この夏に地デジに移行し買ったシャープの液晶テレビの音が、あまりにも貧弱なために小型スピーカを模索している。

パッシブスピーカーと手頃な価格のデジタルアンプというスタイル。

パッシブ・スピーカ(passive speaker)というのはアンプを内蔵しないもので、PCやMac、iPhone、iPod touch、iPadなどの音声をパワーアンプを通すことで鳴らすことができる。
アンプを内蔵して、直接iPod touchなどからスピーカーを鳴らせるものをアクティブ・スピーカ(active speaker)という。
ヘッドホンばっかり使っていた中学生、高校生が自分の部屋をもらって、晴れてスピーカーでエロ動画を観たりテレビゲームで遊ぶ時には、お手軽なアクティブスピーカがオススメだ。


スピーカのFOSTEX FE83Enと箱(エンクロージャー)FOSTEX P800-Eを買っていたのを今日少し時間ができたので組み立てた。
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スピーカの通販と言えばコイズミ無線。ワシのような地方の田舎モンは通販しか選択肢がないので、ここで買うしかない。ネットで注文してメールの確認、発送まで在庫があっても一週間かかる(笑)。
箱(エンクロージャ)のP800-Eが一個1400円。8センチのフルレンジスピーカーFOSTEX  FE83Enが一個2800円。送料、代引きで予算の1万円を超えてしまった。
箱(エンクロージャ)は、元々オーディオ雑誌の付録についていたスピーカーのためのものだ。

最近は、Amazonで買える。

諸処の事情により、この雑誌の付録のスピーカーでなくて、手っ取り早く、私の好みのFOSTEXの8センチフルレンジスピーカーをとりつけてしまえということになった。箱(エンクロージャー)も良いのは高いし、低音が響く箱は大きい。サイズを物差しで確認しながら、許容できる大きさの箱で現時点で一番安いものを選んだ。

スピーカーは消耗品だ。

フルレンジスピーカーとしてはApple Pro Speakersを愛用している。白いのと黒いのとあるが黒の方が古い。材質はウレタンなので十年経過し劣化が著しい。そのうち破れて音がひどく悪くなったら同じサイズのフルレンジスピーカーと交換するつもりでいる。白のApple Pro Speakersは黒の改良版なので朽ちるのが黒ほどではない。 

こういった小型スピーカーに対して、とくにこだわりが無ければ 自作するのもありだと思う。スピーカーの紙をうっかり指をつっこんで穴を開けたら、新しいのを買ってきて付け替えればいい。自分で作った物は自分で修理できる。
昔は10mm厚の合板をホームセンターで図面通りに切ってもらって木工ボンドと釘で組み立てたこともあるが、もう面倒くさい。

樹脂製の配水管(塩化ビ管)を組み合わせて作る塩ビ管スピーカーはエンクロージャーの加工が楽なわりに、思いの外いい音がすることから、自作スピーカーとしての一ジャンルを築いている。
タモリクラブというTV番組でもやってたし。

ワシの耳なら一個1400円のエンクロージャーで十分だ。

8mmの合板で接着剤で貼って作って、スピーカー端子まで付けて1400円は私の時給を考えると買った方が安い。 しかし、安い理由はそれなりにある。
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まー、細けーこたーいいんだよ(笑)

さっそく組み立てよう。

とりあえず、スピーカーを仮にはめてみて、ネジ止めの穴をマーカーで印を付ける。
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ハンドリーマー(キリ)でガイド・ホールを付与する。金属だとセンターポンチでコチンとやるよね。これをしておかないとドリルの刃先が踊って危ない。1400円のわりには綺麗な化粧面(塗装)が傷だらけになってしまう。最近のゆとりな子は、こういった基本的な工具のイロハを全く知らない。中学の技術で実習をろくにしていないからかな。物作り日本は我々の世代で終わり?。
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箱は完成品なので箱の中が掃除できない。穴から切削粉が入らないように、掃除機で引きながら穴を開ける。スピーカ付属(箱にも付属)の固定用木ねじが4mm径くらいあるので3mmくらいで穴を開けておくと楽。取説のようにスピーカーを取り付ける前にセルフタップで一度ねじ込んでバリをとる方法は、握力のない(笑)ワシには無理。

