ワシらぐらいの年になってくると、親も生きていれば85歳という平均寿命を超えてきていると思う。ほんの二十年ほど前は、循環器や呼吸器系に老化を伴う病気があれば呼吸が出来ずにすぐ死ねた。今は、内服薬も良い物が出てきた上に、在宅酸素療法、酸素ボンベや酸素濃縮器を使って、長生きできるようになっている。

 そんな、呼吸器、循環器系の老化で在宅酸素療法をしている親(老人)に買ってやると喜ぶ!? パルスオキシメーター(酸素飽和度測定器)をAmazonから買ってみたので紹介しよう。

Pulse One パルスワン PMP-100B(自己測定用) 16000円弱。
同じ型番で、PMP-100Aってのが、医療従事者用のもので、表示が逆さになっているのが違う。
PMP-100
取説、巾着、本体、電池、ストラップ。
パルスワンの電池は、3VのCR2032のリチウム電池でコンビニ等、どこでも売っているもの。説明書によれば、電池は3ヶ月ほど持つとのこと。
PMP-100-1
ちゃんとした医療用器具なので、こういう書類がつく。
PMP-100-2
電池の交換は、ここを押さえながら下にずらすと簡単に蓋が外れて
PMP-100-3
電池を入れられるんだけど、80歳を超える老人には難しいので、2〜3ヶ月毎で電池を交換してやろう。

PMP-100-4
こうやって、指をはさんで使うんだけど、爪側にしても正しく表示できている。指を横にしてもOK。ネイルなんかやっている若いコで、パルスオキシメーターを使うような人はいないと思うけど、爪に色を塗っているのなら、横向きでも測れる。

酸素飽和度は、95%SpO2以上であれば、正常と言われる。ただし、室温が零度近いなどの寒い環境下では、正常に表示できないことがあるので、その点を注意しよう。

うちの年寄りも、在宅酸素療法で、酸素を吸いながら生きながらえているわけだけど、血圧が70以下で、血圧自動測定器が動作しない。パルスオキシメーターも、90〜95程度と、ヤバい状況なんだけど、まだ生きている(笑)。
 せっかく買ってやった血圧計もエラーで測れない。だけど、パルスオキシメーターなら、まだ表示がでる。
 生きている証として、こういうのを欲しがるようなら買ってやると良いだろう。もちろん、機嫌を取りつつ、最新の遺言状を直筆で書かせることを忘れずに。