私は、Kensington(ケンジントン)のトラックボールを25年以上愛用しています。iPhoneから、Apple Inc.のMacを買った「にわかマカー」の人たちと、我々昔からのマカーの決定的な違いの一つに、キーボードやマウスポインターの選び方があります。なぜなら、我々の世代は、パーソナルコンピュータの黎明期から使ってきているので、入力デバイスの進化をずっと試し続けていますから、それなりに目が肥えています。そして、自分に合った物を使い続けるからです。

机のキーボードとTB

今回は、

キーボードの右(左利きの人は左)に置くトラックボール【SlimBlade Trackball 72327JP】について紹介しましょう。

SlimBlade Trackballのフォトレビュー

SlimBladeTrackballの外形寸法

 30年近く前、当時のMacintoshのApple Keyboardの右横に置いて使うものとしてデザインされていて大ヒットしたターボマウスという商品からの伝統を引き継ぎつつ、スタイリッシュにしたデザインです。SlimBlade Trackballを略して「SBT」と呼ぶ人もいるようです。

ターボマウス広告

 手許にある1996年の米国版のMacUser誌のMacWareHouseの広告にターボマウス 5.0が110ドルと載っていますね。円高の頃は、アメリカのMac通販、MacConnectionやMacWareHouseから輸入していました。

さて、話は戻って… 

 このSlimBlade Trackball 72327JPの設置スペースは、横幅が14cm、縦幅がUSBのケーブル引き出し分をいれても、18cmあれば十分です。マウスを置いて使うよりも机を占有しません。

 ボールは、伝統の55mm径(57.1mm径)です。ルビーレッドの樹脂ボールです。115gです。人工ルビーではありません。もし、このサイズの酸化アルミニウム結晶の真球をってことになったら、一個いくらになることやら…。ちなみに、ルビーもサファイヤも同じ酸化アルミニウム結晶で混ざる不純物の違いで色が違うだけで名前が変わります。

SlimBladeTB2

 SlimBlade Trackballはレーザセンサー型なので、可視光線ではないので光らないのが特徴です。レーザ式なので、ボールの色に影響されないので、たぶん替え玉も可能です。これの一世代前のExpertMouse(Optical )はLED式だったので、ターボマウス時代のニコちゃんの黄色いボールとかは誤動作します。だから、ターボマウス時代に使えたビリヤードの球は、57.1mmなので、入らなくなっています。

ターボマウス玉 

 赤い色の光りが玉の隙間から漏れて、綺麗なイルミネーションになっていました。

ExpertMouse

 ExpertMouseも2台使っています。長く使うと、底に近いLEDの部分に、鼻くそや綿ゴミが貯まるんです。すると、マウスの動きが変になってくる。徐々に悪くなるから、気がつきにくいんです。まめに外して玉を磨きつつ、LEDの部分をブラシで掃除しなくてはいけません。

 ExpertMouseのこの致命的な欠点をSlimBlade Trackballは見事にクリアしています。つまり、底が抜けているので、ゴミは貯まりません。たとえ、ゴミが貯まっても口で吹いて底側へ吹き飛ばせます。

SlimBlade Trackball用の純正ドライバーをインストール

 最新のドライバーを公式サイトから、ダウンロードしてきてMac(Windows PC)にインストールして使います。

Trackballinstallerpkg

 Mac OS X10.6以前のMac OS Xでは、メジャーアップデートの度にトラックボールが(各種設定が無効化されて)使えなくなるということが良くありました。今は、そういうこともありませんし、バグが見つかれば、Kensingtonも対応したドライバーをリリースしています。

 Kensington Trackballworks.pkgをインストールするには、再起動が必要です。ドライバーなしでも、トラックボールは使えますが、マウスポインタの動きが悪いで(遅くなりま)す。

SlimBlade Trackballの設定方法

システム環境設定

システム環境設定から、Trackball Worksを選択します。

SlimBlade Trackballのボタンの役割をきめる。

Trackball設定1

まず、ボタンの機能を割り当てます。デフォルトで、下の2つは、通常のクリックと、右クリックになっています。上の2つは、自分の好みで決めましょう。二つ同時押しでの機能もあるし、装飾キー(オプション、コマンド、シフト、コントロール)を押しながら、という機能もあるので、複雑な設定もできます。私は設定したこと自体を忘れるのでしません。

