去年に自慢していたドンヤのアレと同じじゃん。ガッカリ…。リアルで自慢はできないし、そもそも、製品が古すぎてブログネタにすらならん… Orz。

付属品のmicroUSBの充電用ケーブルですら深々と刺さらない。

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 バテリー内蔵型なので、microUSBの充電用ポートがあるんだけど、造形的に、プラグの樹脂部分が干渉するだろ?みたいなデザイン。一部のmicroUSBケーブルは干渉して挿せないというのがあると、某君がボヤいていたが、純正のUSBケーブルですら、これだもんね。
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表から見ると、充電中はLEDが赤く点灯して、見た目もピッタリ刺さっているように見えるのがアレだ。

Bluetoothのペアリングは、FnキーとCを同時長押し。

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これも、よくあるBluetoothKeyboardのペアリング方法だ。
青のLEDが点滅している時に、iOSデバイスやAndroid側のBluetoothデバイスの認識とペアリング許可をしてやる。

Bluetoothの周波数帯2.4GHzにノイズや競合の機器がたくさんあるところでは、使えない。

 この製品っていうか、この三つ折れのBluetoothキーボードは、どこの通販ショップの評判や口コミを見ても、賛否が分かれている。
 なぜ悪い評判がこんなにあるか?というと、Bluetoothのキーボードは無線なので、電波障害が酷い場合、意図しない文字が続けて入ったり、反応がワンテンポ、ツーテンポも遅れてしまうからだ。
 だから、周りにWi-Fi、Bluetoothの機器がない環境で使うには、問題が出にくいということだ。だから、あきらめて使う分には、怒りでブチ切れることも少ないだろう。
 一昔前のワイヤレスのアップルキーボードや、Magicパッドが、Bluetoothの電波障害で使えない!って騒ぎになったのと同じだ。

キーピッチは、コンパクトキーボードの大きさギリギリなので、ホームポジションが取れて、タッチタイピングが可能。

 ワシは、A〜;の10個のキーの横幅を測って、キーボードのサイズ(キーピッチ)を評価している。大切なことなので繰り返すけど、この三つ折れキーボードはUS配列だ。
キーボードの幅の目安
 標準的な大きさのキーボードがキー10個分で19cm(キーピッチが19mm)だ。ちなみに、Ankerのコンパクトキーボードは標準のキーボードとほぼ同じ19cm弱なので、打ちやすい
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この三つ折れキーボードは16.5cm(キーピッチは17mm弱)と、ホームポジションが取れるギリギリの大きさだ。参考までに、キングジムのポメラが17mm。
 17mmよりもキーピッチが小さいと、人差し指を使う(1本指打鍵)入力方法になってしまい、なんのためのキーボードなのか分からなくなる。

小さすぎて、まったく使えなかったのはNexus 7のカバー一体型キーボード。

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 たしかにNexus 7のカバー&スタンドとしては使えるが、キーピッチ13.5mmのキーボードは使いづらすぎた。使おうとすると、ブラインドタッチができないので、キーボードを見ながら人差し指で押す2本打法でしか使えず、それなら、画面に表示されるソフトウエアキーボードをタップした方が良いだろ?ってことで、早々に放り出すことになった。最低でも17mmのキーピッチは必要であり、19mmが理想!

 で、結局、

この三つ折れ型のBluetoothワイヤレスキーボードは、決して誰もが買って満足できるキーボードではない。

これを手放しのベタ褒めで紹介し、買い推奨しているブロガ(YouTuber)がいたとしたら、そいつはロクでもないヤツだと評価して良い。

 
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