→熱中症対策には、500ミリリットルのペットボトルのお茶に、小さじ1/4の食塩を入れるだけで良い。入れすぎは水分補給にならない。また、スポーツ飲料や塩飴は糖分を無駄に含んでいるので虫歯になる。
さて、本題。(週末に農作業をする人向け)
夏は、家庭菜園の水やり、敷地、畑などの草刈り、はてまた子供会関連で各種イベントの準備や片付けで肉体を酷使することになる。
とくに、エンジン草刈機で草を刈り払う作業は高速で回転する刃を使うため、常に異常なまでの緊張を強いられることになる。その結果、腰、腕の筋肉を緊張したまま酷使し、筋肉や神経の酷い炎症(腰痛や腕のしびれや震え)を引き起こしてしまう。
本業が肉体労働であれば筋肉質の肉体ができているので問題ない。しかし、ワシらのような軽作業程度しか日頃体を動かしていない者にとっては、週末の肉体労働は、筋肉痛として次の週、体中のあちこちが痛くて苦しめられることになる。なにしろ、通勤、買い物、通学の送り迎えは全部車だから、歩くことすらしない。
とくに、40歳を過ぎてから、日頃体を動かすこと(筋肉を酷使し強化する機会)も減るため、筋肉痛が2〜3日遅延して起きるようになり、さらに回復にも時間がかかるようになってきた。老化だから、しかたがないにしても、すこしでも改善できないものかと、皆いろいろ工夫している。
この二十年、いろいろと研究が進んで、効果的な薬剤がでてきている。
重要なのは3点。
- 筋肉を使用中に体脂肪を燃やせるアミノ酸等。
- 筋肉を使った後、速やかに必須アミノ酸の補給 。
- 神経と筋肉の回復中はカルシウム、アミノ酸とビタミンB群を摂る。
胃腸の消化吸収能力が老化で落ちてくる40代後半からは、食事で摂るより、薬の服用が効果的だ。
特に通販で安く手に入るので、常備薬としてストックしておくと良いだろう。
前や途中に飲むもの(予防系ドリンク)
カテキン系 ヘルシア等
お茶系はいろいろ種類があるので好みでどうぞ。効果はアミノ酸系に比べると、「気のせい」レベル(プラセボ効果)だ。
アミノ酸系:VAAM、イミダペプチド 等
最近のVAAMは水に溶かずに粉末を水で飲むものがあるので便利だ。ハードな家の掃除や片付け、農作業になりそうな時は、前もって飲んでおくと良い。これ単独でも十分効果がある気がする。
作業の途中から、今日は筋肉を使ってんなと思ってから飲んでも良い。
筋肉を使う→手短な筋肉を破壊(分解)しエネルギーを抽出→体脂肪を分解しエネルギーを抽出という一連の体内エネルギー確保のサイクルで、体脂肪を分解しエネルギーを抽出できるようになるまでには、若い人で30分程度の有酸素運動が必要になる。そこで、最初の30分で筋肉を分解してしまうのを最小限に抑えるために、あらかじめ、筋肉を分解して得られるアミノ酸を補給し胃腸器官から速やかに血中へ取り込むようにする。これが、分かってきたのは、この二十年のこと。
VAAMがスズメバチなら、渡り鳥の筋肉からわかったのが、イミダペプチド。これもアミノ酸系で、高分子分析機械が発達した今だから、いろいろ発見されては商品化される。
直後に飲むもの(回復系ドリンク)
プロテイン系(タンパク質系)
筋肉を酷使したあと、30分以内に飲むと良いと言われている。プロテインの中には水に溶きにくいものがあるが、SAVAS(ザバス)はマシな方だと思う。ボトルに前もって作っておいて、飲むのが良いだろう。
ホエイ(乳清タンパク)といって、牛乳由来のアミノ酸やタンパクが筋肉増強に良いとされている。
筋肉痛の軽減と早期の回復には、それなりに期待できる。体脂肪が燃えるので、数日は体重が減り続けるというダイエット効果が顕著である。
ビタミンB錠剤
市販のプロテインには既にビタミンBが含まれているので、過剰摂取にならないように気をつけて飲まなくてはいけない。神経系のトラブルには、「気のせい」(プラセボ効果)的に良く効く。尿が黄色になったり、吐く息が、独特の臭いになることがある。
ビタミンってのは、好き嫌い無く食事ができるヤツが、毎日飲むものじゃない。
スペシャル・ドリンクを自作する。
日頃から、ハードな農作業、土木建築や運送配達業務などで筋肉を使う仕事の人であれば、体が対応してくるので、アミノ酸を飲んでばかりでは腸管の廃用萎縮が起きしまう。食物で効率よく筋肉の元を取るようにすることが大切だ。若ければ、肉を中心にガンガン食べれば良いのだが、歳を取ってくると腸管の消化、吸収能力が落ちてくるし、脂肪や塩分を取り過ぎてしまうので、結果的に体を悪くする。鍬を振って耕す等、極限に近い重労働な場合には、玄米(胚芽が付いた精米)おにぎり(おかゆ)が、日本人のDNA的にも、最適なのは間違いない。しかし… 毎日玄米ご飯(おかゆ)もつまらないので…、必要な栄養素だけをピンポイントで安価に摂ることを考える人が、たどり着くのはコレ。
材料のベースは、(市販のプロテインの元はホエイなので)脱脂粉乳ときな粉と粉砕ごま。ちなみに、きな粉とスキムミルクは、筋肉増強、禿げ防止に効く。
青汁やユーグレアのような生物系パウダー、味付けに適宜、ココアと砂糖やインスタントコーヒー、果汁をいれて飲みやすくする。
フードプロセッサで粉砕、ジューサにしてぬるま湯やジュースをいれて液体にする。
原則、溶けないのでペースト状というか、どろっとしたのを飲むことになる。
味噌味にして、玄米ご飯に冷や汁のタレみたいにしてかけて食うのがベストと言われるが…。
ワシは飲み込めなかった。トマト玄米ご飯の方がまだまし。
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