いつも通り結論から言うと、
スマホで通話とテザリング、メールと簡単なWebサーフィンができればいいやと言う人へのWindows Phoneの入門機、てか子供のオモチャ?。
しかし、「子供のオモチャ・スマホ」と言い切ってしまうには惜しい。対応アプリがほとんどない以外、基本的なスマホとしての機能(電話帳、通話、テザリング、Webブラウザ)は動作するので、スマホは通話とテザリングができれば良いという人には、このKATANA01もコスパが良い分、「有り」だ。Microsoft Office365を契約している人なら、マイクロソフトのフルサービスが使える。
フリーテルのKATANA 01(刀01)のスペックを箇条書きでざっくりと説明すると、
- サイズ 132.8 X 66.3 X 8.9mm 重さ131g
- ディスプレイサイズ 4.5インチ 854×480(FWVGA)
- CPU Quad core 1.1GHz(Snapdragon 210)
- メモリ 内部RAM:1GB、内部ROM:8GB、microSD:32GBまで
- カメラ メイン:500万画素 サブ:200万画素
- バッテリー 容量:1700mAh、着脱可
- SIMスロット数は2、micro SIM / micro SIM SIMロックフリー どちらもLTE対応。
- ネットワーク(周波数帯) 2G:GSM 850/900/1800/1900MHz、3G:WCDMA 1/6/8/19、4G:FDD LTE 1/3/8/19 docomoLTE対応
- Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4GHzのみで、5GHzは非対応。
- テザリングは、Wi-Fi、Bluetooth
- Bluetooth Version:4.0 LE対応、Power class:class 1、Profile:SPP,A2DP,HFP,HSP,FTP,DUN,HID,MAP,GAP,SAP,OPP,SDP,AVCRP,PAN,PBAP
- センサー GPS搭載 (A-GPS対応) / 加速度センサー / 近接センサー / 光センサー / e-compass
- FMラジオ付き 95MHz〜105MHzのワイドFMには非対応。イヤホンをアンテナにする。
- EdgeブラウザやCortanaは実装。ブログの記事内に貼ったYouTube動画は、なんとか見られる。
- ContinuumというディスプレイをつないでmobilePCのように使う機能はついていない。
KATANA01の外観などのフォトレビューをする。
裏蓋と本体は別の箱に入ってくる。裏蓋と本体、バッテリーの他に、AC-USBアダプタ、microB USBアダプタが付いてくる。
スロットは2つあるけど、片方は日本では使えないようだ。
2015年11月25日に先行販売を開始いたしました、FREETEL KATANA01につきまして、
端末本体のSIMスロットとWEBサイトに誤表記がございました。
誤⇒SIM2(micro SIM):2G
正⇒SIM2(micro SIM):2G/3G/4G
※日本ではSIMスロット1のみご利用くださいとご案内していましたが、
どちらもLTEでご利用いただけます。
公式で上記のように訂正がはいったので、どちらのスロットに挿しても使えるようだ。フリーテル自体も、十分な検証ができないまま、すべてのスケジュールが動いていることが分かる。
MIYABIに挿しているフリーテル純正の通話(SMS付き)SIMを挿してのテストは後からやる。フリーテル以外の格安SIMで携帯電話の通信ができないという問題はたんなる準備されたAPNの問題なのか? → 解決方法は公式FAQを参照のこと。
KATANA01も、SIMなしでWindows 10 mobileは起動するし、Wi-Fiを使えば、一通り使えるから問題ない。
フリーテルでSIMと一緒に買った人は、すでにSIMがセットされ裏蓋をはめた状態で届くので、既にデータ通信でいくらか消費している。そんな人への
KATANA01の裏蓋のはずし方を紹介。
KATANA01の裏蓋は軟かい樹脂製なので、境目に爪をかければ、どこからでも外れる。落とせばそれだけで外れる可能性もある。アンテナが剥き出しなので、KATANA01の下のフチから外すときは、爪を深くいれすぎるとアンテナまで一緒に剥がしてしまうかもしれんので、注意してくれ。って、どんだけ不器用なんだ って話だが。
まぁ、MIYABI同様、安いのでアレだw。
Windows Phoneのスクリーンショットは、音量大+電源/スリープボタンの同時押し。
Androidスマホの画面撮影(screenshot)は、音量小と電源/スリープボタンの同時押し。iPhone 等iOSは、ホームボタンと電源/スリープボタンの同時押し。そして、Windows Phoneは、音量大と電源/スリープボタンの同時押しでスクリーンショット(スナップショット)が撮れる。
スクリーンショットやカメラの画像をエキスプローラーで、Wi-FiでつないだLAN内のWindows サーバーに転送しようとしたが、Windows なのに出来ない。まだ、マイクロソフトのクラウドサービス OneDriveの手続きをしていないので、Windows 10のパソコンにUSBケーブルでつないでみた。
