肩こりは、筋肉が異常緊張することによって引き起こされる神経と筋肉の炎症症状の一つだ。
重症化すると骨が変形し姿勢が正しく保てなくなって、元に戻らない状態になってしまう。
場所がかわれば名前が変わる。腰の筋肉で起きればぎっくり腰と呼ばれる腰痛になる。顎の周りで起きれば顎関節症と呼ばれる。ふくらはぎで起きれば、足がつるという。 多少の違いはあるけど、どれも同じようなものだ。
で、治療方法は神経と筋肉の炎症であることから、
肩こりや筋肉痛の急性期には鎮痛薬、ステロイド、ビタミンB製剤などの内服と、局所外用薬としてシップ、軟膏などで対応する。

 繰り返し言うが、いかなる疾病も抜本的な予防対策は医者や製薬会社等利権団体にとって利益につながらないものは熱心に研究されていないか、分かっていても大々的に宣伝はされない。

で、結論から言うと

肩こりや腰痛に効く有効な予防と治療方法は「正しい姿勢でさっそうと歩くこと」だ。

 たったこれだけ。ただし、歩くのは田んぼのあぜ道、人工芝でない土の運動場といったところ。
 アスファルトやコンクリートの上は、その衝撃から足の関節を守る靴が必要になってくる。
 途中階段などの上り下り、さらに段差や股下ギリギリの柵を何度もまたがって超えるという動きをすると、足腰が強くなる。決して走る必要はない。むしろ、走ることは、股関節や膝関節を痛めるリスクが高くなる。
 老人のデブは歩くと膝関節に負担がかかるので、まずは病院で薬を処方してもらうか、プールでの水中歩行で体重を減らしてから、本格的に歩こう! 膝が痛いという老人は、運動不足と体重増による肥満がO脚化と膝関節障害の直接の原因だ。

 成人病の疫学的調査からも歩くことの重要性は常に指摘されている。ただし、歩く距離が問題で、統計学的有意差がでるのが一日2万歩という、我々田舎の車社会では到底達成できない数値だ。
 都会なら二駅ほど早めに降りて歩けば達成できるはず。都会で電車通勤している人たちがタフなのは、日頃から歩いているからと言う意見があるが間違いじゃないと私も思う。そういう人は、日頃からあまり肩こりや腰痛で悩む人は理論上は少ないはず(笑)。

 ※最近の研究で、息が切れるギリギリの速さで歩けば、1万歩も歩かなくて良いというデータもあるので、小走りで走って心拍数を130回/分前後まで上げて、すこし歩いて休んで、心拍数が100を切ったら、また小走りで走っての繰り返しで、心拍数を120〜100回/分の状態を保ちながら、30分程度の全速力歩行運動で運動不足の解消と血管年齢の老化防止ができるという。



 会員制のジム通いでトレーナーの言いなりでプロテインを飲み、筋肉を増強していくと確かに体脂肪は減ってやせる。しかし、そういうのは誰が考えてもあまり健康的なことじゃないだろ。だって、不自然だもん。
 経済的理由などでそのジム通いを止めたり、負荷をかけ過ぎて足腰の関節が故障したり病気で中断したり、精神的にやられてモチベーションが低下したら、倍返しで反動が体に出る。

 理想は、はたけや田んぼで鍬を振り上げ耕し、わずかな玄米ご飯と野菜と鶏を飼って卵を食べて、常に空腹な軽い飢餓状態に体をおくこと。日本人として最高の体が出来ることは昔から言われていることだ。

 現実は、我が家のように猫の額ほどの小さな家庭菜園でも、管理機(耕耘機)を40万円25万円ほどで買ってきて、それで畑を耕す。そうしないと、もう体の関節が持たない。

やっぱり、子供の頃から鍛えていないと、足腰、手の関節が、負荷に耐えきれずすり切れたり、ねじ切れてしまう。

苦労しないで、安価に楽に肩こり等の筋肉痛を減らす方法があれば、それが商売になる。

そこで、オススメなグッズをいくつか紹介しよう(笑)
電気あんま

 言わずと知れた定番中の定番グッズ。
 大学に居た頃、研究用に使ってた。安物は数十分以上の連続使用ができない。モータの過熱により壊れる。本格的に使用するなら日本の家電メーカ製がいいだろう。用途によっては防水の方がいいこともある。
 これの有効活用方法だけで、一つの研究テーマになるくらいおもしろいものの一つ。

 肩こりのひどい人なら、肩に当てるのもいいが、男女関係なく「ぞれぞれの気持ちの良いところ」に当てるだけでも肩こりなど筋肉の異常緊張を解きほぐす効果がある。公式な統計学的データは示せないが、まったくの関係がないと否定できないレベルの差がでているところまでは分かっている(笑)
 これらは、説明するまでもなく使い方やり方は関連DVDが数え切れないほど販売されているので参考にしてもらいたい。

 コツは、神経に与えるパルス(振動)の周期(周波数)が、それぞれの知覚神経によって違う。電気あんまの構造は単純でモータに偏心の重りが付いている。その振動子をモータで回すことで振動をおこす仕組みだ。周波数を変えるには、速く回すことで周波数が↑、ゆっくり回すことで周波数が↓となる。
それぞれの人、知覚神経への刺激で一番心地よい振動の周波数が異なるので、試行錯誤して探すことが重要。これさえ、把握しておけば、初めてに近い若いコも泣いて喜んでくれる(笑)。

 その周波数を昔調べた経験上、おそらくこういう電動歯ブラシも本来の用途以外で使われている可能性があるものも少なくない。

低周波治療器
 筋肉の駆動をするのは(脳)神経なんだけど、その神経のかわりに微弱電流のパルスを送って、筋肉を勝手に動かすあんま機も有効。

 これも、電極を貼る位置を狙った知覚神経にあててやることで、おもしろいことができる。

 白金線を刺して狙った神経に直接電気信号を与えるという実験は他人にやると違法になるので、やってはいけない。
 ってか、解剖学的知識がないとできない危険な行為だし、そもそも医療行為なので免許を持っている人以外やってはいけない。
 外から貼る市販の機械なら電流も強くないから、心臓を止めるつなぎ方にしない限り大丈夫だ。

 くれぐれも、AEDでやらないように。(といってもイレギュラーな使い方では電流が流れることにはならない仕組みになっている。)


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