ブログ内関連記事
・2014年40月30日〜 PS4のHDCP解除による、HDMIキャプチャシステムの構築について

・Ustream Producerとの接続について

・MacBook AirでInensity Extremeの使用を強く勧められないワケ。

・Intensity Shuttle for Thunderboltも買った。

★27インチのiMacをPS3+トルネでテレビ兼用にはできない。
このIntensity ExtremeやIntensity Shuttleは、HDMIやアナログの映像と音声をMacに.movファイルとして録り込むためのキャプチャーデバイスなので、iMac用のHDMI→Thunderbolt変換アップコンバータではない。

現在、その辺を整理した記事を作成中なので、いましばらくお待ちいただきたい。

キャプチャーデバイスは、Intensity ExtremeとIntensity Shuttle Thunderboltの2つ購入で、今年は終わりにしたい。もう、金が続かん(冷や汗)。今年はゲーム(とその録画)じゃなくて、電子工作趣味という高尚なものへ注力していきたい。

iPad 3とHDMI出力ケーブルでiPadのゲームや年寄りのためのチュートリアルビデオ作成をするためのキャプチャーも追加する予定だが、PS3と同じ扱いで良い。

さて、昨年からリリース、販売は昨年末ということだった。現実に日本国内で販売されはじめたのは、約2ヶ月遅れとH.264 Pro Recorderの1年よりは早かったということか。Intensity Extremeの上位機種であるプロ用のUltraStudio 3Dがすでに出荷されていることから、そんなに遅れることはないだろうと思っていた。

ワシは「にわかマカー」じゃないので「開封の儀」はしない。凝った梱包なんか、どうでもいい。中華のパチモンばっかり使ってるから麻痺した。いや、日本の製品でも簡素にして必要十分なエコ包装の方が増えている。

なぜ、ワシがIntensity Extremeを待ち望んでいたかと言うこと

Intensity ExtremeはThunderbolt接続できるHDMIキャプチャー・デイバイスであり、しかも価格が24000円弱と手頃な価格である

ということだからだ。

Blackmagic Design社のHDMIキャプチャーデバイスのうち、プロ用でなくて一般人が趣味で録画に使うもの(価格が5万円以下)としては、Mac ProのPCI-EバスにさすIntensity Pro、USB2.0で接続するH.264 Pro Recorder、Windows パソコンのUSB3.0につなぐIntensity Shuttleがある。今年前半でIntensity Shuttle ThunderboltというUSB3.0の代わりにThunderbolt接続のものが2万円弱の価格で出てくるということだから、期待したい。

ただ、デバイスのドライバはOSが変更になるたびに更新が必要で、Windows に比べてMacのOSの変更は頻繁にあり、アップデートやアップグレードの度に対応してもらう必要がでてくる。さらに、ハードウエア的にもキャプチャーデバイスは消耗品で、頻繁に故障する可能性が高いことを過去の経験から学んでいる
だから、複数のキャプチャーシステム(録画機)を用意せざるを得ない。
特筆すべきは、ブラックマジックデザインの提供する

キャプチャーソフトMedia ExpressはDVCPRO HDやアップル純正のビデオコーデックProRess 422で録画できるという点においてWindowsの録画環境とはひと味違う高品質の録画と編集が可能になった

ということだ。ProRes等のコーデック
のインストールはFinal Cut Pro Xをインストールすることで可能になるただし、

★インテルのチップセット Sandy Bridgeの目玉であるQuick Sync Video(QSV)がMac OS Xでは使えない。
★Windowsでは、ProRes422のコーデックファイル(.mov)をAMVコーデックのように安価に手に入れて気軽に扱えない。
★Mac OS Xでキャプチャーデバイスに対応したフリーのプレビュー&録画ソフト(Windows のアマレコTVのようなソフト)で、まともなものは存在しない。当然、Windowsでいう
TVRockのような録画予約管理アプリケーションも存在せず、Mac OS Xでの予約録画はできない。Macの爆発的普及を背景に、タダで作ってくれる人が現れるのを望む。
★BootCampによるWindows 7はThunderbolt接続をフルサポートしてないがインテルの時期チップセットでThunderboltをサポートするとのことなので、いずれはWindows版のDesktopVideo統合パッケージで対応するだろう。

