さて、前回の続き。
IW7706
ヘッドホンのスピーカー部分のインピーダンスを計ってみる。測定には、東京デバイセズのUSBオーディオインピーダンス・アナライザ IW7706を使う。

 東京デバイセズのIW7706についての記事はこちら

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スピーカーの部分をDMMで抵抗値をはかると、35Ωくらい。
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ステレオミニプラグで計ると41Ωくらい。というのも、音量調節のためのボリュームがついているから。最大にすると800Ωくらいになる。

で、インピーダンスを計ってみると…
インピーダンス測定結果
青い線がスピーカーを直に付けて計ったもので、赤い線がミニプラグで計ったもの。赤い線はあまり参考にならないと思う。

結果は、良く見る形だ。
100Hzあたりが抵抗値が高くて、あと高音域で山がもう一つありそう みたいなかんじだ。
定電圧型のアンプで駆動すると、抵抗値の高い100Hzあたりの美味しいズンドコな低音が出にくいという、いつものパターンと読み取れる。しかし、抵抗値が30%程度の違いでは、その差を人間は聞き分けられない。

で、電流を一定にして、こういうスピーカーやイヤホンのインピーダンスの変化を実質無くしてしまおうってのが、電力型ヘッドホンアンプってことなんだけどね。


 今年こそは、卓上スピーカーのキットを買って、作って遊ぶ ってネタでも、やっていきたいので、その準備をしていきたい。