新年度で忙殺中。
PCオーディオ(卓上オーディオ)関連のブログをチェックしていて、 デジタルアンプがどうこう、キャパシタ交換したら音が良くなったとか、電源を入れ替えたら良くなったとか、もうむちゃくちゃなことを書いているヤツがいる。
そういうのを、「ゆとり」連中が盲目的に信じて、デタラメを吹聴するというパターンが、社会現象になるのかもしれんね。スマフォの爆発的普及が、メディア・リテラシィのないガラ携の主力ユーザだったゆとり世代に浸透したことが原因だろう。
PCオーディオなら趣味の世界なんで何の害もないが、実際の仕事の現場でもデマに惑わされまくる「ゆとり」連中の言動には、いささか参っている。

自分のスピーカーがどういう特性で鳴っているのか?を調べる術も道具も持っていないのに、よくもまぁ、音のウンチクを語れるよね〜 という人もいる。

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必要最小限の道具で、できるわけだから、これくらいは持ってないと同じ土俵にすら上がれないってことなんだけど…。
三十年前のオーディオブーム黄金期とは違って、いまではパソコンも高性能で安くなっているから、パソコンとマイクがあれば自分のスピーカーがどういう風に鳴っているのか?を視覚的に観る事が簡単にできる。
昔からそういうのを紹介している記事がググれば最初にヒットしてくるので、是非参考にして欲しい。ただ、ゆとり君連中には厳しい内容かもしれない。

スピーカーの調整をするにはWindows PCとマイクが必要。
・パソコンを使って低い音から高い音までを出す。
・その音を調べたいスピーカーで鳴らして、その音をマイクで拾いPCのマイク端子に入力。
・マイクで拾った音の大きさをグラフにしてわかりやすく表示する。
これが、三十年前は高い計測器をつかわなきゃできなかった。今じゃ、パソコンにマイクを追加するだけで、測定できるようになる。なのに、なぜ やらないの? なぜ試してみないの?

マイクは、クセのない高い音から低い音までを拾うマイクにする。マイクにはマイクアンプが必要なものがあるので注意が必要だ。

こういうのでも十分だが、マイクの特性にすこしでもこだわりがあるのなら、比較的評判のよいものを選ぶといいだろう。


マイク用のプリアンプを持ちミキサーも兼ねたものが、各種録音やアナログ音声の取り扱いに便利だ。フルデジタルにこだわりが無ければ、PCオーディオのセレクターとして使うという私も含めて愛用している。
PCにWaveGeneとWaveSpectraをインストールする
WaveGene は、音声信号をつくるアプリケーションソフト。WaveSpectraはマイク端子の入力された音声信号を記録し、目で見えるグラフに表示するアプリケーションソフト。どちらも、無料。作者さんには感謝だ。 

で、Windows パソコンの音声出力とマイク入力をミニプラグで直結して、素のままで計ってみる。
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20Hzからスタートして、上は20000Hzまで。直結しているので音は出ない。
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測定終わり。このWindows パソコン(自作機)のマイク入力は30Hz〜20000Hzは平坦で、クセがないことがわかる。
スピーカからの音を実際にマイクで拾って記録してみる
低音から高音まで音が変化していく。音は小さめだとうまく計れないので大きめにすると、家族からの苦情がでてしまう。家族がいない時を見計らって、いろいろと計っていると…。

そこで、自分のスピーカーの周波数特性について、驚愕の事実を目でみることができるようになるわけだが…。
それについては次回を待て?!