 ※同時押しなどの特殊なボタン操作の時に、ドライバーのバグのため、日本語JISのキーのアサインがUS配列のように振る舞うということがあったので、記憶に留めておくと良いでしょう。

Trackball設定2

 OS X El Capitanの各種機能を割り当てて、名前を付けて設定できます。

 デスクトップに大量のウインドウをを開いて作業する時に、見たいウインドウが見当たらないときは、Mission Controlという機能を使います。キーボードならF9に割り当てられています。(Magic Mouseなら二本指でダブルクリック、Magic Trackpadなら3,4本の指で上にスワイプで出ます。)そういうのを、SlimBlade Trackballのボタン組み合わせに、割り当てておくと便利です。直ぐに忘れるので、組み合わせはテプラなどで貼っておくことをオススメします。

マウスポインターの動きを設定

Trackball設定3

 Trackball Worksの一番重要な項目です。マウス・ポインター(矢印)の動きを調整します。まず、全体のマウスの動きを好みの動きに、ボールを弄りながら決めていきます。つぎに、大きく動かしたい時に、加速させる度合い決めます。広大なDesktopやデュアル、トリプルのディスプレイで使っている時には、この加速設定は大きめにしておくと良いでしょう。

 「低速ポインター」にチェックを入れて、その動きを発動する装飾キーを設定します。使うアプリケーションの他の機能と被らないように、装飾キーを考えます。ドット単位でポインタを合わせるような精密作業をする場合には、この「低速ポインター」の設定をしておくと、肩こりと目の疲れが軽減します。

 「単軸移動」は、指定した装飾キーを押すと、X軸、Y軸のどちらかを固定して、ポインターを動かせるようになります。つまり、まっすぐに横か縦に動かしたい人に便利です。動画や音楽の編集でスライダーをよく使う人には便利な機能でしょう。

スクロールの設定

Trackball設定4 ExpertMouseスクロールリング

 Expert Mouseはスクロールリングとして存在していましたが、SlimBlade Trackballは、トラックボールの動きをソフトウエア的に検知してスクロールリングを回していると判断するようになっています。

 スクロールの設定は、逆になっていることもあるので、自分の都合の良い方向に回るように設定をしましょう。 スクロールの速度は、好みで微調整、慣性スクロールは、ExpertMouseではあった方がいいかんじです。SlimBlade Trackballはボール自体が物理的に慣性をもっているので、私はチェックを外しています。

※SlimBlade Trackball、Expert Mouse共にスクロールリングは、元々ステップのある(クリック感のある)動きに味付けしてあります。システム環境設定/TrackballWorksの「スクロール」/「スクロール速度」の低速と高速を変えることで、Safariのブラウザで、SlimBlade Trackballが、低速なら二行ずつのスクロールで、高速なら、十行ずつのスクロール というかんじです。慣性のチェックボタンをいれると、このスクロールの飛ばし行数が可変します。この辺は、各人の好みの問題になります。

Trackballスクロールリング動作

 Expert Mouseのスクロール・リングは、1度使い始めると、その便利さと快適性のため他のトラックボールが使えなくなります。Kensingtonのトラックボールには中毒性がありまぁす。

 でも、物理的な構造のリングのため、長く使っていると、滑らかに動かなくなって故障するトラブルの原因になっていました。

 それを、SlimBlade Trackballでは、ボールの動きから、スクロールリングを回しているのと同じ動きをしていることを判別し、動作に反映するようになっています。そのために、金属のリング部分を指にそわせてボールを垂直中心軸で水平回転させるようにします。すこしでもボールの垂直回転軸がずれるような動きをするとSlimBlade Trackballはスクロールの動きと判定できません。このことを使い手は正しく理解する必要があります。

 SlimBlade Trackballは、2009年に発売されて時間も経つので、枯れたデバイスになって来ました。しかし、未だに、この動作原理を理解しないで使おうとするユーザに「スクロールリングの動きが悪い」という評価を受けているようです。

 ※ちなみに、SlimBlade Trackball、Expert Mouseのスクロール・リングの動きは、デフォルトで縦スクロール、横スクロールは、シフトキーを押しながら、スクロールリングを回すとできます

