シーゲイトの 2.5インチ ハードディスク 2TBのSSHD、FireCuda(ST2000LX001)をPS4 Pro用に買いました。

 ハードディスクは大容量記憶装置のことで、ガラスの円盤を高速回転させて磁気データを読み書きする機械です。

 ちなみに、ハードディスクより昔は、「フロッピーディスク」というペラペラの樹脂の円盤に磁気データを読み書きしていました。ガラスの円盤という固い円盤なので「ハードディスク」です。

 ハードディディスクドライブ「Hard Disk Drive」のことで、略してHDD(えいちでぃでぃ)と言います。HDDを「ハード」とは言いません。

 ハードディスクドライブのサイズは、2種類あって

  • 3.5インチ:デスクトップパソコンに使う
  • 2.5インチ:ノートパソコンに入れる小さいサイズ
があります。

 さらに、ハードディスクドライブの種類で

  • HDD(えいちでぃでぃ):ガラスの円盤をモータで回す
  • SSD(えすえすでぃ):フラッシュメモリーチップだけ
  • SSHD(えすえすえいちでぃ):HDDにフラッシュメモリーをつけたHDDとSSDのハイブリッド
があります。

 HDDは、昔ながらのガラスの円盤をモータで回すので、音がする、消費電力が大きくて発熱するという欠点があります。その代わりに安価で大容量にできます。

 SSDは、フラッシュメモリーという、電源を落としてもデータが消えない(不揮発性)のメモリーだけを使います。大容量にするには、チップを大量に使うので値段が高くなります。その代わり、モーターがないので、消費電力も少なくて、音もせず、熱もHDDよりは少ないです。フラッシュメモリーの最大の欠点は、書き込み回数に寿命があることです。数年で買い換えや交換をするのであれば、SSDの寿命は関係ありません。

 SSHDは、HDDに小さいSSDをくっつけて、頻繁に読み書きするデータをSSD側から読み出すことで、応答性(レスポンス)を良くしようとしたものです。SSDとHDDのいいとこ取りを狙っていますが、製造が難しく種類も少なくて価格と容量を考えるとコスパ的に微妙です。SSD部に寿命がきて使えなくなっていってもHDD部だけで動くように設計されていれば良いのですが、それは謎です。

 今回買ったのは、SSHDのシーゲートのFireCuda(ファイヤクーダ)2.5 ST2000LX001 です。発売は、2016年9月の新しいモデルです。Amazonでの評価も悪くないようです。Amazonでの購入価格は14980円でした。

 FireCuda 2.5 ST2000LX001のスペックは、

容量 2TB
サイズ 2.5インチ
厚さ 7mm
HDDの回転数 5400rpm
インターフェイス SATA 6GB/秒
SSD部 8GB MLC ※1

 ※1:SSD部の「MLC」というのは「NAND型メモリーのデータ記録方式のこと」で、安価で普及しているSSDの書き込み方式です。

 「MLC式のSSDの寿命は短い」と言われています。しかし、私のMLC式のSSDで起動するPC(Mac)は、4年間毎日稼働していて、今のところ、どれも問題なく使えていることからも、4、5年前のSSDで、そろそろ書き込めないというエラーがでるようになるかな?というかんじです。

FireCuda(ファイヤクーダ)2.5 ST2000LX001のフォトレビュー

5ST2000LX001

 3.5インチHDDの箱にピンクのプチプチに包まれていれてありました。その箱をまた一回りの大きなA4サイズのAmazonの箱に入っていたので、シーゲイト正規代理店の包装はまともです。

 こういうHDDだけの状態になっているのを「ベアドライブ」と言います。

MQ01との比較

 東芝の2.5インチHDD 1TBのMQ01ABD100と2.5 ST2000LX001の2TBを並べて見ました。厚さが、7mmと、SSD並に薄くなっても容量は2TBの二倍になっています。2016年秋発売の最新のHDDは、こんなにも進化しているんですね。

MQ01ABD100と比較裏面

 裏面にすると、制御基板の面積の大きさが、小さくなっていますね。最近のHDDは凄いわ。

玄立にさして、読み書きのテストをする

玄立

 とりあえず、パソコン(Mac)につないで、データの読み書きのテストをしてみます。

 MacBook Proに、ThunderboltでつないだPegasus R4にある120GBの動画ファイルを、玄立にさしたST2000LX001にコピーしてみましょう。

ディスクユーティリティ

 テストのために、便宜的にMacのファイルシステム(フォーマット)で初期化(消去)します。ディスクユーティリティを使います。AFS+(Macのファイルシステム)のHDDをPS4に入れても、最初に初期化するので問題は起きません。

BMDSpeedTest

 「ニワカ」マカーが喜んで貼り付ける、BlackMagicDesign社のディスクスピードテストです。読み書きともに、130MB/秒前後と、SSHDだから特に速いというわけではない普通のHDDの速度がでています。2.5インチとしては、なかなか優秀だと思います。

 それでは、250MB/秒が出せるRAIDのPegasusR4から、USB3.0の玄立に挿した2.5ST2000LX001へ130GBの動画ファイルをコピーしてみましょう。

5ST2000LX001へ書き込み

 意外や意外、書き込みで140〜160MB/秒がでています。SSHDは、最初の8GBのSSD部分は高速で、それ以降は、通常のHDDになってしまうんです。このST2000LX001も最初だけが速くて、すぐに普通の遅いHDDの速度になってしまうと思っていました。しかし、最近のSSHDは、HDD部分の書き込み速度も随分早くなっているようです。

5ST2000LX001読み出し

 次に、ST2000LX001に書き込んだ130GBの動画ファイルを、PegasusR4側へコピーしてみました。これも、140〜170/秒がでています。もう十分でしょう。SSD部分の速さは観測されませんでしたが、HDD部分の速度が十分過ぎるほどでています。

 これなら、PS4へ入れても遅くなることはないでしょう。かといって、ハッキリと体感できるほど速くはならないこともわかりました

2.5 ST2000LX001の発熱をサーモグラフィーで観察

5ST20サーモグラフィ

 FLIR Oneを使って、130GBの動画データを読み書きしている時のHDDの発熱状態を見てみましょう。ベアドライブならではの温度観察ができます。

 室温が16度と寒い中だったので、空冷が効いて40度を超えることはありませんでした。基板の電源部が熱を持ち、アルミのボディで放熱しているのが分かります。これなら、PS4にいれても、HDDの発熱によりファンの音が大きくなることはないと思います。

まとめ

 2.5インチで2TBの容量を持つHDDは、シーゲイトのSSHDの FireCuda ST2000LX001と、HDDのBarraCuda 2.5 ST2000LM015があります。価格の差は、3千円です。8GB分のSSD部分が三千円というのは微妙です。「PS4でゲームの起動が速くなったのか?と言われても、計って2秒程度速いこともあるな」と言う程度でした。

 HDDの12000円でも問題ないと思います。その差額3千円は、いつ内蔵HDDが壊れてもセーブデータだけは失わないように、PS Plusの加入代に当てましょう

 それでは、ベアドライブのテストをしたので、実際にPS4 Proの内蔵HDDと交換します。

 PS4 Proの内蔵HDDを2TBのSSHDと交換して、PS4 Proに内蔵していた1TBのHDDを初代PS4の500GBのHDDとドミノ交換する記事は、こちらから。