すると、Windows 10同士だけあって、そのままマウントできる。フォトを起動するとKATANA01からコピーまたは移動するか?を聞かれるので、必要に応じて取り込む。あるいは、エキスプローラーからPictures / screenshotフォルダにあるのでコピー、または移動する。
Macは、USBデバイスとして認識できるが、マウントするためのアプリケーションがないため、「写真」が起動するけど、なにも起きない。
そこで、VMware FusionのWindows 10をインストールした仮想PC側にUSBを接続して、KATANA01をマウントして使う。
KATANA01を起動しWi-Fiに接続してセットアップする。
日本語を選択して、SIMをいれていないので、スキップでいく。
ちょっと時計が狂っているけど、日付がくるっていないから先に進む。
Wi-Fiにつなごうにも、MACアドレスが分からないので、とりあえず先に進む。
なんかよくわからないので、とにかく進め、進め、進められなかったら戻って、適当に進める。
なんか、やっとホーム画面が出てきた。ので、ここでこのWindows Phone KATANA01のWi-FiのMACアドレスを調べる。
「設定」→「システム」→一番下の「バージョン情報」→「デバイス情報」の「詳細情報」で、
MACアドレスをみつけることができたので、これをメモる。
それから、「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「Wi-Fi」で接続を試みる。
うちは、隠蔽されたSSID(ESS-ID)で、MACアドレスフィルタリングがあるので、SSIDを追加しなければならない。
「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「Wi-Fi」→「管理」で、下の+ボタンをタップするとやっとSSIDの登録画面がでてくる。
2.4GHzの隠蔽されたSSID(ESS-ID)を直うちし、暗号キー(アクセスパスワード)を入れる。
アクセスできないのは、まだ、Wi-FiルーターPA-WG2600HPにKATANA01のMACアドレスを登録していないためだ。
PA-WG2600HPにMacのSafariなどでアクセスし、KATANA01のMACアドレスを登録する。先に一度アクセスを試みて失敗しているので、「選択設定」でアクセスログのプルダウンメニューから、先にメモっていたKATANA01のMACアドレスを選ぶだけ。
PA-WG2600HPにMACアドレスが登録できたら、再び、SSIDと暗号キーをいれてアクセスするとアクセスできるようになり、左上の扇形のWi-Fiのアイコンがでるのを確認すること。
PA-WG2600HPの子供安心ネットタイマーに登録する。
NECの今年のモデルであるPA-WG2600HPには、Wi-Fiでつながる端末をすべて管理する子供安心ネットタイマー機能があるので、登録しておく。未登録端末なのに、すでにWindows Phoneと名前がはいっているのを、KATANA01に置き換えて、とりあえずは、ワシが使うので大人のフルアクセスにしておく。
Wi-Fiがローカル固定IP(静的IPアドレス)を指定できない?。
プロキシのオンオフや設定ができるものの、DHCPサーバからの自動割り当てはできるけど、Windows 10 mobile側でIPアドレスを指定できないのかな?Wi-Fiにつないでから、何度も確認しているんだけど、よくわからん。まぁ、Windows 10 mobileの練習機としても、このKATANA01は役に立つってことだな。
まだ、未熟なWindows 10 mobileなので、いろいろ弄って遊ぶには、面白いスマホだ。MIYABIが思った以上にまともな泥スマホだったから。KATANA01はお試し価格設定なので、使い物にならない!と怒って、そこらに投げても惜しげが無い。でも、子供に与えるにはペアレントコントロール機能がiOSに比べれば、全然できていないのでダメだなと。
KATANA01のメールはWindows 10だけあって、iCloud、Gmailは一発で登録できて、使いやすい。こんなロースペックでも音声認識できんのかよ。ってネット依存だけど。
iCloudを試しに登録してテストしてみているが、Wi-Fi環境で音声入力も誤認識が少なくて使える。LTE回線で音声入力を使うとデータ通信が増えるからアレだけどね。やっぱ、Windows 10 mobileは、Windows 10のオマケっていうけど、バカにでんきんね。ってか、このロースペックの子供のオモチャレベルのスマホでも、そこそこ動くから、さらにVerアップして最適化されていけば、法人向けの社員に配るスマホとしても、こういうのがこれから当たり前になってくるんだろうね。
こりゃ、面白いわwww。ってか、あと、2chMateみたいなブラウザがWindows 10 mobile用にあれば…、探してみよう。無いな。全然無い。ユーザが少ないから仕方が無いか。LINEくらいか。来年以降に期待したい。
SIMを挿して、通話、データ通信をテストする。
SIM2スロットは、LTEのデータ通信はできるけど通話ができない?
