ワシのMacBook Proは、IEEE802.11acに対応してないので、PlanexのGW-900DというUSB接続の無線LANアダプタを使ってつないでみた。
で、結論から言うと、
2013年7月時点でGW-900DとMacBookは、Mac用ドライバのおかげで28MB/秒前後で通信できる。
まだIEEE802.11acに対応してないMacに、このGW-900Dという無線LANアダプタを使って無線LANをするのは、過度の期待をしない方が精神衛生上良いだろう。11nの20MB/秒→11acの28MB/秒だから、8MB/秒の差をどう評価するか の違いだ。5GHzという非常に波長の短い電波を使うので、手をかざしたり頭が陰になったりする程度でも、速度が変わるくらいデリケートでシビアな通信をやっているから。
MacBook Pro内蔵のAirMacに接続する。
とりあえず、WR9500Nと同様に、前もって有線LANでWG1800HPに接続して、クイックWeb設定からMACアドレスを登録し、5GHzバンド、オーナーSSIDに接続する。
暗号キーを打ち込んで、接続をする。
で、システム情報で、Wi-Fiをみると…
802.11nのデュアルチャンネルでつながっている。
で、400GBのTSファイルの入ったフォルダを録画機からコピーしてみると…
だいたい、20MB/秒で推移しているので、良しとする。
2.4GHzバンドの方は、あまり期待できないので…
半分の9MB/秒くらい。それでも、昔は画期的な速度だった。
GW-900Dでつないでみる。
ドライバーは7月2日に正規Verがリリース(ggw-900d_driver_mac_v216.zip)された。とりあえず、ドライバのpkgをインストールし再起動してつないでみる。なお、βのドライバのアンインストールは、Terminalのスクリプトだけど、sudoのアレでドラッグ&ドロップで実行できないからね。って、βを試す連中には、釈迦に辻説法か。内蔵のAirMacや他のネットワークデバイス同様に、GW-900Dも単独のネットワークデバイスとして認識される。この状態では、まだネットワーク機器として動作していない。GW-900DをMacBook Proに差したまま再起動してやると認識するようになる。
あとは、WG1800HPにMACアドレスを登録して、アクセスする。
DHCPでIPアドレスを割り振られている。
β版のドライバでは、本体に直にGW-900Dを差していたにもかかわらず、USB2.0接続だったが、
正規ドライバーから、USB3.0のSuperSpeedバスにつながっている。
気持ちの悪い変な日本語を使う「にわか」ブロガが、USB2.0でしかつながらないとか、いい加減なことをかいているようだが、単にβ版のドライバをアンインストールして再起動してから、インストールしなかっただけの話だろ。β版を使う時の基本中の基本が出来ねぇクセして、マカーブロガ面すんじゃねぇ ボケ。って、コイツ、結局まともに使いこなせていないのな。
βのドライバーの22MB/秒から、すこし改善した。
5GHzバンドで、28MB/秒とまぁまぁの速度だ。それに、原因不明の切断は今のところ、あまりないようだが、手をかざしただけでも通信速度が変化をするくらいの、短い波長の5GHzバンドなので、速度の速い遅いは、元々正しく評価されない。
今回、正規なドライバーが公開され、さらに更新されることで良くなっていくモノと期待している。
Planexの製品は、無線LAN基地もUSBアダプタ子機も、実売価格がNECの半値という破壊的な設定である。中身は蟹マークのRealTekのチップでドライバのベースはRealTekから提供を受けているはず。ほかのメーカのも同じチップを使っている模様。
しかも、USB接続の子機はMac用のドライバも用意される。PLanexの製品は昔からいろいろと買っているんだけど、NECやバッファローと違い、販売価格を抑えつつも、バカなユーザの多いMacにも対応しようとする努力と企業姿勢を高く評価したい。
だから、割り切った使い方や遊びとして使うのであれば、お買い得な上にブログのネタ的にも費用対効果が高い。
スリープ解除後のWi-Fiの再接続は確実に行われるのか?
USBに差し込むWi-Fi子機アダプタだけの話ではなく、内蔵のWi-Fiでも、スリープ解除後の再接続されない問題が、時々でてくる。しかし、そのほとんどが、Wi-Fiの設定の問題なのだが、ユーザのレベルが低い(つまり、ナニ)ために、起こるべくして起きている。解決策は、ローカル固定IPアドレスにすれば良いだけのことなんだけどね。ふたを閉めてスリープになるためには30秒かかる。ふたを開けてスリープから復帰して通信できるようになるまでが15〜20秒かかる。しかも、Wireless-AC Network Utilityが起動している状態でないとWi-Fiが再接続しない。内蔵のAirMac (Wi-Fi)に比べると、スリープの対応が今ひとつ良くないのは、しょうがないか。
総括
無線LANでの接続スピードが速い遅いを語るのは、あまり意味が無い。とりあえず、安定して接続出来て、インターネットを利用する程度のに支障の無い速度(5MB/秒〜)出ていれば、ほとんどのユーザが不便に感じないはずだ。
無線LAN基地を選ぶ基準は、接続安定性とセキュリティの設定が、細かく設定できるかどうか?で、ユーザのPCスキルと好みの違いで選ぶようにするべきだ。
所詮、無線なので、二階と一階をLANでつなぐのであれば、こういう無線LAN基地を2つ使うようなことはせず、各階を有線LANケーブルでつなぐべきである。
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