※2016年11月2日、WFS-SR01に脆弱性が見つかり、LANポートにインターネットに接続してWi-Fiアクセスポイントとして使った時に、乗っ取られる危険性があるという報告あり。ファームウエアは、1.10とそれ以前のものということで、後日、対策をしたファームウエアが配布されるとのこと。
 インターネットにつながないで、タブレットやスマホとWi-Fiでつなぐ通常の使用では問題なし。

以下古い内容
今月は、2つのWi-Fi SDカードリーダ&ライター(スマホ充電バッテリー内蔵)が発売される。
そのうちの一つが、WFS-SR01だ。iPhone 5s、5c、Nexus 7、Kindle Fire HD、どれもSDカードスロットがない。だから、こういうWi-Fiで接続するSDカードリーダー、ライターが必要となる。

 アイオーデータは、oeoというブランドで、NUBESってのを出しているんだけど、豪華なプラケースに入って価格が3千円とか、投げ売り状態だった。
 NUBESのダメダメな点は、とにかく「見栄えが悪い」ということだ。NUBESは小さくて軽く、必要最小限の機能を持っているんだけど、見せびらかしてナンボっていうものじゃなかった。
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 こういうガジェットは持ち歩いて、自慢してナンボの商品なので、スタバみたいなところで、机の上に置いてドヤ顔することが最大の目的なユーザ層にアピールしないと売れない。

 今回は「アイオーデータ」のブランドで、WFS-SR01という製品名ででてきた。
WFS-SR01
簡潔明瞭なセットアップガイドと、USB A-microBのケーブルがつく。
WFS-SR011
SDカードスロットは一つ。SDXCの128GBまでサポート。
WFS-SR012
 クリック感のある、見た目もわかり安く、押しやすい電源ボタン。WG-C10のように長押ししてオンになるような訳の分からない電源ボタンじゃない。押せばオン、オフも押せばスッと停止する。
 USBポートはHDD接続の記載がセットアップガイドには記載がない。 USBのバッテリーは、本体充電が1.5A、スマホへの充電が1Aになっている。カタログスペックは2600mAh。
重さは、 120g弱。
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見た目の大きさよりは軽い印象。実際に、WG-C10やREX-WIFISD1と比べて軽い。手触り、見た目、インジケータのLEDの光具合も悪くない。
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ケースのデザインも、アルミ風のつや消しプラ部分がアクセントになって良い。モバイルHDDケースみたいなので、勘違いする人もいるかも知れないけどね。

裏面には、MACアドレス、SSID、暗号キーが老眼のワシらにも優しい大きめの字で印字されている。
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 こういう、ちょっとした配慮が日本的で、ワシらのようなオッサンの道楽ユーザへのウケを狙っている。ツボは押さえているってことだな(笑)。
 ただし、暗号キーは携帯電話番号なので、持ち歩くのなら自分のオリジナルの暗号キーを設定しよう。
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で、結論から言うと、

WFS-SR01は、有線LANポートがついたREX-WIFISD1(WiDrawer )だ。

REX-WIFISD1と中身は同じなので、起動時間、Wi-Fiの安定性、接続安定性、動画再生としても文句なし。
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 Retina iPad、Kindle Fire HD、Nexus 7で、それぞれ、フルHDの5Mbpsのmp4ファイルを同時に再生している。どの端末でも、スライドバーで動画をスクラブ(先送り、後戻し)しても固まることはない。この条件を満たせるのは、他に、SONYのWG-C10、ラトックのREX-WIFISD1だけ。
 動作の感じや、ブラウザでアクセスする設定画面からして、中身はREX-WIFISD1と同じような気がする。アジアメーカのOEMで、バッテリーが若干違うだけというものっぽい。なら、もちっと安くせぇよ。
 Nexus 7で、素のTSファイルを再生すると、さすがにSDカードの読み出しが厳しいみたいで、他の端末の動画が安定しなくなる。
 音楽再生は専用プレーヤになるので、REX-WIFISD1と同じで、同じフォルダ内の曲をシャッフルできる。


Nexus 7で接続する。
 Nexus 7はAndroid標準機であり、Google Playが使えるので、WFS-SR01のクライアントアプリ「SR01 Manager」がダウンロードできる。
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Android系タブレットのKindle Fire HDは、Google Playではなく、アプリはAmazon独自の配布なので、こういうクライアントアプリが、登録されていないと使えない。
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 Nexus 7をWFS-SR01のWi-Fiに接続する。デフォルトの設定で、ボディの背面に書かれているSSIDと暗号キーで、アクセスできる。認証のレスポンスも良い。
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Wi-FiでWFS-SR01に接続して、クライアントアプリの「SR01 Manager」を起動すれば、操作は他のWi-Fiデバイスと同じで、とくに戸惑うこともないだろう。
Retina iPadで接続する。
App Storeで、「SR01 Manager」を検索すれば出てくるので、ダウンロードする。
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で、「設定」の「Wi-Fi」で、これまた、説明書通りにWFS-SR01のSSIDを見つけて、Wi-Fiの接続をする。暗号キーを入れてやるとつながる。
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 操作は、WiDrawerと同じ。Android版と全く同じで、表示は、アイコンの表示とリスト表示なんだけど、リスト表示の方が圧倒的に便利だ。他のメーカの製品も同じなんだけど、デフォでなぜ、リスト表示にしない? (Android版、iOS版)どちらも、名前順、変更日順などで並び替えをしてくれないのは、WiDrawer共々、アップデートに期待したいところだ。