トラックボールSlimBlade Trackballのメリット(利点)

  1. 机を占有するスペースが本体だけで良い。
  2. 伝統の55mm径のボールの操作感は、親指で操作するm570tなどのトラックボールとは一線を画している。
  3. マウスパッドは要らないが、リストレスト(パームレスト)は必要
  4. USB接続なので、混信せず内蔵電池の交換の手間もかからない。
  5. ボールが外れるので、掃除もできる。
  6. ドライバーによって、自分の好みのポインターの動きにできる。
  7. スクロールリングの操作性は、他に類を見ない快適性。
  8. 四つのボタンの組み合わせと機能を自分で詳細に設定できる。

1)机を占有するスペースが本体だけで良い。

 マウスを使っていると、マウスを動かすためのスペースが必要になります。昨今は、iMac5K等のように広いデスクトップやデュアル・ディスプレイを使うユーザが増え、マウスの移動距離が大きくなっています。

 トラックボールなら、本体分だけのスペースがあれば、使えます。

 Apple Inc.も、MacBookのトラックパッドを、デスクトップのMacでも使えるように、Magic Trackpad 2を売っていますね。平面をスマホみたいに撫でてマウスのポインターを動かすのは、画期的なポインティングデバイスだと思いますが、値引きの余りない1.5万円と高すぎます。

2)伝統の57.1mm径 → 55mm径のボールの使い勝手が良い。

 ADB接続のケンジントンのターボマウスの頃は、ビリヤードの球と同じ57.1mm径です。昔は、ベアリングローラーにゲージが刻んであって、それをカウンターで読むという機械式でした。
TurboMouse

 ベアリングなどの主要部品は日本製の刻印があります。いろいろな色や模様のボールが別売されていました。

 親指で操作するロジクールのm570tもありますが、アレはダメです。親指だけでボールを回すのは、使い勝手が悪いです。ボールも小さく軽い。ボール自体の慣性を使って、強めにはじいて、ポインターを遠くへ飛ばすことが、55mm径の方が圧倒的に有利です。しかも、径が大きいから、微細な動きも、より有利にできます。

 m570tは右手用にデザインされていますが、右手が機能しない人や左利きの人はどうするんですか? 左利き用のデザインのものが同じ価格で買えますか? ということです。

トラックボールのボールが小さいとダメな理由とは?
OrbitとEMW

 私が永年愛用しているOrbit Optical #64327です。塗装のはげ具合からも、私の愛用度が分かると思います。Kensingtonの伝統の左右対称(シンメトリック)です。小さいボールは、軽いので慣性が小さいことになります。何が問題かというと、

ベジェ曲線のハンドル

 正確な曲線を描くドロー系のツールで、ベジェ曲線などを使う時、ハンドルをマウスポインタでドラッグする作業を延々とします。このマウスポインタをハンドルに合わせるのが、小さいボールだとやりにくい。ボールから指を離すとボールがわずかに動いてマウスポインタの先がズレるのをチャタリングと言いますが、それが小さいボールや軽いものだと顕著にでてきます。かといって、重いステンレスのボールに換装すると、初動に力が必要なので細かい動きができず、疲れます。

ケンジントンのトラックボールは、人差し指、中指、薬指を使ってボールを回す理想的な形

 アップルの平面を指でなでて使うマジックトラックパッドを使っている人に、ケンジントンのトラックボールを使ってもらうと、皆、口をそろえて「ケンジントンのトラックボールに買い換えるわ」と言います。人差し指、中指、薬指の三本でボールをいぢるというのは、多くの人に何かを感じさせるものがあるようです。親指で左クリック、右クリックは、薬指と小指でする(左手で操作するときは、左、右ボタンを逆に設定)と、「ドラッグ」が楽です。

 「トラックボール」で検索すると、これまた、例の前突君のページがヒットします。

 彼は、ジェンダフリー等「平等」というキーワードを振りかざすのが得意なようですが、それなら、右利き左利きどちらでも使えるシンメトリックなデザインのOrbit OpticalやExpert Mouseのようなトラックボールの方が良いとおもうんですけど? そして、小さなボールは、「慣性」の特性が悪い。といっても、中学、高校の授業を居眠りしていたと自慢するくらいなので、アインシュタインの「慣性」の意味すら分かっていないでしょう。そんな、彼の主義主張は、いろいろな点から矛盾が生じています

