PS4のブロードキャスト機能を使わずパソコンを使ったキャプチャー・システムと配信ソフトを使ってプレイ動画配信をする方法の中で、この記事では音声の取り扱いを解説する。

 さらに、SkypeやFaceTimeの会話とゲーム機からの音を同時に、高音質で自由に、それぞれの音量を調整することもできる。

 PS4のDUALSHOCK 4に付属のヘッドセットをさしてチャットをする方法より、お金をかけたいという人向けの記事だ。

ゲーム配信の音声に関する概要と目的

  1. PS4やWii Uでゲームの画面を中継するときに、ゲームの音、自分の声をきれいに入れたい。
  2. フレンドとの会話を、音のよいスマホやPCのLINE、Skype、FaceTimeでやりたい。

ゲーム配信の音声の入出力に関する必要、用意する物

  1. テレビ(ディスプレー)とPS4(Wii U)一式
  2. 配信用のパソコン:今回は、MacBook Pro
  3. HDMIスプリッター:一入力2出力分岐
  4. ビデオキャプチャデバイス(今回は、BlackMagicDesignのMini Recorder:HDMI入力)
  5. 配信用のミキサー :AG03等
  6. 各種ケーブル:HDMIケーブル、
  7. マイクとヘッドホン(通常はヘッドセット)
  8. 他、配信に耐えられる光ファイバーのインターネット回線と速度の速いプロバイダとの契約

接続パターン:基本構成

PS4配信基本セット

 この構成でできることは、

  • PS4(Wii U)のゲームを、配信や録画しながら遊べる(プレイできる)。
  • 音声は2chステレオのみ。5.1chなどの多重サラウンドはできない。
  • ゲームの音をマイクがひろってしまうのでスピーカーは使えない。ヘッドホンだけでしか聞けない。
  • Skype(MacやiPhone同士ならFaceTime)による音声通話をPC(MacBook Pro)で行い、フレンドと話をしつつ、オンラインの連携プレイができる。
  • 配信ソフトWirecast Playを使って、ユーチューブにLive配信ができる。自分の声をマイクで拾い、ゲームの音に混ぜることができる。
  • ゲーム側の設定でBGMをオフにして、自分の好みの音楽をiTunesから音を出して、ミキサーで混ぜて配信することも可能。ただし、音楽著作権問題をクリアすること。

プレー動画配信基本セットの接続時の注意事項

音声ケーブル

 テレビ(ディスプレー)にゲームの音声と映像がHDMIケーブル一本で送られているので、音声はテレビから出てくる。これを、外部音声出力端子からミキサーにもってくる。
  • HDMIスプリッターを使う場合は、HDMIキャプチャデバイス(Mini RecorderやIntesity Shuttle等)側にも、テレビと同じ映像と2chの音声が入ってるので、そのまま使える場合は、テレビやディスプレーからの音声をミキサーにもってこなくてよい。
  • HDMIキャプチャ側の映像と音声は、目で比べて、耳で聞いてその遅延が分かるくらいなので、FPSやTPS(スプラトゥーンとか)を本気でやりたいのなら、テレビ側の音声を優先するようにしよう。
テレビから音声を持ってくる場合の接続方法
標準プラグステレオmini 音声入力

 テレビ(ディスプレー)に音声出力の端子があるが、RCAか3.5mm径のステレオミニプラグだ。AG03には、3.5mm径のステレオミニプラグで音声入力のできるAUXジャックがあるので、3.5mmミニステレオプラグ同士のケーブルでつないでも良い。

 テレビ側の音声出力がRCAの場合は、

RCAと標準プラグ

こういう音声ケーブルか、RCA→3.5mm径ミニステレオプラグのケーブルを使って、ミキサーにつなぐ。

ヘッドホンとマイクをつなぐ。

ヘッドセット差し込み

 ネット配信用に作られているYAMAHAのAG03なら、ヘッドセットの専用差し込み口が用意されている。

通常は、マイクとヘッドホンは別々につなぐ。
ミニプラグ変換 ur12 us-366

MONITOR OUT(音声出力)に標準ステレオプラグがあるが、最近のヘッドホンは3.5mm径のステレオミニプラグなので、変換アダプタが付いているか、無い場合は買っておくと都合が良い。

マイク接続1

 三千円でケーブル、スタンド、USB変換アダプタまで付いてくるお得なSONY純正のマイク PCV80U ECM-PCV80Uは、そのままヘッドセット用のマイクにつなぐことができる。

マイク接続2

キャノンXLR マイクケーブルがあれば、キャノン用のジャックにさせる。

マイク接続3

ファンタム電源の必要なマイクは、+48V供給の電源をオンにしないと、マイクの電源が入らない。

YouTube LiveへWirecast Playを使ってテストする。

AG03Live設定

 設定は、こんなかんじ。マイクはSONYのエレクトリックコンデンサーマイクPCV80U ECM-PCV80Uをつなぐ。ヘッドセットのマイクは、AG03のヘッドセット用のマイクに挿しても反応しないことがあるのと音が悪いので、PCV80U ECM-PCV80Uを推奨する。口元にもってくるために、本格的なマイクスタンドがあれば完璧だ。

wirecastplae設定

 MacBook ProにAG03をUSBでつないで、音声の入出力を設定で、AG03に設定するだけだ。

あとは、Wirecast Playを起動して、iTunesを起動。

 これだけでは、PS4の音だけしかWirecastで流れないので、オーディオを変更し、AG03にする。

これで、iTunesの音楽がAG03でミキシングされて、PS4のゲーム音楽、音声が、ストリームできるようになる。AG03の「TO PC」は、ループバック。

 マイクもAG03側で音の大きさを調整して混ぜ込むとできあがり。すこしエコーがかかった声で配信されるのは、こういうストリームではありがちなことだから、気にしない。

 著作権問題があるので、音楽をあれこれ混ぜて配信はできないんだが、録画機能もWirecast Play にはあるので、MGOなんかをBGMオフで、iTunesでお気に入りのBGMに置き換えて、プレイ動画を録画することが可能だ。

 まー、こういうこともできるよ ということで。

 ワシ? ワシみたいなオッサンがやったところで、誰も見に来てくれんし、ヘタクソ過ぎて話にならんからな。

PC(Mac)でSkypeを使い、ゲームの音声とまぜるのも基本的に同じだ。

 ゲーム動画を録画したり、配信したりしないのなら簡単だ。テレビやディスプレイからの音声をミキサーに入れ、PCのSkypeの音声を混ぜる。マイクはPCのSkypeの音声へとして設定すれば良い。

 安くあげようと、分岐ケーブルを使って、ベルキンのイヤホンスプリッターを使うことは、ワシはオススメしない。インピーダンスが違うイヤホンやマイクをそのまま分岐してつないだのでは、トラブルの元になるからだ。音がうまく出ない、音が小さい、ノイズが無駄に混じるなど、問題も多い。

 だから、ワシはあえて記事にしてこなかった。

ミキサーもAG03やAG06のような、パソコンでネット配信をするために作られたものも出てきたし、こういうちゃんとした道具を使うことで、トラブルも少なく、音も綺麗に扱える。


リクエストがあれば、追補する。