 Nexus 7やiOSのRetina iPadは、説明書に詳しく書いてあるので、読めば使える。
Kindle Fire HDで接続する。
 Kindle Fire HDは、先にも述べたとおり、Amazonのアプリストアでクライアントアプリが登録されていないことが多い。例に漏れず「SR01 Manager」は登録されていないのでダウンロードができない。
 しかし、WFS-SR01もSMBファイル共有機能を搭載しているため、Kindle Fire HDのES File Explorerを使えば良い。中身が同じREX-WIFISD1のWiDrawerは、Kindle Fire HD版もでているので、I-O DATAもやる気があれば、比較的近いうちに、SD01 ManagerをKindleでもダウンロードできるようにしてくれるはずだ。

 接続は、Nexus 7と同様に、WFS-SR01にWi-Fiで接続する。ES File Explorerで、「LAN」の「スキャン」をしても、SMBサーバが見つからない。
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 そこで、直うちする。smb://10.10.10.254 で、匿名で入れない場合は、adminでパスワードは無しでつなぐと入れる。
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他のWi-Fi SDカード リーダと区別するために、IPアドレスだとわかりにくいので、名前をつけておくと良いだろう。
 ログインできれば、あとは、他のと同じで、サックサクのブラウズと動画再生ができる。
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ただし、素のTSファイルは、720pまでで、通常の1080iのTSファイルは、Kindle Fire HDでは力不足のため、カクカクして、まともに観られない。
SDカードの抜き差しは対応か?
 対応している。WFS-SR01本体を再起動する必要はない。白色に輝くSDカードのアイコンの点滅をみて、適当に判断して、リロードすれば良い。
USB接続のHDDは?
結論から言うと、USB接続のHDDも問題なく使える。
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玄立に差した2.5インチの320GBのHDD(exFAT)をつないでみる。USBホスト機能があるってことなので、バッテリーもでかいのでUSB給電のモバイルHDDもOK。REX-WIFISD1と同じなので、2TBのHDDまでOK。
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SDカードとUSBのHDD(USBメモリ)は排他的ではなく両方同時に使える。
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どちらをスクラブしても固まるとか、不具合は発生しない。動画再生に関しては、文句なしだ。
有線LANをつないでWi-Fi基地にする。
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有線LANケーブルを差し込んでから、WFS-SR01を起動すれば、自動でWi-Fi(無線LAN)基地になる。出張先のビジネスホテルで有線LANコネクタ(RJ-45)しかないところも、まだ多いはず。そういう場合には、この機能は便利だ。
タブレットだけでなく、MacBook AirやRetinaのMacBook Proのように、有線LANジャックを持たないMacをホテルに持ち込む場合にも、こういう有線LAN接続機能をもつWi-FiSDカードリーダがあれば便利だ。他の有線LAN(RJ-45ジャック)をもつWi-Fi SDカードリーダライターはこちらを参照
 いわゆるWIFIのNASアダプタとしても使えるのは、REX-WIFISD1と同じ扱い。
有線LANにつなぐ時にはセキュリティを設定しよう。
 WFS-SR01を有線LAN(もしくはブリッジモード)でつなぐと、デフォルトの設定では、そのままNASとして公開されてしまう。なお、REX-WIFISD1は有線LANがないかわりに、Wi-Fiのブリッジモードで同じ状態になる
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これが、場末の安ビジネスホテルでルータの設定がいい加減のところは、他の部屋のユーザから丸見えになるということを忘れないように!。
もちろん、アクセスするためには、ユーザログインが必要だ。
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独自に、ユーザIDとパスワードを設定していれば良いのだが、デフォルトのままだと、「admin」とパスワード無しで入れてしまう。
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 外に持ち出す時には、セキュリティの設定を忘れずにしよう!!ユーザIDとパスワード、そして、SSIDの変更とステルス化、さらに暗号キーも独自に変更しよう。

MacBook ProへWi-Fiでつないで、各種設定をする。
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とりあえず、MacBook Proでつないでみる。で、説明書通りに 10.10.10.254にアクセスすると…、
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どっかで観たことのあるデザインだな。って、これてってREX-WIFISD1と同じじゃん。
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うわー、設定まで同じ。SSIDもステルスにできるし、SSIDも自分で好きなように変えられるし、暗号キーは、自分で変えたら、裏面にメモを書いて貼って置くと慌てなくて済む。



バッテリーの充放電


WiDrawer(REX-WIFISD1)に有線LANポートがあったらなぁ と思っている人は、WFS-SR01をオススメ。有線LANポートは要らない、少しでもバッテリー容量が大きい方が良いのなら、REX-WIFISD1を選択。どちらも、同じ価格になっている。


順次追加していく。