2016年11月10日に、4Kに対応したPS4 Proが発売される。「4K」と言っても、フルHDの1080p(1920×1080)の4倍の解像度を持つ2160p(3840×2160)というウルトラHD(UHD)という規格の方だ。今回、ディスプレイ モニターの中で、パソコンつないだり、PS4 Proをつないで4K画質でゲームをするために、2016年10月3日発売の新製品 LG 24UD58-Bを購入したので、早速レポートする。

 いつも通りの結論から言うと、

24UD58は、机の上に乗せて使うのにピッタリの24インチサイズで、なおかつIPSパネルの4K(UHD)ディスプレイ モニターとして、発色、描画速度等が思った以上に良い。

 今、こうやって、24UD58で表示されたブラウザ(Safari)でブログを書いているのだが、クッキリ、ハッキリ!、明るすぎ!で目が痛い。そう、スマホやタブレットの液晶パネルが、ディスプレイになった感じなので、文字の輪郭がすごくハッキリしている!RetinaのMacBook Proや5K iMacっぽくて良いね!

 でも、YouTubeの4K動画は、HDMIケーブルの限界で2160p/30fpsのパラパラ状態…。

24UD58 YouTube4K全画面表示 24UD58再生

 輝度を最低まで落とすことで、まぶしさが消えた。Retina のMacBook ProやiMacを買った連中が、「買った自慢」をブログに書き殴る気持ちと同じハイな状態になっている自分に気がついた。この24UD58は、非常にコスパの良いディスプレーだと思う。

 PS4 Proと4Kモニターで手頃に楽しみたいというユーザや、4K対応のグラフィックカードを持つ自作PCやMacユーザにとっても、第一選択の4Kディスプレーになるだろう。

24UD58のフォトレビュー

24ud58

 パッケージの状態はこんなかんじ。リモコンはついていないよ。

24UD58-1

 付属品のうち、ケーブルは、1.5mのDisplayPortケーブルと、1.5mのHDMIケーブルが付く。取説、PDFの取説が入ったディスクが付く。

24UD58-2 24UD58の入力切り替え

 背面には、アナログのヘッドホン端子、HDMI端子が2つ、DisplayPort端子が一つ、そしてACケーブルを挿す穴が一つあいている。穴の向きが、抜き差ししやすい状態なので助かる。

 スピーカーがないので、HDMIからの音声はヘッドホン端子からアナログでアンプスピーカーへ、つながなければならない。

 HDMIの入力切り替えは、自動ではなく手動切り替えだ。電源ボタン兼用のスティックを押して、メニューを開いてから、右で入力切り替えウインドウを左側に開いて、そこで上下に動かして選択し、スティックを押すと切り替えができる。

 昔のディスプレイは、ケーブルの抜き差しがやりにくい、下向きの方向でコネクタが出ているものが多い。その理由は、壁にギリギリに設置するときに、太いケーブルとその大きなプラグの長さが干渉してしまうという問題を避けるためだったのだろう。

24UD58裏

 ディスプレイアームや、壁掛けにするための、VESAマウントも付いている。10cmの標準タイプだ。

 VESAのマウントを使って壁掛けするときには、本来、抜き差ししやすいはずのHDMIやDisplayPortの端子の向きが徒(あだ)になって、背面の壁ギリギリに設置できないことになる。その場合は、L型のHDMIコネクタやDisplayPortコネクタを探してきて付ける必要がある。

24UD58-3 24UD58-4

 足をつけるのは、説明書通りにやれば簡単にできる。ディスプレイ自体が軽いので、足も華奢で、止めねじも必要最小限のものになっている。足は伸縮できず、向こう側に15度、手前に2度程度のオマケのようなチルト角の関節がついている。

24UD58のサイズと設置について

24UD58サイズ

 24UD58の外形寸法は、スタンド装着時で、553.7×420.5×202.2mmの4.0Kgとなっている。ベゼルは、下のフチだけ2.5cm程度で他は1.5cmだ。少し幅広のベゼルだ。ボディの樹脂表面は、LGらしくピアノフィニッシュという黒光り仕上げになっている。液晶パネル面のノングレア感は、私の映る姿から、そこそこの非光沢感であることが分かるはず。

