https://sundaygamer.net/pa-wg2600hp3-nintendo-3ds/
以下、古い内容なので、参考程度に。
今回は、子供のおもちゃなのに、「無線LAN、Wi-Fi、インターネット接続設定方法、セキュリティキー、802.11b/g、…」専門用語を理解し複雑な設定をしないと安全に使えないというNintendo 3DSのインターネット接続方法について話を書く。
それれから、NECのAtermシリーズ最新Wi-Fiルータが提供する、子供をインターネット接続から守る安全機能(こども安心ネットタイマー)を少し紹介する。
お父ちゃんやお母ちゃんのスキルが試される。
ゲーム機は、PS4やWii Uの据え置き機、3DSやPS Vitaの携帯機ともに、チャンネルの数が多い5GHzのWi-Fiの周波数帯が使えない。それがiPhoneやiPad、Androidのスマホやタブレットとは違うところでもあり欠点である。
そのため、
- ゲーム機は、2.4GHz帯802.11b/gを使うしかない。
- 混信が多い周波数帯域のため、十台以上が繋がるようなWi-Fi環境では、非常に不安定になる。
- ちまたには、Wi-Fiの5GHz帯、2.4GHz帯という周波数の区別すら知らない、説明しても分からないユーザが多すぎて、深刻な2.4GHz帯の混信が理解出来ない人が多い。→ 「メーカーが悪い」と言うDQN層。
- 2.4GHz帯は、5GHz帯の周波数と違って電波の回り込める力が大きいので、安物物件の複合住宅では、隣人のWi-Fi機器と混信して、使えないことが多い。
- Bluetooth機器、電子レンジ、電動ガレージのリモコン、他作業機械のリモコンの周波数が2.4GHzを使うことが多く、それらが混信の原因になることも多い。
その2.4GHz帯のWi-Fiの混雑への対策としては、
- PS4やWiiの据え置きゲーム機は、有線LANで接続する。
- パソコン、特にノートパソコンも許す限り有線LANケーブルで接続する。
- スマホやタブレットは、5GHz帯を使うように設定して使う。
- Bluetooth機器は極力持たない、スマホやPC側も使わない時は電波を停止させる。
- 壁などの遮蔽物が無い数メートルの距離で使うのであれば、Wi-Fi電波の出力を落として使う。
- 電波障害の起きやすい変電所、高圧高架線の真下、放送局送信所、アパートなどの複合住宅から、それらがない田舎の一戸建てに住み替える。
以下、接続方法について、確認事項を繰り返す。
Wi-Fi機器の接続のための手順は、
- MACアドレスをメモる。
- 自作の固定IPアドレス帳をみて、重複のないIPアドレスの割り当てを決める。
- 3DS側から、PA-WG2600HPへの接続設定をする。
- PA-WG2600HP側で3DSのMACアドレスの登録をする。
- テストする。
3DSをPA-WG2600HPに自動でつなぐ方法は、付属の「つなぎかたガイド」に書かれているので省略。
そんな、マニュアルに書いてあるようなことを記事を書いて、Googleの最初のヒットになっている、アフィ・ブロガのクソなのが多いんだが、それでは、セキュリティが万全ではないし、自動でやっていること自体が、諸々のスキルの低さ、文化レベルの低さをアレしているよな。だから、ワシがこうやって書いている。
Nintendo 3DSのMACアドレスをメモする。
「本体設定」の「インターネット設定」をタップ。「その他の情報」をタップすると、
「MACアドレスの確認」があるので、タップして、Wi-Fi MACアドレスのaa-bb-11-22… みたいなのをメモる。
この時、「-」(ハイフン)で二桁の数字(16進法)を区別しているけど、ルーター(PA-WG2600HP等)は、「:」(コロン)で区切るので気をつけよう。
インターネット接続設定を手動でやる手順。


「本体設定」→「インターネット設定」→「インターネット接続設定」の順でタップ。
「接続先の登録」をタップすると、あなたのインターネット接続環境に合わせた接続方法をご案内いたしましょうか?と聞いてくるので、「自分で設定する」をタップすると、すべてを手動(マニュアル)で設定できるようになる。
「手動で設定」で、まず「SSID」の入力。ワシのところの2.4GHz帯は、「g」だ。
ESS-ID(SSIDの隠蔽)のため、アクセスポイントに表示されないから、直に入力する必要がある。SSIDを入力し、「決定」したら、「セキュリティ」を入力する。
暗号形式は、WPA2-PSK(AES)を選択。
セキュリティーキーを入力する。大概ルータ(今回はPA-WG2600HP)の裏面に書いてある。ブラウザで設定画面を開いて、セキュリティキー(暗号キー)を見ながら、入れても良い。入れたら、「決定」で次の画面へ。
こんな感じで、SSIDが間違いなく「g」であることを確認して、右へスクロール。
IPアドレスを設定する。
あとは動画で省略。
今回は、テスト用の固定IPアドレス、192.168.0.111、サブネットマスク255.255.255.0、ルーターアドレスとDNS(ネームサーバー)を192.168.0.1にした場合の設定操作だ。
まだ、Wi-FiルーターPA-WG2600HPの側で、MACアドレスを登録していないので、接続に失敗した。
PA-WG2600HPに3DSのMACアドレスを登録する。
LANにつながるパソコンのブラウザで、PA-WG2600HPのクイック設定Webにアクセスし、「詳細な項目を開く」→「MACアドレスフィルタリング」→から、「MACアドレスフィルタリング エントリー一覧」で、
MACアドレスを追加をしていく。
「手動設定」なら、先ほどメモったMACアドレスを直に打ち込んでいく。「選択設定」を選べば、アクセス履歴のプルダウンメニューが開くので、そこから該当するMACアドレスが見つかるはずなので、それを選んで、「追加」ボタンを押す。
MACアドレスの登録がないからと、アクセス拒否されたMACアドレスも履歴に残っているので、「手動設定」ではなく、「選択設定」を選ぶことを推奨する。
これで、接続できるはずだ。確かめよう。 → 2015年6月時点で、オンライン対戦ができない状況が続いている。WG2600HP固有の問題なのでファームウエアアップデートを待つ。
こども安心ネットタイマーに登録する。
ブラウザでクイック設定Webにアクセスし、右下にある「こども安心ネットタイマー」のバナーをクリック。Wi-Fiで表示されている中から、未登録なのが今回つないだ3DS LLだ。「設定する」をクリックして、名前を決めて、大人用でとりあえず登録しておく。
子供に貸し与える時に、この設定を、子供用に換えて、タイマーを設定する。
これが、マニアックというか、「ここまで細かく指定しなくてもいいんじゃね?」な仕様で、驚いている。他のゲーム機の設定が一通り終わったら、この「こども安心ネットタイマー」に関して、新たに記事を書く。
この記事で使ったのは、New Nintendo 3DS LLの偽トロバージョンだ。画面をパソコンで表示できるキャプチャカードを内蔵しているので、操作をそのまま動画として録り込める。おかげで、スナップショット(写真)を撮らなくて済んだ。ただ、ポインタをしまうのを忘れていたので、ずっと中央にポインタが残っている。気にしないで。
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