座って前屈みの姿勢で仕事をする人の職業病といえば、坐骨(ざこつ)神経痛、腰痛、ストレートネックという頸椎(けいつい)症の3つが挙げられます。

 症状は、腰痛や坐骨神経痛なら、椅子に長く座っていられない。頸椎症なら、肩こり頭痛、手のしびれが起きて、仕事に支障がでてきます。頸椎(けいつい)とは首の骨のことで、腰椎(ようつい)が腰の骨です。

 こういった、

座り仕事で起きる病気の治療と予防方法は単純明快で、座って痛いのなら、30分おきに立って仕事をすれば治ります。

 労働衛生学的に難しい話をブログでしても意味がないので、座位と立位の仕事を織り交ぜることで、諸々の神経痛の予防ができることだけについて書きます。

 今回は、立って仕事をするためのメソッド(方法)とツール(道具)について、紹介したいと思います。

座らないで立ったまま(立位)で、座ってやる(座位の)仕事をするためには、仕事で使う道具類を立って使える高さまで、上にあげることで解決します。

スタンディングデスク

 立ったままで、パソコン等を使うための机があります。

 スタンディングデスクとは、その名の通り、立って使うのにちょうど良い高さの机ということになります。女性だと90〜95cm、男性だと95〜105cmくらいの高さの机になります。

スタンディングデスク

 高さの決め方は、立って自分の肘の高さが基準になりますが、好みで高さを調整しなくてはいけません。だから、高さが自由に変えられるもので試してから、自分で好みの机や作業台を作るというのが、一般的でしょう。

 事務器メーカーが、高さが変えられる電動のスタンディングデスクを売っています。しかし、15万円〜と個人が即決で買えるものではないので、ここでは紹介しません。

 自分にあった高さの机をDIYで作るのが前提です。2X4(ツーバイフォー)規格の柱と天板をカットしてもらって、組めば簡単にできます。

 十万円を超える椅子を自慢しているブロガがいますけど、腰を痛めないとか肩が凝らないとか、スタンディングディスクも使えば、高い椅子を買う必要がありません。

デスクONデスク

 これも良くやります。

 こんな立派な専用のものも売られていますが、普通は自分で作ります。これのメリットは、通常の机の高さに飽きてきたら、その上に机を置いて、立位での作業ができることです。デメリットは、座ったり立ったりするのに、そのたびに机の上を片付ける手間がかかることです。

ディスプレイは、まっすぐ向いてその先にある目線に中央が来るように。

 下向き加減で作業をしていると、頸椎(首の骨)の弯曲がなくなってしまう、ストレイトネックという状態になります。その結果、神経を圧迫して、手のしびれ、首から肩にかけてのひどいコリ、かみしめによる頭痛、さらに側頭骨変形による内耳の変化で、めまい、メニエール病になります。

立位でのディスプレイの位置付け

 頸椎症になるのを防ぐために、まっすぐ前を向いた位置か、やや下に目を降ろした位置に、ディスプレーなどを配置すると良いと言われています。

 実際は、各自、好みがあるので微調整が必要です。

VESAマウント

 壁などに向かって立位机(カウンター)を設置する場合、ディスプレイをおくスペースがないので、壁にVESAマウントで直づけします。

もちろん、私のオフォス(笑)にも、作り付けのスタンディングデスクを至る所に設置しています。

 写真で見せられないのは、設計とデザインをパクって参考にしたからです。自分の体にサイズに合わせて、家具内装屋に発注して作ってもらいました。いわゆるフルオーダーメイドの家具です。ドイツ製のキャビネットも欲しかったけど、メルセデスの安いのが買えるくらいの値段がするので断念して、コピりました。

 座位での仕事、立位での作業は混在する方が良いと、当時、流行っていた人間工学の講義で習っていたので、そのノウハウを生かした作りになっています。

 座り仕事をしているから、座骨神経痛で とか、ストレートネックになって とか、ネタにしているブロガーがいるんですけど、何なんでしょうかね?

 テレ東のWBSで、会社のデスクワークも会議も立ってやるところが増えているって言ってたし、立ち飲みバーとかで、丸テーブルを囲んで、みんな、うまそうに飲み食いしているのをテレビで見るんですけど? 

 

え、膝が痛い? そりゃ太りすぎなので、食わなきゃ体重は減りますから膝の負担もなくなるので治ります。 

スタンディングデスク、立って作業をする時に使う補助的なイスは、カウンターチェアー。

 スタンディングデスクやカウンターを使って立って作業をするときに、立った姿勢のままで少し尻を置いて休むイスがあります。「立ち仕事がつらい」という人を助けるイスをカウンターチェアー、カウンタースツールと言います。通常のイスと比べて足が長く、好みの高さに変えられる幅が大きいのが特長です。

 主に、スナックやバーなどの酒を出すカウンター式の飲食店で使われているものが多く、デザインも良く安いものが多くて、種類が豊富です。

 あくまで、立ち仕事が多くて、膝、足への負担がキツい時に体を支えるためのイスなので、どっしりと座るものではありません。

 注意するべき点は、カウンターチェアーの足がキャスターのものは、不用意に浅く腰掛けると後にイスが動いて、スッ転んでしまうことがあります

 あと、ワンピース型の制服を着たがるコは、(禁止しているにもかかわらず)勝手に裾を切り上げて膝上にしてしまう傾向があります。その場合、スカートの後側がずり上がってめくれたままになることがあります。

 最近は、ワンピース型の制服ではなくて、ツーピース型の制服にしています。下はパンツ(ズボン)になりますが、こういうカウンターチェアーに変な座り方をすると、お尻の溝に食い込んで、スジウンコの原因になります。

2016年11月16日放映のNHK番組【ガッテン!「NASA直伝! 魅惑のアンチエイジング術」】で、30分おきに立つことを推奨。

 座ったままでは、いろいろな問題が起きることは、昔から良くないことだと言われていました。NASAの研究チームが、人の三半規管にある耳石が、人間の老化防止に深く関わっていることを報告しています。その中でも、耳石を定期的に動かすことで、ヒトの自律神経の活性化を促し、筋肉の衰えを防止する重要な役割をしているこということでした。

ガッテンアンチエイジングは立つだけ オーストラリア立て!

 イスから立ち上がると言う動作は、耳石にも複雑な重力加速度をあたえることができるとのことです。だから、イスから立つという動作を30分に1回。一日32回、イスから立ちましょう。ついでに、しばらく立ったまま作業したり、仕事をすることをオススめします。