元々怪しさ120%な噂の業者みたいなので、念のためにメールを送ると数分で返事が来る。担当者は、営業時間中、パソコンに張り付いているみたいだ。
「他のブロガ連中には届いているのに、わしのはいつ発送になるのか?」みたいなメールを送ったら、すぐに返事が来て、発送メールが来た。何じゃそれ?? すぐ送れるのなら、さっさと送れや(笑)。
ヤマトの紙袋に入って送られてきた内容物は、本体とビューヤーソフトのダウンロード先、インストール方法とプロダクツコードが記載されている説明書一枚とmicroUSBケーブル一本付き。
偽(にせ)トロキャプチャ というのは?
ケイティって会社の登録商標のようだ。元々は、映像出力のない携帯ゲーム機の基板を解析し、ビデオと音声信号をそのデータをUSBでパソコンへ転送。ビューヤソフトで携帯ゲーム機の映像と信号を表示する一連のシステムのことらしい。それを称して偽トロキャプチャと言うみたいだ。
で、この携帯ゲーム機の映像音声信号を取り出す基盤の製造と開発取り付け作業ってのは、十分に商売になるということで、ケイティって会社がでてきたんだけど、この評判がネット上では、悪い。
それに、偽トロキャプチャを使って実況放送している連中も、見ての通り、変なのしかいないし、そのほとんどがガキ…。
オプティマイズという解析と基板作成の元から、基板を買ってきて自分で付けようかと思いつつも、双眼顕微鏡のアームに目処が付かず、あのプリントパターンにハンダ付けするのは老眼のワシには無理。っていうか、面倒なので、様子を見ていた。
ゲーム機に限らず、製品ロットによって基板の変更はあるものなので、プリントパターンの変更があれば、取り付けフレキシブル基板の意味が無くなるからな。
今回、New 3DSの液晶出力データ部分の解析と映像信号を取り出す基板諸々が開発できたってんで、買ってみた。組み立て代込みで42800円だ。本体価格2万円、基板代9千円を考えれば、取り付け料は1万2千円程度と、そうボッタクリでもないので、食指が動いた次第。
この にせとろ キャプチャ関連で大きく分けると3つのグループがあるようだ。
まぁ、商売になると判断された時点で、こういう形態になるのは、どこの業種やジャンルでも同じ。発明、開発する人とそれを売って金儲けをする会社組織ってのは、分けてリスクを分散するのが普通だからな。携帯ゲーム機ってのは、元来、子供のオモチャだ。無制限に買い与えるバカ親のところの、当然、頭の悪い糞ガキも買う。だからこそ、トラブルもそれなりにあるだろう。
となると、客(ガキとそのバカ親)からのクレーム処理と、壊した連中からの修理引き上げ、事務手続き…、そういうメンドクセー仕事は、人間好きのヤツがやれば良い。
背面にmicroUSBのポートが増設されている以外は改造されていないNew 3DS LLと同じ。


少しねじれた状態だけど、microUSBのジャックが増設されている。他を換えずにキャプチャ基板を内蔵しているってのが、にわかに信じがたい。本当に動くのかな?というのが第一印象。microUSBジャックだけ付けたニセモン、偽トロ故に(笑)。
もちろん、ボディサイズはかわってないので、New 3DS LLの純正のスタンドに立つし、充電も出来る。
これなら違和感がないし、良いじゃん。改造する時に手袋してたのかな? 指紋も綺麗に拭き取ってあって、良い感じの仕上がりだ。一部、ケースを削った?と思われる樹脂の破片がでてきたけど、まぁ、気にしていない。
あー、ワシはゲーム機に保護フィルム貼らない。スマホもタブレットもポケットにいれて持ち歩かないもの以外は保護膜貼っていない。
別に下取りに少しでも高く出して、次を買うってことはしない。ゲーム機は、いまのところ、全部そこら中に転がっている。そのうち、基板だけは都市鉱山回収業者に出すかもしれんけど。
偽トロキャプチャをMacにつないで使う。
ビューヤソフト(n3DS_view.exe)はWindows で動く。そこで、Macでは、VMware Fusion 7.1.1を使いWindows 7 x64で、n3DS_view(x64).exeを起動する。同梱のA4一枚の説明書に記載されているとおりに、インストールしていく。
順番は
1.new3dsview.zipをダウンロードし全部を解凍。
2.同梱のUSBドライバーをインストール。
3.ビジュアルCプラプラ(Visual C++)の2012年ランタイムライブラリをダウンロードしてインストール
Direct Xランタイムライブラリをインストール。
セットアップは簡単だった。
で、MacBook ProのUSBにmicroUSBケーブルをつないで、3DSLLのmicroUSBジャックに挿してつなぐと、
USBデバイス(3DSLL偽トロキャプチャ)をどっちのOSにつなぐのか?と聞いてくるので、Windows 7へつなぐ。
これで、Windows 7側でドライバーのインストールとデバイスの認識をする。
で、n3DS_view(x64).exeを起動すると… 映る!!
