リクエストに応えて(笑)、ワシの書斎にある録画システムのうち、テレビ録画の中で、TVチューナーの自作機についての話をする。

 結論から言うと、

  • 録画機は録画専用機として徹底した静音設計にする。
  • TSファイルはHDDを大量に積めるNAS(用自作機)に、毎日LAN経由で移動。
  • 日頃使うタブレットやPCから、録画機、NAS(用自作機)、エンコ専用機をリモートできるように設定しておく。
  • TSファイルを蓄える自作機(NAS)は、エンコード専用機と兼用でも良い。

テレビチューナーのPC録画機は起動用SSDと録画データ用のHDDの二つ搭載で良い。

 1080p、720pのフルHDの動画を録画する場合、PCの要求されるCPUの性能は、Core 2 Duoの2GHz以上あれば良い事は、前にも言ったとおり。

 ここ数年のPCなら、オーバースペックなので、自作の場合、安くて発熱の少ない物を選び、ファンレスにできる。起動ディスクはSSD、蓄えるデータ用のHDDを3-4TBの静音なものにすれば、PC筐体の電源FANだけで、あとはHDDの音は一台分だけになる。

 この音が出るHDDを一つだけというのが重要で、同じHDDを2台搭載すると、それぞれのHDDが発生する音の周波数に僅かな違いがあると、ウナリを生じる。1Hz違っていたら、ウオンウオンと一秒間隔の唸りになる。これは、かなり耳障りな音だ。2台でこれ。3台、4台と内蔵させるためには、それ相当の静音対策を施さなくてはならなくなる。

 3TBを3台内蔵させる時点で、発熱からHDDを守るために、FANの増設は不可避であり、FANの回る音、振動、HDDの音と振動が加わるわけで…。音を抑えるためには金がかかる。

 単純に、自分の居場所から、限りなく遠くに配置するのが簡単だ。理論上は、距離が二倍になれば音圧は1/4になるはずだが、部屋が狭いと、部屋自体が共振、共鳴し、音圧が下がらないことがある。

 これが、いわゆる賃貸のワンルームとなれば、部屋の改造もできないし、逃げ場が無い。

 オリオスペックなんかで、PC録画機用のPCキットを販売しているんだけど、あれは静音性を高めるために、いろんな工夫がしてあるから高い。
  ワシの録画機は、ペンティアム3や4の頃からのケースの流用で、中身は、M/Bは5千円程度のLGA775の古いものばかり。壱号機と弐号機。二台以上を常に稼働させている。どちらが故障しても良いように。
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 HDDとM/Bは新品で買ったけど、CPUとか中古で買ったもの。これで十分。

 あとは、静音と安定した動作のために、十分な冷却ができるように、FANコントローラを使い、夏場と冬場での動作させるFANの数と回転数を変えている。
 

 録画機自体の動作音は、冬場はほとんど無い。電源がはいっているのかどうかを音ではわからないので、FANコントローラの表示やICカードリーダのLEDの点滅、LEDランプで確認するか。LAN上で、SMB共有で見えるか、Splashtop2やRemote Desktop Connectionで観ている。

 夏場は、カエルや虫の声がうるさいし、エアコンの送風の音が大きいので、多少FANの回転数を上げたり、動作するFANの数を増やしても、相対的に、うるさく感じることはない。

 PCの自作をする上で、ワシは冷却を最優先にしている。効率の良い空冷ができるスカスカのケース。用途に応じて過剰にならない部品構成、そして、静音ファンとファンコントローラによる、エアフローの確保。
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 これはエンコを主に担当する自作機。Cooler Masterシリーズは、電源が一番下。フロントのHDDへは大きなFANがついていて、HDDのマウンタの間隔が冷却しやすいようにできている。ケースの上には、FANを取り付け可能な穴あきのデザインで、エアフローが作りやすくて、よく冷える。

 この空冷と静音に関しては、掃除機と呼ばれたPowerMac G4で、高いサードパティ製の静音ファンやコントローラを買わされたりと、散々辛酸をなめされられた。水冷はPowerMac G5の度重なる漏水で疲弊した。そして、Mac Proの静音性設計には、当時としては随分と感心させられたもんだ。

 Mac Proのエアフローの考え方を、自作機で参考にした。おかげで、エンコ機も、HDDやマザーボードの故障が頻発することはない。今も、暖房機変わりに、CPUパワー全開で、TSファイルをmp4ファイルに変換し続けている。
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脱線しついでに、

骨壺Mac Proは、グラフィックカード2枚とロジックボード1枚を三角柱にして、煙突状のカバーをかぶせ、自然対流、煙突(チムニー)効果と、FAN一つをゆっくりと回して冷やすという、すばらしい設計なんだよな。
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んで、うるさいRAID構成のHDDボックスは、5〜50mのThunderboltケーブルで、別室のサーバルームや、我が家のような工作室へ置く みたいなことができる。

 日銀の無茶な金融緩和、アベノミクスの副作用が出始め、さらにstagflationが加速するだろう。実効ドル円レートは過去最安値水準になっている。多少オーバーシュートはするものの、積み上がったドルポジションのアンワインドが始まるのは時間の問題だ。タイミングを見計らいながら、手に入れたいと思っている。
 過去二十年以上の経験から、Apple Inc.の新製品のうち、新筐体なモデルで、初期ロットは致命的なハードウエアの問題を抱えていることが多いから。全く急ぐつもりはない。骨壺を買って、ブログで自慢しても、衝動的にアフィを踏んで買ってくれる読者が何人いるだろうか? (笑)。

 話を元に戻して、今は、タブレット全盛時代に突入し、もうFANやHDDの音がすることはないからね(笑)。

だから、静かな部屋で、小さな音で音楽や動画(テレビとか)を楽しむ、卓上オーディオ、プア・オーディオの探求ってのが、活きてくるわけよ(笑)。

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