DIY・自作系のブロガのみなさんと巡り会うまで、ゴミとして捨てていたものが多々あった。

今回は、アクリルケースのラベルを綺麗に剥がして、ケースを他に流用できるように下ごしらえをする方法を紹介しよう。(って、誰もがやっていることだけどね)

ここ十年で資源高によるエコパッケージで、豪華なアクリルケースに入ってくる消耗部品ってのは、ほとんどなくなってしまった。
それでも、ストック分や、小さいモノなどは、アクリルのケースに入ってくる。
昔はラベルの糊が水性で、水に付ければ簡単に剥がれていた。
いつのまにかラベルの糊がゴム樹脂系に変わってしまい、綺麗に剥がせないので、見た目もアレなんで捨てていた。
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樹脂なら有機溶剤で って考えるけど、シリカのガラスに張り付いたものなら有機溶剤で溶かして拭き取れるんだけど、アクリルだと、そうはいかない。表面が溶けて白く濁ってしまう。

で、ゴム系の糊で付いているなら、同じゴム系樹脂の糊を使っている粘着テープを貼り付けて剥がせば一緒に取れるはずってことで、いろいろ試してたんだけど…。
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日頃から、ホームセンターで、切らさないように買っている耐候性のある粘着テープ(Shurtape)とかが良い感じだと分かってきた。ビニルテープでも良いんだけど、それだとちょっと弱い。
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銀色で、ミシン目が縦横にはいっていて、手でちぎれるヤツ。日頃からホームセンターに通っている人なら、ピンと来るはず…。

ビートの効いた音楽を聴きながら、ぺたぺたぺたぺたとやっていると剥がれてくる。
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アクリルケースから剥がれた糊が、どんどんテープの糊面に付着して厚くなるだけで、粘着力は劣化しない。むしろ、増強される感じになっていく。だから、テープの量も指でつまめる程の大きさで良い。
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ラベルが付いたままだったり、ラベルを剥がしても糊がべったりで、見た目が悪かったけど、綺麗に糊をとれば、透明なアクリルケースになる。

これを加工して、基板を入れて… ってことも可能。そのためには、超音波カッターが必要になるんだけど、その話はまたにしよう。