 マウス、キーボード、一つ一つの道具を通して、そのユーザの知的水準、教育水準、哲学が透けて見えることをここに示しています

3)マウスパッドはいらないが、キーボード同様にリストレストかパームレストは必要。

REALFoeceとExpertMouse

 マウスやキーボードを長く使っていると、手首の腱鞘とよばれる腱を束ねているところに炎症が起きて、痛くなってきます。この腱鞘炎を防ぐために、みんな、いろいろと工夫をするんです。

 やはり、腱鞘炎の予防に一番有効なのは、正しい姿勢とリストレスト(パームレスト)の使用です

 最近は、リストレストも、低反発樹脂を使った高級な物が安価に買えるようになったので、いろいろ買って試せるようになりました。

 Expert Mouseには、パームレストが付いています。

SlimBladeTBレスト → comfy&SBT

 SlimBlade Trackballには、Expert Mouseのようなレストが付いていなかったので、今は、キーボード用のレストをずらして使っています。→  カンフィー MP-095BKというのが良いです。

4)USB接続なので、ワイヤレスの接続不良、電池切れの心配がない。

 Bluetoothなどの2.4GHzを使うワイヤレスによる接続は、常に、混信による誤動作や動作不良という心配を抱えています。さらに、バッテリーが電池なら電池切れ、充電バッテリーなら充電切れがあります。

 USB接続なら、それらの心配は一切ありません。スマホやタブレットを複数持ち、Bluetoothのスピーカーやヘッドセットを誰もが持つようになりました。2.4GHzを使うワイヤレス機器の混信は、年々ひどくなっています。自分の部屋の机の上くらい、混信による問題が置きにくいように、意味のないワイヤレス化は避けるようにしましょう。

5)ボールが外れるので、掃除が簡単。

 今の子供は、ボールが入ったマウスの存在を知りません。マウスを分解して掃除するということがイメージできないのです。だから、ボールを使ったポインティングデバイスが珍しいというコもいます。ボールを回すということは、その器になるところに、ゴミが貯まります。それを時々掃除してやらないと、うまくボールが回らなくなります。ひっくり返せば外れるので、掃除はしやすい反面、うっかり、ボールを落として傷つけてしまうと、その傷が引っかかって滑らかに回らなくなりますから、くれぐれも落とさないようにしましょう。

6)Trackball Worksというドライバーで、マウスポインターの動きを調整する。

 トラックボールは、ドライバーの調整能力がとても重要です。Mac OS Xの10.6.8〜最新のOS X El Capitanまでは、OS自体があまり大きく変化していないので、マウスドライバーも、まったく動作しないという致命的なことににはなっていません。

 ケンジントンもドライバーのメインテナンスは続けてくれていますから、今のところ心配はいらないと思います。

7)スクロール・リングの快適性をまだ持っていない人に伝えたい!

ExpertMouseスクロールリング

 これは、地味に便利です。動きが滑らかなら、さらに快適ですが、滑らかになるまでに、すこし使い込まないといけません。しかし、滑らかに動くようになって、慣れてきたら、もう他のポインティングデバイスには戻れません。

 こればかりは、実際に使ってもらわないと伝えようがありません。

8)機能をいろいろ追加できる。

Trackball設定2

 これについては、本気で仕事に使っている人は、フルカスタマイズできるので、いろいろ作り込んでください。

 右手で、トラックボール、左手は、キーボードのショートカットキーを押すというのが、普段の使い方です。とくに、イラレのパス(ベジェ曲線)を描くのには、ドット単位でポインターを制御し、ハンドルを弄ったりする必要があります。この時に、ケンジントンのトラックボールは威力を発揮します。

 ただし、ペイント系のPhotoshopなどの描くのには、トラックボールは適していません。

トラックボール SlimBlade Trackballのデメリット(欠点)

  1. FPSやTPSといったゲームのエイム(照準)に適していない。
  2. 絵が描けない
  3. リストレストなしは、手首が痛くなる。
  4. 凝ったカスタムにすると、他のトラックボールが使えなくなる。
  5. 値段が高い
  6. ボタンのクリック音がボディに響いて「ポチィッ」と、うるさい。
1,2)ゲームのエイムや絵が描けません。