 華奢な足なので、長い足に見えるが、机からの距離は従来の24インチサイズのフルHDのディスプレイとさほど変わらない。机に近く(低く)配置したい場合は、ディスプレイアームを使って位置決めすることをおすすめしたい。ディスプレイ単体なら、重さは3.4Kgと軽いので、どのディスプレイアームの許容荷重内に収まると思う。

24UD58の操作(OSD)について

24UD58電源スティック

 ディスプレイの電源ボタンは、ディスプレイの中央の下にある。スティックになっていて、押したり左右前後に傾けることで、OSD(On Screen Disyplay)表示を操作する。

24UD58OSD音量

 電源が入った状態で、単純に左右にスティックを倒せば、音量の増減。24UD58にはスピーカーは内蔵されていない。

24UD58OSDメニュー

 スティックを押せば、メニューが開く。右に倒せば、入力ソースの選択画面へ。左へ倒せば、さらに詳しいOSDメニュー画面へ。向こうへ倒せば、ゲーミングモードに切り替えられる。

24UD58電源LEDは消灯

 電源をいれたばかりの時には、電源オンの白くてまぶしいLEDが点灯するが、16秒程度で消灯する。これのオンオフも設定でできる。こんなに明るいLEDが正面で光るとうっとうしいので、オフが良い。

 輝度を最低にする以外の細かい設定については、後追々追加していきたい。

パソコンと24UD58とをつなぐ

 私の手持ちのパソコンで、唯一UHD(4K)ディスプレイに対応しているのが、この夏に作った自作PC(Skylake:OS X El Capitan)だ。グラフィックカードは、クロシコのNVIDIA GeForce 750 Tiのため、DisplayPortが付いていないので、HDMIでの接続でテストしている。

システム環境設定ディスプレイ

 システム環境設定で、ディスプレイを選択すると、ディスプレイがUHD(4K)ディスプレイにつながっている時と、従来のフルHD以下の解像度のディスプレイとでは、表示が変わってくる。高解像度表示ができるディスプレイの場合に限って、どの疑似解像度で使うのか?という配慮をmacOSもしてくれている。Mac Pro、5K iMacやRetina MacBook Proがあるおかげだ。

24UD58フル解像度

 UHD(4K)解像度まで上げると、デスクトップは4倍に拡大するものの、アイコンから、メニューの文字、アプリケーションまで全部1/4のサイズになるので、老眼ではぼやけて見えない。虫眼鏡で拡大して見ると、おー、ドットバイドット表示できてんのか! ってことが見えて、ちょっと感動する。

UltraDeepColorがオフ

 UHDの2160p/60fpsを表示するためには、設定でUltra Deep Colorをオンにする必要がある。しかし、HDMIケーブルの長さが長いのと相性が悪いみたいで、60fps表示ができない。

 HDMIケーブルでの接続は、2160p/30fpsが限界のようだ。安定して画像データの転送ができるケーブルといえばDisplayPortケーブルなので、DisplayPortがついたグラフィックカードに換装することを考えている。一応、RadeonのRX480を考えているが、3万円のグラフィックカードなので、小遣いが貯まり次第購入してテストしていきたい。

FireTVと24UD58とつなぐ

FireTVと24UD58

 Fire TVと24UD58とを付属のHDMIケーブルでつないでみた。このディスプレイにはスピーカーがついていないので、ヘッドホン端子から、アンプ&スピーカーで音をだすようにする。あるいは、4K対応のAVアンプにつなぐと、音声はAVアンプで、2chステレオ〜9.1chまで対応の音声を聞きつつ、映像はUHD(4K)で楽しめる。

FireTVと24UD581

 FireTVも、ディスプレイがUHD(4K)ディスプレイだと認識したので、4Kのコンテンツが選択できるようになる。

憧れのUHD表示 24UD58を直撮り

 Fire TVの動画コンテンツの再生は、最初にHD 720pで表示して、動画データのダウンロードが追いついてくると、高解像度の動画に切り替えていくようになっている。だから、ネット回線が速ければ速いほど、HD 720p→HD 1080p→Ultra HDと変わるのが早い。すでに、4Kのテレビやディスプレイが世の中に出回っていて、それらの映像や画質を散々見てきているだろうから、そんなに感動はしない。あらためて見ても、やっぱり綺麗だ。このディスプレイが3万円ちょっとで買える時代になったということが感慨深い。