といった問題点があるので、各自確認して欲しい。

以上、長い前置きは「にわかマカー」のためということでご了承願いたい。

さて、本題に入ろう。

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AC-DCアダプタはない。Thunderboltで給電するらしい。もちろん、5千円するThunderboltケーブルは付属しない。ドライバCDすら入っていないようだ。つまり、ネットからダウンロードしてきて使うということらしい。
裏面はそっけないもんだが、アルミのつや消しボディが、Macみたいでいいかんじだ。
キャプチャーデバイスは動作中は発熱が激しい。据え置き型ゲーム機の故障でお馴染みのサーモサイクルによる表面実装基板のハンダクラックによるトラブルは予想されるところだ。アルミボディはMac同様ボディ全体がヒートシンクとして機能するので期待したいところだ。裏側はゴムで滑らないようになっている。ファンの音が聞こえないので、FANレスのようだ。
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Thunderboltコネクタは一つしかないので、デイジーチェーンの終端にこれを付ける必要がある。27インチのiMacは2系統のThunderboltがあるので問題ないが、MacBook Proや私のMac miniなどは1系統しかないので、接続順番に注意を払う必要がある。とくに、Thunderboltコネクタ経由でディスプレイをつないでいるようなユーザは注意が必要。

うちは、Mac mini→Pegasus R4→Intensity Extremeの順番で、ディスプレイはHDMI→DVI変換ケーブルで一枚だけの構成。なお、Pegasus R4に電源が入っていないとIntensity Extremeに電源が入らない。
既存のゲーム・キャプチャー・システムの録画機として使ってみる。
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XBox360をHDMIで。HDCPを回避できないPS3はAVケーブルでアナログの1080iもしくは720pで。HDMIも、コンポーネント(D4)も分岐してAVアンプとナナオのゲーム用ディスプレー。
音声は5.1chのA系統、2chのB系統で、B系統はアッテネータを介してミキサーへ。HDMI映像は720pもしくは1080pにして、HDMIコンバータへ。ミキサーからの2chの音声とAVアンプからのHDMI映像を合わせて、スプリッター1:4へ。そこから、Intensity Pro、H.264 Pro Recorder、そして、Intensity Extremeに繋いだ。
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HDMIで音声、映像信号を送るようにしたので、配線は実にシンプルだ。
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システムレポート...をみると、Thunderboltの接続状況がわかる。これがファームウエアの不具合で認識しなくなると、こういう表示ならない。
Mac miniにDestopVideo_9.1をインストールする。
このIntensity Extremeにはドライバを入れたCDや説明書も同梱されてないようだ。サイトにアクセスしろと英語で箱に書いてあるだけ。で、いつものとおり、サイトにアクセスしダウンロードした。
Intensity ProもH.264 Pro Recorderと同じ、統合パッケージになっているので、DesktopVideo_9.1.dmgをDLしてインストールする。
そして、システム環境設定を開いてみると…
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Intensity Proと同じ設定画面。アナログはまだ繋いで試していないので、また暇なときに試してみよう。
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Media Expressを起動する。無事起動した。
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ワシは720p/60fpsで録画するルールにしている。理由は金がないから。
Wiiの720pへのアプコンは720p/59.94fps。XBox360だけ720p/60fps。プルダウンメニューからも分かるとおり、Intensity Extremeは1080p/60fpsに対応していない。1080p/30fpsまで。うちのHDMI環境はAVアンプやHDMIコンバータが1060p/30fpsが出せないのであきらめた。複数台平行で分岐して繋いでもたぶんうまくいかないと思う。

NikonのD800などデジタル一眼で1080p/30fpsのHDMIの出力ができるようになってきているので、MacBook ProとIntensiy Extremeのセットで、モバイル環境でのProRes 422でのフルハイビジョン録画を可能にする目的に合致しそうだ。春先になると、花の咲くところに湧いてくる、カメラ自慢の道楽ジジイが飛びつきそうなデバイスだ(笑)。
描画速度(ラグ?)は?
プレビューやスルー画面の描画の遅れを、やたら気にするヤツがいるよね。
プレビュー画面においてはIntensity Proと大差ないと思う。数フレームだから、FPSのゲームでもギャルがんのように当たり判定が曖昧なゲームなら困らないだろう。HDMIのスルーもIntensity Proと同じ っていうか、アナログケーブルといい、intensity ProのThunderbolt版というかんじだな。

iMacにつないで、画面の中でゲーム画面を表示してゲームをやりたい、テレビを観たいという用途としても使えないことはないよ。
注意→著作権保護法の改訂により、2013年1月1日から、DVDやBlu-rayやSACDのリッピング、HDCPを回避してキャプチャーすることは違法になるため、2012年10月以降はD4端子によるアナログでのキャプチャーとディスプレイをHDMIカメラで「映り込み」録画するシステムに切り替えた。