かといって電動ドライバーでしめるとねじ穴をナメてしまうか、ドライバーの先が踊ってスピーカーをザックリと刺して破損してしまったバカが前いた(イケイケの頃のワシ(笑))。箱の後にはスピーカー端子がすでに付いているので、寝かせると安定が悪く、スピーカ端子を痛めてしまうので、寝かせ方に工夫が必要だ。
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スピーカーを取り付けの時に、ビビリ防止のウレタンの輪っか(スピーカーガスケット? シーラー・パッキン?)を両面テープで仮止めしてやる。
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この輪っかがスピーカーからはみ出るとかっこわるい。スピーカーにプラスドライバーをザックリとやらないように、ドライバーの先を、ぶれないように
片方の指で押さえながら、スピーカー固定用ネジを対角線上に締めて完成。
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作業時間は15分ほど。やっぱ、箱(エンクロージャー)は買った方が速い安い綺麗(笑)。スピーカーの紙の表面にある電極をとめているポッチを上にする、つまりスピーカーを上下逆さに付ける人もいるけど、意味があるのか?昔から謎だ。
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てってってー ってってってー ♪♪
さっそく、つないで音だし。
うーん、これこれ。可聴音域が狭くなってきたワシの耳に優しい音がする。バスレフのホーンに手をかざしてみると低音に応じて空気が振動しているのが分かる。いいかんじだ。

声の音域がフラットに再生されればよい。

テレビ観るのに、滑舌の悪い芸人(ビートたけしとか)の話が聞きづらくて肩が凝る。島田紳助とあれに媚びる金魚のフンがいっぱいのバカ番組やナンチャッテ情報番組がなくなって大正解。あれからバラエティ番組も少しは観るようになった。よく、あんな糞番組につくスポンサーがいるよなと思ってたが。
J-POPにしても、サザンオールスターズの初期の頃の桑田佳祐のようにはっきりと歌わない歌手が当たり前の世の中になった。NHKのアナウンサーがしゃべる番組とか、滑舌の良い声優が歌う曲や情報番組のナレーションが耳に心地よくなったのは40歳過ぎて耳の調子が悪くなってから。120Hz〜15000Hzくらいが精一杯。お金もらってテレビに出るのなら、バチバチの化粧や服を着るんじゃなくて、綺麗な日本語と発音で話したり、歌って欲しいね。

今のワシの耳にとって、心地良いのは8センチフルレンジスピーカーだな。1万円でこれだけ鳴ればいいでしょ。
低音がさらに欲しい人は、10センチフルレンジで。40歳以上のモスキートーンが聞こえないワシらは、10センチ径がええかも。「かんすぴ」といって、トランジスタアンプとエンクロージャとスピーカーセットのキットもあるので、それから始めるとハマる。

デジタルの「味気のない」音が好きでない人は、トランジスタ(アナログ)アンプも選択肢にはいる。

総括

卓上(ブックシェルフ)型のスピーカーにもいろいろある。高い物はいくらでもあるものの、1万円程度のスピーカーに5千円のデジタルパワーアンプで、自分の好みの音を作ることは一度は経験しておくと良い。
デジアンのキャパシタやコイル、配線を交換したり、スピーカー自体もいじり始めると終わりがないけど、何度も失敗をしながら、次第に自分の好きな音が作れるようになる。既製品を買ってきてポンと机において、写真撮ってブログに載せてのはそこで終わりだから。こういう自分で組み合わせていくのって、終わりが無いから(笑)。暇さえあれば、いくらでも遊べる。


実は、Olasonicのこれを検討していた。前のUSB接続のタイプを持っているヤツがいて聞かせてもらった。たしかにこの大きさでこの低音はびっくりという感想を持った。しかし、なんか違う。
この手の小さい箱なのに、びっくりするような低音をというのはBOSEが得意とするものだった。

BOSEはこういう音作りが得意で、可聴域の広い若い耳を持つ人にはウケる音を出す製品が多いかんじだ。「買いました!」というブログネタ的にもちょうど手頃でいい。まさにアメリカン。
伝統の英国製といえばタンノイで、大学の時に、自分の机にタンノイのブックシェルフ型のスピーカを置いてバッハやモーツアルトを聴きながら仕事している教授がいたんだが、あれはうらやましかった。

で、最近はバウワース&ウイルキンスがいいらしい。

Bowers & Wilkins。高けー。

こういうのが好きな人って、時計とか、身につける物に、誰もが知っているわかり易い「高い」ものを選ぶんだよね(笑)。はー、ワシもこういうのが、ぽぽぽぽーんと買えるだけ稼げたらいいんだけど。
地方は、もうあきまへん。疲弊しきってるぞ。ゆでガエル状態で、じわりじわりと物価高。マジでstagflationでっせ。日本の最期が見えてきそうで怖い。

さて、こういう、エンクロージャとスピーカを買ってきてネジで止めるだけの簡単スピーカーだけど、アンプもキットを買ってきて組み立ててつなぐと楽しいよ。

中華のパチモンデジタルアンプが、早々に壊れた後のケースに入れる、自作オーディオ系の入門を目差す貴方にオススメ????の、フルレンジのスピーカ一個で低音と高音がドンシャリで鳴る不思議な電流帰還アンプはいかがかな?