昨年、インクジェットプリンターを買いなおした。ヒューレットパッカード(hp)のOfficejet Pro 8610とOfficejet 6100の2台だ。

 黒だけでなく、赤、黄、青の三色カラーインクも顔料のため発色が良く、水に濡れてもほとんど滲まないため、ビジネス文書を中心として使うワシのニーズにぴったりのインクジェットプリンターだ。

ワシが、インクジェットプリンターを選ぶ選択基準は、インクカートリッジのインクをつめなおして使えるかどうか?の1点だけだ。

 Officejet Pro 8610とOfficejet 6100に共通して言えるのは、インクカートリッジの形式が同じということ。順次インクを詰め替えて使っている。

インクジェットカートリッジにはプロテクトがかかっている。

 だから、再生互換インクカートリッジを挿してもエラーが出て使えないことがある。そこで、インク詰め替えのInkTec(韓国製)を扱う良質設計で取り扱うものをチョイスしている。

 インク交換のノウハウを公開されているプリンター機種を見てから、インクジェットプリンターを買うようにしよう。

良質設計のマニュアルに従い、インクを再充填する。

933XLマゼンダ

指定されたインクをカートリッジのサイズに合わせて、吸引する。933XLのカートリッジは11ml。

933XLマゼンダ1

気泡を巻き込まないようにインクの液面下1センチに針を浸けてゆっくりと吸引する。シリンジ(注射の筒)のメモリいっぱいになるので、ピストンが引っこ抜けたら大惨事になるので、慎重に。

933XLマゼンダ2

インクの供給口に針を差し込む。この差し込み方向がミソなので、差し込み方向についての詳細は、良質設計のインクに添付されるマニュアル通りの方向に挿してやる。

933XLマゼンダ3

針を抜くと、バネ式の弁が締まっていれば、インクは漏れない。もし、もれるようなら、インクの穴を塞ぐバネ式の弁がおかしくなっているので、針でつつき直してやると良い。

インクカートリッジは、2つのカートリッジを交互に使う。

 良質設計のマニュアルにも記載があるが、このhpのインクカートリッジは、
  • プロテクトのために、使っているプリンタだけにしか使えない。
  • カートリッジは2つ用意し、交互に使わないと認識しない
ということらしい。だから、新品のカートリッジをそれぞれのプリンタ、8610と6100に買いそろえ、使ったら、インクを再充填し、保存。その間、次に用意したインクカートリッジを使うようにすると、プロテクトを回避できる。

 気を付けなければならないのは、今使い切ってプリンタが使用中止にしてしまったインクカートリッジにインクを再充填して挿しても、プリンタがインク無しの警告がでて使えない

 インクにかかるコストは純正カートリッジを買い続けた場合と比較して半分以下になる。カラーインクジェットプリンターの印刷コストが半分になるという気持ちになるだけで、心置きなくプリントできるので、何かと便利だ。

 プリンターの使用頻度にもよるが、2台のプリンターの製品寿命が尽きる頃までに、2〜3回のインク詰め替えキットを買うか買わないかということになりそうだ。