何度も言うけど、キャプチャーデバイス、HDMIコンバータ類は消耗品なんで、壊れたら保障期間過ぎたものは買い換える感覚で使わないと。それを考えたら、別にディスプレイ、あるいはテレビを買う方が安いとワシは思うが?
録画機の状態をチェックする。
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さっそく、Mac mini(2011年 竹:2.5GHz Intel Core i5 2コア4スレッド、4GB2枚)で、アップル純正のビデオコーデックであるProRes 422で720p/60fpsの録画をやってみよう。いつも、自作機(Intel Core i7-930)のIntensity Proでやっているのと同じことだ。トルネがゲームの操作をしなくていいので、テストに好んで使う。
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とくに問題なく録画出来ているようだ。
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例のごとく、アクティビティモニタでチェックする。ペガサスR4への書き込みは18MB/秒前後といつも通りの転送速度だ。これくらいなら、内蔵HDDや外付けのFireWireのHDDでも対応できる。
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やはり、ProResコーデックに変換しているので、CPUパワーをめいっぱい使っている。ということで、2コア4スレッドのIntel Core i5/2.5GHzのCPUより優れた性能を持つMacを推奨する。
非圧縮で録画してみるとどうなるか?
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いままで非圧縮で720p/60fpsを録画するのはRAIDシステムを搭載したMac Proでしかできなかったことなんだけど…。
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はい、CPUパワーはほとんど食ってない。つまり、Promise Pegasus R4 もしくは R6に、非圧縮で録画するのであれば、もっとCPUパワーの低いMacでもOKということになる(笑)。
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さて、ディスクへの書き込みは? 平均106MB/秒。いままでの経験上、110MB/秒が確実に確保できていればドロップすることはない(目安は2倍、つまり220MB/秒がコンスタントに書き込める能力が必要)。ちなみに、1080p/60fpsでの録画は倍なので、220MB/秒(現実は2倍の440MB/秒は欲しい)の書き込み速度が余裕を持って確保されていなければならない。一時間の録画に何ギガバイトが必要か? は電卓でもたたいて計算して。

俺の自慢のMacBook ProはSSD内蔵だから、Intensity Shutlle Thunderboltを買って1080p/60fpsの録画をバリバリやる! キリッ。
ていう人は、どうぞ、ご自由に!
ワシはこれ以上金をつぎ込むつもりはないから。もうあきらめた。HDDの高騰が一番の理由だ。

重要なことなので繰り返すぞ!

720p/60fps(59.94fps)で非圧縮録画をするためには、最低限毎秒110MByteの書き込み能力があるストレージが必要。

Mac Proの内蔵HDD2台をソフトウエアRAIDを組んだり、SSDでは二倍の220MB/秒の書き込み能力が確保できないので、フレームのドロップが起きてMedia ExpressやFinal Cut Pro Xでのキャプチャーが安定してできない。


オマケ
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あとはPSP-3000だけど、据え置き機の3機種の720p/60fpsの録画ができるから、もういいや。
Shuttle Thunderboltが出たら買って試してみるくらいで、もういい加減に終わりにしたい(笑)。

なお、にわかマカー君(小中学生、高校生の親に買ってもらって喜んでいるようなマカー)向け情報として、(HDCP回避(解除、スルー)は違法なので、WiiもしくはXbox360のゲームキャプチャのみでPS3はできない)H.264 Pro Recorderとは違ってIntensity Proと同様の扱いになる

なお、絶対に著作権のある動画を録画しても一般公開してはいけない。テレビ番組や映画はすぐに(といっても一年くらい経ってから警察が来る)捕まる。ゲームのプレイ動画では任天堂を除く一部のゲームメーカは黙認しているところもあるけどネタバレ厳禁!!。ゲーマーとしての最低限のモラルだぞ!
自分で独りみてニヤニヤするだけのものとして利用しないと、こういった機器の販売自体に身元確認や誓約書による契約など面倒な規制がかかるようになる。所持自体を禁止されたナイフマニアやロリコンの悲劇を繰り返さぬように。
注意→著作権保護法の改訂により、2013年1月1日から、DVDやBlu-rayやSACDのリッピング、HDCPを回避してキャプチャーすることは違法になるため機器の販売や購入ができなくなる。2012年10月からはD4端子によるアナログでのキャプチャーとディスプレイをHDMIカメラで「映り込み」録画するシステムに切り替えた。

 結局、おバカな連中が、著作権を無視して好き勝手にやった結果、世界的にも厳しい著作権法の改定法案が通ってしまった。バカな国民が、売国民主党や自民党という老害政党を放置した結果の一つだ。
君の持っているMacのパワーはどれくらい?
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うちのMac同士でLAN経由データのやりとりの一場面。だいたい112MB/秒で2時間半で1TBの転送しかできない。もっとパワーと早いLANが欲しいけど、もう金が続かないので無理。HDDを差し替えてやりたいけど、HDDが高騰してしまい、やりくりに難儀している。

来週にかけて、ぼちぼち、テストをしていく予定だ。
・HDMIとは違ってプロテクトのHDCPを合法的に回避できるコンポーネント等、アナログでの接続での運用。
・Ustream Producerとの接続について