ワシの父ちゃんも、80歳を超えて、猟ができなくなってきた。今冬のイノシシは7頭で、最大70キロクラスだったとか、高齢なんで、今年の狩猟免許の更新は止めさせた。百キロクラスになると、槍でトドメが刺せないんだよ。だから、猟銃を持った仲間を呼んで、スラグ弾で頭を打ち抜いてもらう。

 それで、頸動脈と心臓をグサりとやる。美味しい肉を採るためには、適切な血抜きと迅速な冷却。解体のノウハウは、動物別の解剖学的知識があれば楽勝。ウサギから人間まで何でも来い みたいな(笑)
 重要なのは、寄生虫除去と、腐敗しないように衛生的に作業すること。膀胱や大腸などの消化器官を傷つけずに速やかに取り除くこと。うっかり破って、ぶちまけてしまうと、臭くてもう肉が食えない。
 

 猟銃を扱うのも老人ばっかりになって、事故が多発してて、若い世代に引き継ぐ話が良く出ている。ワシはそういう殺生はしない主義なんで、継がない。ウチは、事故の元、争いの元なんで、銃はもっていない。

 猟銃なんて維持管理が面倒すぎて、最近は、銃砲店に弾薬と銃を預かってもらっておくというスタイルが増えている。 

… そんな話はまたにしようか。 ってか、こういう生活に憧れるって、なんか おかしいとワシは思う。

で、本題。

 田舎で、すきま風だらけな家屋だから部屋の中で、いろいろ燃やしても一酸化中毒にはならないから、心配はいらんけどね。

 排気は外へ出すのが原則。昔の家屋ってのは、囲炉裏からでる煙を屋根の排気口から抜ける構造になっている。ただ、昔の貧乏な家は、そういう構造をケチって作っていなかったから、いろいろと問題が起きていた。

 ま、一酸化中毒ってのは、いろいろと便利で、都合の良い安楽死の一つとして流用されていたんだけどね。

 さて、今はってぇと、ロケットストーブを自分で作るのが一番じゃないかな? 

 囲炉裏のあった旧家屋に住むジジババの家では、囲炉裏の灰を取り除き不燃板を張って、薪ストーブを置いている。薪ストーブを知らない孫家族ひ孫が遊びに来て火傷しないように、囲いも売られている。

 薪ストーブは5千円程度でホームセンターで売っているのを買ってきて煙突の取り付けは、壁を通す部分の断熱と加熱による発火させない防火対策が必要だけど、それも、高校や大学の基礎で習う知識とネットで検索すればいくらでも出てくるんだよ。

 ロケットストーブをドラム缶で覆う方式は、5mくらいは水平に煙突を伸ばせるので、部屋の暖房に活用した後、壁から排気できて、防火対策もそんなに気を遣わなくて良い。

 ちょっと、ワシんところを見に来ていると思うから、ここへ書いとくわ。

とりあえず、ロケットストーブは、田舎のボロい住宅には、便利な暖房器具だと思う。自分で作れるし。