VMware Fusion上で動いているので、表示をユニティにして見ると…
はい。ちゃんと映る。キャプチャハードウエアは内蔵され正しく接続されていることを確認した。見せかけのmicroUSBだけじゃないことがここに証明されたわけだ。
Mac OS Xでは、偽トロキャプチャの録画はQuickTime Playerを使う。
VMware Fusionのユニティ表示でビューヤが使えることが分かったので、画面キャプチャは、当初アマレコを予定していたんだけど、QuickTime Playerの新規画面収録(control+command+N)を使ってみることにした。これで、ビューヤで表示された3DSLL画面の部分だけをドラッグして選択。クロッピングも兼ねてやれば良い。
3DSのプレイ動画を撮りつつ、ブログにプレイ日記が書けるシステムを組み上げたので、時間があれば紹介記事を書きたい。
3DSLL側は、3D表示を最も深くかけてあるんだけど、キャプチャ側は3D表示にしない設定にしておけば、二重にぶれて見えることは無い。ビューヤソフトは、細かい設定ができるようになっていて、すごく本格的な仕様で驚いている。
現時点での偽トロチャプチャの問題点は、
- 音声がUSB経由で送ると途切れ途切れのノイズだらけで使えない。
- QuickTime Playerの音声はMac側の認識した音声入力デバイスからの入力しか選択できないので、3DSのアナログ音声をミキサーかスプリッターでMacのマイクやUSBオーディオデバイスの入力へいれてやる必要がある。
- 何時間録画できるのか? ロードテストが必要。
あと、偽トロキャプチャーボード側への電源は、microUSBからの供給なので、USBバスパワーの十分あるものでなくてはならない。Macの場合は、iPadを充電する必要があるので、どのポートもバスパワーは十分ある。偽トロに最適なしなやかなUSBケーブルを買っていろいろ試してみた記事はこちら。
ちなみに、MacBook ProはThunderbolt経由で拡張IOのCaldigit Thunderbolt StationやBELKINのThunderbolt Express Dockにつないでいるんだけど、どちらのUSB3.0ポートからも、VMware FusionのWindows 7から偽トロキャプチャを認識し表示できることを確認している。
偽トロキャプチャ New Nintendo 3DS LLを使って見て、問題と解決方法のメモ。
USBの初期化が行われず、ビューヤでの表示で「no signal」と出て3DSの表示が出ない。
→ 一度、ビューヤを終了させ、USBを抜き差しすることで、偽トロキャプチャを再認識させる。そうすれば、ビューヤ起動時に「デバイスの初期化をしています」表示が出て使えるようになる。
microUSBが脆弱で、microUSBプラグに力がかかると、偽トロのmicroUSBジャックが破損してしまう可能性が高い。
→ 補強する治具を検討中。不用意にmicroUSBプラグに折れ曲げる力がかかったときに、ジャックを破損しないように保護するようにする。
さらに、認識しない場合の抜き差しは、USB-Aプラグ側をするようにして、microUSB側の消耗をできるだけ減らすようにする。故障したら 有償でも修理に出すしかないか。
3DS LLの偽トロで、YouTubeライブをする方法
紹介記事は、こちら。
Amazonに「New」Nintendo 3DS 用の偽トロキャプチャ取り付けサービスが出ている。
これまた一部のアフィ・ブロガが買い煽らせている記事を書いているんだけど、決して誰にでもオススメできるシロモノではない。
あくまでも「ゲーム機なんて消耗品だから、壊れたら新しいのを買えば良い」という感覚の人向け。ゲーム機の一つや二つが壊れたから右往左往いう人は絶対に手を出してはいけない。
それから、ゲームプレイを実況して金儲けができるヤツは、ほとんどいないから。決して、素人は手を出さないように!!
※カプコンのモンスターハンタークロスが発売になった。不正防止のため、データの一部を3DSの本体のメモリに保存するため、他の3DSで遊ぶ時には、引っ越しが必要になったという噂だ。偽トロは、基板を取り付けるため、故障する可能性がゼロではない。もし、本体が起動できないほど故障してしまったら、フラッシュメモリ内のデータは取り出せなくなることかもしれない。ちなみに、ワシは、PSPのモンハンで、自分には合わないゲームだと思ったので一切やらない。
関連記事
偽トロキャプチャの音声処理について考える。HA400を使う事で、音が小さい問題を解決できた。
ケイティの中の人へ。
「独占」状態なので、価格やサービス競争がないから、いわれのない批判、中傷、嫉みや反発はさけられない。どんな分野のブレークスルーの研究や商品にもあるんだよ。
「批判、悪口が多い → それだけ注目度が高い。」ということに早く気がつくことが重要。対応策は、ただ一つ、コツコツと目の前のクレーム処理に対応して信頼を築く。どんな商売でも同じ。
だから、ネット上を徘徊して、火を消して歩く暇なんてないだろ?。
コメント
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早く欲しい方はアマゾンから注文するかクレームの電話を入れましょう!
でも、クレーム対応を放棄していないってことは、まだ反省と改善の余地があるかも??(笑)
スプラトゥーンで、なんとか息を吹き返しつつある任天堂も、PS4の独走、PS Vitaの苦戦が何であるのか?にさすがに気がついていると思います。
次期新型据え置きゲーム機NXでは、PS4同様に動画サイトへのプレイ動画のアップロード機能をつけてくるはずです。
PS Vitaの大失敗の原因は、PSPにはあった映像の外部出力端子を削ったからです。仕事も勉強もしないでゲームに課金をするようなバカな消費者層(ゲームのメインターゲット)に、振り向いてもらためには、そういう層が好んで見ている、YouTubeやニコ動を自社のゲーム機のプレー動画であふれさせる必要があるんですよ。ユーチューバに高い金を払ってステマさせるコストをかけるより、「みんなにプレイを見せたい!」というゲームソフトさえ出せれば、物は売れるんです。
だからこそ、3DSの後継機種を出せるほど 任天堂に体力が残っているとは思いませんが、私が開発担当トップなら、3DSに外部映像出力端子と専用のアダプタケーブルのついたプラス2万円高の、最上位機種のラインナップをつくりますけどね。
そうなれば、ケイティのような会社は、存在価値を失います。
任天堂さんには頑張って欲しい限りですね。より皆さんが満足のいくゲームを考えて頂きたい。このような人間が作った会社が一刻も早くなくなることを願うばかりです…