FireTVと24UD584

 新作のアニメを見てみると、いつも通りのFHD(1080p)で表示される。近づいてみると、いままでの液晶ディスプレイとくらべて、ドットのざらざら感が全然ない。日頃見慣れているスマホやタブレットの液晶と同じように綺麗だ。価格さえ安くなれば、みんなフルHDのディスプレイを買わなくなるんだろうな…。

PS4 Proと24UD58とつなぐ

 PS4 Proとは、付属のHDMIケーブルで直接、HDMI入力ポートの1番に挿して使う。音声は、HDMIポートの上のイヤホンジャックからアナログでアンプにつなぐか、PS4 Proの光デジタルでAVアンプにつないで、5.1chサラウンドまでなら対応できる。

 単純に、PS4 Proと24UD58-BとHDMIケーブルで一番ポートにつないでも、2160pにはならない。

DeepColor

 設定は、「HDMI ULTRA HD DeepColor」をオンにする。

2160pRGB

すると、PS4 Proの映像出力の設定で、2160p - RGBが選択できるようになる。

2160p-

 PS4 Proの映像出力情報を見ると、

  • 解像度 3840×2160 - 60Hz
  • カラーフォーマット RGB
  • テレビのHDR 非対応
  • HDCP 2.2

とでる。

 期待したUHD(4K)のゲーム画面だが、しょせんアップスケーリングなので、言われない限りその画像の差は分からないと思う。特に、FPSのような画面の動きが激しいゲームでは、解像度よりも安定して60Hzのフレームレートがでることの方が重要だ。

 1080p/60Hzの方が、見た目のカクつきやオブジェクトの境界線におきるジャギーやテクスチャーのギラギラ感が目立たなくて、綺麗に見える。

 むしろ、ゲームモードのIPSなのに、遅延を感じさせないモードがあるのがメリットだ。この価格で、ディスプレイでゲームをしたいというニーズに応える性能だけは持たせているのには感心。

24UD58のまとめ、使いこなし、注意事項等

箇条書きで、かいておく。

  • LG独自のAHーIPSという液晶パネルは、27インチと23.8インチがある。非常にコスパのよい液晶パネルのようで、このパネルを使った他のメーカー、たとえば、日本のEIZOなどが手頃価格のUHD(4K)ディスプレイを作ってくるだろう。
  • 価格が安いのは機能を絞っているからで、リモコンもついていなければ、画面の中に小さな画面を表示するPinP機能も、フルHDの画面を2つ、4つ並べて表示するPbyP(PBP)機能もない。
  • HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応していない。2017年以降でHDRに対応した安価なディスプレイが出てくるだろう。
  • 拡大鏡でディスプレイを拡大してみているが、ドットかけのようなものは、(老眼のためか)よく見えない。
  • バックライトのムラもなく、ちらつきは見た目でもわからない。カメラのビデオ機能でみると、ちらつきが分かりやすいのだが、他の古いディスプレイがちらつくのがビデオを通して見えるのに、最低輝度にした24UD58のちらつきが見られないことから、フリッカー低減機能は、最新ならではの効果を発揮しているようだ。
  • 内蔵のスピーカーはないので、裏にあるヘッドホン端子から、ステレオミニプラグケーブルで適当なパワードスピーカーなどへ接続してやる必要がある。
  • パソコンのディスプレイとしても使うので、焼き付きや故障が起きたら、それはそれで美味しいネタになるので期待している。
  • OSD(操作メニュー)に、入力信号の解像度とフレッシュレートの表示をするところがない。
順次追加、修正していく。

 2016年11月10日に(1080pを2160pにスケールアップして表示できる)PS4 Proが発売され、クリスマス、年末年始の特需時期には、品薄になることが考えられるので、必要な人は、いまのうちに買っておくのも良いだろう。23.8インチで3万5千円、27インチで4万5千円。3年保証だが、期待はしてない。数年で、今の1080p表示のフルHDディスプレイと同じように、さらに安くなるだろうから、使い捨てるつもりだ。

 4K対応のグラフィックカードを搭載したパソコンを持っていて、机の置き場所があるのなら、27インチの27UD58の方が良いかもしれない。私は、机の上にディスプレイが一杯あるので、24インチが精一杯だ。

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