 これは、実際にやってみるとわかりますが、細かい曲線が描けません。照準を合わせるという感覚も、スティックより難しいです。

 ですから、絵を描く人は、机の下の引き出し部に、ペンタブレットか液晶タブレットを仕込んで、キーボードのショートカットキー操作+タブレット+トラックボールという入力デバイスの組み合わせで使うのが鉄板です。

3)リストレストはかならず付けてください。

 SlimBlade Trackballは、リストレスト型の形状をしていますが、実際に使って見ると、もう少し手前の位置で腕の重さを分散できるレストがあった方が楽です。→ エレコムのカンフィー リストレスト一体型マウスパッドがおすすめです。紹介記事はこちらから

4)他のトラックボールが使えない。
 ケンジントンのトラックボールも、1度使い始めて慣れてしまうと、リアルフォースのHiProと同じで、他の物が使えなくなります。 だから、同じ物をもう一台… と買い足していくことになります。
5)高い。
 あまりにも快適なので、数が欲しいんですが、何個も1度に買えません。必要に応じて、コツコツと買い足しましょう。 
6)クリックボタンの音が大きい。→ ほぼ解決!
  静かなオフィスだと、この「ポチッ」、「ポコッ」という響く音は、他人からすれば、耳障りなほどの音になると思います。コレばかりは、周りの人の心境や環境音の違いによって、受け取り方がかわってくるので、一概には言えません。

comfy&SBT1

下に、ゴムシートなど滑り止めのシートを敷くと机に響く音が若干改善されますが、気のせいレベルです。→ エレコムのカンフィーリストレスト一体型マウスパッドを使う事で、かなり解消されました。

トラックボール SlimBlade TrackballやExpert Mouseのトラブル解決方法

トラックボールが重い、動きが悪い。

 油が切れています。新品で買った時に、ボールが重いようなら、顔の油を付けます。顔のTゾーンとよばれる、鼻から眉、おでこにかけての油が滲んでいるのを、ボールにこすりつけて塗りつけます

 ボールの動きが良くなるだけでなく、ねっとりとしたボールになって、指で触ってもツルツルと滑るかんじは無くなります。潤滑剤などをスプレーするよりも有効です。

 定期的に、ボールは落とさないように外して、ティッシュなどで拭き取り、新しく顔の脂を塗りつけます。本体の穴の開いた部分で、ボールを支えるガラスビーズがありますが、そこに黒く垢がついてきますから、それを拭き取っておきましょう。

勝手に単軸移動になる時がある。

 VMWare FusionでWindows をユニティで動かしているとき、スクロール・リングを使って、そこからマウスを動かそうとしたら、単軸移動になることがあります。システム環境設定 / Trackball Worksで、単軸移動にチェックをいれていなくても起きます。あきらかにバグだと思われますが再現性に乏しく、しばらく経過観察していきます。

 発現条件は、

  • VMWare Fusion(Windows)のユニティ起動
  • 画面スリープからの復帰時
  • 単軸移動になったら、ボールを取り出して、またはめれば、単軸移動症状が消え復旧する。
再現性の高い条件を見つけ次第、サポートにバグ修正依頼をメールします。

その後、再現性を求めて使っていましたが… ついに原因を発見しました。

SlimBladeTrackball SlimBladeTrackballゴミ SBTゴミ

横の動きを検知するレーザセンサー部に綿ゴミがあって、これが出たり影に隠れたりして、発見が遅れました。その後、すぐにカーソルが横にしかうごかなくなったのでボールを外してみたら、縦軸の検知をするセンサー側にも同じように綿ゴミがついていました。除去してから、極めて快調です。

SlimBladeシリーズがあったという話
SlimBladeTrackballのゴム突起

 Kensingtonはキーボードも作っていて、SlimBladeシリーズがありました。それらが、つないで使えるようにするための、ゴムの突起が付いています。SlimBlade Trackballが台形の形をしているのも、つないで使うときに、逆への字に弧を描くように、キーボードと並べてつなぎたかったようです。

 しかし、SlimBlade Trackballが今ひとつ売れなかったのと、SlimBladeシリーズが高いので、日本でも輸入して買ったという人がいなかったと思います。私も、英語キーボードをわざわざ高い金を払って買う気になれませんでした。

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