家庭用血圧計の普及で誰でも簡単に正確に、血圧が測れるようになりました。

 血圧計は、腕にまくカフ(マンシェット)がゴム製品なので、毎日使う使わないにかかわらず経時的に劣化していきます。さらに、センサーや空気を送るポンプも、毎日朝晩使えば徐々に消耗して正確に測れなくなっていきます。だから、血圧計は消耗品と割切って〜3年程度で新品を買うことをオススメします。

 病院に入院したり看病についたりする人なら知っていると思いますが、今、病院での血圧の測定は自動血圧測定器を使います。

 昔のようにマンシェットを腕に巻いて、聴診器を腕に当てて、水銀柱をにらみながら… なんてことができる技術をもつ医者も看護師も必要としません。スピードと効率化のためには、一台5千円の医療用の自動測定血圧計を使い、その間に次の作業をするということが求められるのです。

 さすがに、医療用のシンプルな血圧計のレビュー記事ではブログに上げる意味がないので、

家庭用のスマホへのデータ転送機能を持った オムロンの血圧計 HEM-7271Tを紹介したいと思います。

 いろんな医療メーカーがあって、血圧計もいろいろでています。A&Dとか安いので、よく使われています。最近は、委託製造で力をつけた中華のパチモンメーカーの台頭が医療測定器市場にも目立つようになってきました。厚労省の認可のない物なら国内メーカの1/4程度の価格で販売するなど、もう無茶苦茶です。

血圧計の種類

血圧を測る場所で、上腕と手首で測るものがあります。

  1. 上腕で測るカフ式
  2. 上腕を差し込んで使うアームイン式
  3. 手首で測るもの
1)カフ(マンシェット)式

 昔からある血圧計の形をしています。腕のうち、肩から肘までの間を上腕と言いますが、そこに血圧測定のバンド(カフ、マンシェット)を巻いて測ります。

HEMーFM31

 血圧を測る基本の形なので、誤差も出にくく正確に測れるし、かさばらないので収納もできるメリットがあります。

2)アームイン式

 カフの部分を、大がかりな筒状にして腕を差し込むだけで血圧が測れるようにしたものです。メリットは、腕の位置決めが簡単と言われています。

アームイン式

 しかし、実際に使って見ると、心臓の高さに測定の筒の部分をもってくる必要がありますから、設置場所を選びます。机とイスの関係と、そこにおくこのアーム式の血圧計の高さとを合わせることが重要になってきます。

 腕の太い人は入りません。とにかく、かさばるのが最大の欠点で朝晩測った後の置き場所に困ります。大きいので、持ち歩くことは想定されていません。据え置き型の血圧計です。

3)手首式

 カフという測定バンドを手首にすることで、より簡単に測れるように、測定器自体もコンパクトになります。これも過去に買いました。しかし、上腕式に比べて測定値に散らばりが大きすぎて測定のコツが必要になります。年寄りに買ってやったものの、心臓病のため血圧が低すぎて測れず放置されてしまいました。

血圧計につくオマケ機能について

 自動測定の血圧計については完成された技術で、枯れています。だから、単価も安く一台5千円程度にしかなりません。メーカー的に売値が安くなるだけなので、付加機能に力を入れています。

 測定結果を記録保存するのを30から100件分にしました、とか、測って保存できる人の数を2人にしましたとかです。

 最近のものは、スマホやタブレットなどの端末にBluetoothで、測定結果を送信する機能をつけることで販売価格の単価を上げようとしています。

以上を踏まえて、OMRONのHEM-7271T(上腕で測るカフ式)を紹介します。

オムロン HEMー7271Tのフォトレビュー

HEM7271T

 オムロンの携帯型血圧計は、昔からキャリングケース(専用ソフトケース)に入っています。説明書も一緒に収めることができます。

HEM-7171T一式

 HEMー7271T本体、腕にまくカフ(マンシェット)とゴムホース、お試し用の単三電池4本、ACアダプターも付いています。

HEM-7271T裏面 

 お試し用の単三乾電池をいれて使ってみます。電池は、内蔵の時計も駆動していますから、ACアダプターを使う場合にも入れておかなければなりません。単三乾電池で約300回、一人分を朝晩2回測って150日分、5ヶ月持つ計算です。

 HEM-7271Tは、リチウム水素充電池(1.2V)でも動くことを確認しました。充電池は元々電圧が低いので、バッテリー切れの警告表示が出やすいと思います。

 電池を交換する一分ほどの乾電池がない状態でも、内蔵時計がリセットされないので、落ち着いて交換できます。

DCジャック DCプラグ

 付属のACアダプター(HEM-ACーW5J)は、6V / 500mAです。DCプラグは、外径4mm、内径1.7mmです。

カフ取り付け口

 カフ(HEM-FM31)は、青いプラグで本体に差し込みます。カフ自体は消耗品で、使わなくても、時間が経てばゴムが朽ちて使えなくなります。空気が漏れて膨らまなくなることがありますから、その時は、このカフだけを単体で買って交換すると使えます。2千円ほどのものなので、1年程度毎日朝晩使ったら、交換した方が良いでしょう。

血圧計使い方

 取り扱い説明書は、詳しくイラスト入りで書かれていて、分かりやすいです。これを読んで正しく使えない人は、アレです。

 セットアップの手順は、

  1. 電池を入れて、時計を合わせる
  2. カフを本体につないで、さっそく測ってみる
です。
カフ HEM-7271T過圧中

 良い感じに膨らんで、腕を圧迫してきます。空気も抜けつつ,拍動をしらべて、最高血圧と最低血圧を測ってくれます。

血圧測定結果

 高い! 日中はこんなかんじですかね。下が高いのがダメです。運動不足になると、血管が老化してきて、下の血圧が80を下回らなくなります。

Bluetoothでスマホに血圧測定データを送ってみる

説明書通りに、アプリ(OMRON Connect)をダウンロードしてきて、ペアリングすれば使えるようになります。

OMRONConnect ペアリング中

HEM-7271Tとのペアリングの方法は、アプリ側の指示に従って行うようになっています。

本体の通信/時計ボタンを長押しすることで、ペアリング開始になります。

1度登録してしまえば、あとは、転送できるようになります。

OMRONConnect結果

 こんなかんじで表示されます。スマホで血圧の管理をしたい人には便利です。グラフ表示もできます。

 医者に日頃の血圧を報告する時にも使えますよ。病院で測る時に限って血圧が高めにでる人は、日頃の血圧測定結果をスマホに入れて、医者に見せましょう。「高血圧の薬を飲まなくても良い」と医者に太鼓判をもらえば、掛け金の安い共済保険に入れます。

 年寄りに買ってやる血圧計としては、年々、多機能にしつつ価格を維持しているのがミエミエなので、型番落ちでも構わないと思います。

HEM-7271Tは、機能を削った廉価版ですが、

  • HEMー7281T:LEDバックライト、早朝高血圧確認機能、100回×2人分の血圧データを本体に保存できる。
  • HEMー7325T:早朝高血圧確認機能、メモリは90回分
  • HEM-7511T:早朝高血圧確認機能、メモリは、2人×90回分、締め付けを軽減するeーフィットカフ
と微妙に機能が違うモノがでていますので、自分の欲しいものをどうぞ。