昨日いじってみていて、アレ? ってことで、今日あらためてやってみたけど、SIM1に挿しておく方が無難だという結論になった。SIM1スロットに差し込めば、通話もSMSも、データ通信も問題なくできるので、それでいく。
電話番号の下4桁がでちゃうので、SIMのところで変更をしないとダメだな。自分好みで変更できるのか。
テザリングを使って、iPod touch 6をネットにつないだり、スプラトゥーンをやってみる記事は別に書いた。
KATANA01の一日しか持たないバッテリーを急速充電する。→ 充電時間は2時間40分!
KATANA01も、超格安泥スマホと同じ本体なんで、バッテリーも1700mAhと小さく、あれこれいじっていると、最悪半日しか持たない。とにかく、microUSBをつないで、こまめに充電が必要だ。
充電の電流と電圧の変化をいつも通りのPC700で計測しデータロガーのグラフにすると充電状況が一目瞭然だ。
警告が何度もでて、スリープになるところで、充電開始。MIYABIで完全に電源がおちてしまうと、急速充電しないことがあったので、バッテリー残量ギリギリでの充電。充電は、AnkerのPowerPort10を使う。
MIYABIについていたACアダプタは、コイル鳴きがするらしい。ワシらジジイの耳に、モスキートーンは全く聞こえないので、コイル鳴きの音はマイクで拾って調べてみる予定だ。
で、面白いことに、1時間ほど経過してバッテリーが安定してから?か、0.95A/5.2Vという急速充電を開始し、1時間でほぼ9割の充電ができるようになっている。充電時の本体の発熱も(室温15度と低いせいか、)表面温度28度以下で問題はない。
なんどか充放電をくりかえすことでバッテリーが安定してきたら、充電時の電流の流れ方もすこしかわるのかもしれない。とりあえず、バッテリーの充放電を司るバッテリーコントローラチップはインテリジェンスに動作している。
動作を表現するのにヌルヌル、サクサクという言葉はアレだw。
昔愛用していたSIMフリースマホ htcのP3600と比べてみて… って、何と比べて っていうのが、まぁ、ワシら自然科学系の学部を出ていれば、身についてるわけで。P3600だって、へんなグラフィックの小細工をしてないだけ表示は遅くないんだよね。あれから5年、やっぱり進化していることには間違いない。
Windows 10 mobileのハイエンド・スマホは時期尚早の感あり。
フリーテルは、来年2016年1月に、Windows Phoneの上位機種版KATANA02(19800円)を発売することになっている。Windows Phone用のアプリがまだまだ少ないことを考えると、高性能機を買うのは、もうしばらく待った方が良さそうだ。アプリが一通り出そろう頃には、同じ価格でさらに高性能の機種がでていることになる。こういうガジェット類は、半年で一昔前ってことになるから。
とりあえず、Windows 10 mobileの入門機として、KATANA01は十二分に役割を果たしたと思っている。
今後の予定としては…
友人が早速買って自慢していたSurface 4が、思った以上に良くてうらやましかった。iPad Proは、そこら中のニワカマカー、アフィ連中が買ってブログで自慢している記事をみても、割高なクセに、中途半端なiOSで動くという…さっぱり心に響かない。ジョブズ亡き今、Apple Inc.も、ついに迷走を始めたかなと思う。
現時点(2015年12月)で、会計ソフトなど仕事で使うソフトがSurface4の解像度に対応していない。MacでいうところのRetina問題と同じだな。
Macも自作機(笑)がメインだったけど、Windows 10のインターフェイスに慣れてくるにつれ、これも悪くないと思うようになってきた。となると、スマホも、Windows 10 mobile機の一つは持っていて、動向をチェックしておかねば と思っている。
Surface4には、Microsoft Office365の1年分の使用権が付いてくる。Office365の年会費を払えば、Skypeの千円分の通話料とか、OneDriveとか、Microsoftのサービスが使えるようになる。
AppleのiCloudも、.Mac(ドットマック)と呼ばれた頃は、妻とワシの2つ分、年間2万円を払っていたが、今は無料だ。となれば、MicrosoftのOffice365の年会費も、Windows 10 mobileユーザがiPhone レベルまで増えれば、無料になるんだろうか?と思っている。となれば、以前と同じく、MacよりもMicrosoftのWindows で軸足を固めることも視野にいれて、いろいろと遊んでいきたい。
2015.12.20 やっとワシのKATANA01にも更新プログラムがきた。
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