今年の家庭菜園は、台風の風害がなかったので助かった。9〜10月にかけて雨が40日以上も降らなくて、水やりが大変なだけだった。
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 鍬で耕すことが体力的に厳しくなったので、小型耕耘機ポチを買ったんだけど、これは良かった。価格に見合うだけの効果を実感できている。
 今まで、手で耕している時とは比べ物にならないほどの短時間でできる。
畑の作業は、
  1. 耕耘
  2. (苦土)石灰を巻いて耕耘し一週間放置
  3. 化成肥料、牛糞入りおがくず、発酵済み鶏糞など肥料をまいて耕耘
  4. 簡易畝たてしてマルチを貼る。
 というルーティーンで成り立っている。一番大変なのが畑を耕す耕耘作業だ。これが、一瞬で出来てしまうから、もう助かるのなんのって。しかも、耕耘した畑の土が細かくフワフワに仕上がるんだよね。

レタス
 まず、レタス。苗を10月早々に植えて、わずか40日で収穫できている。一本50円の苗だし、鳥や虫による食害を防ぐために防虫ネットをかけて栽培しているので、その分のコストはかかっているから、採算はまったく採れていないけどね(笑)。
防虫ネットの白菜
 今年は、西日本が台風による風害が無かった上に、10月の終わり頃から暖かい日が続いたので、成長が早まったようだ。おかげで、レタスが市場にだぶついてスーパーでも一個30円とかで投げ売り状態だからな〜。自家製のレタスって、コスパは最悪レベルなんだけどね。
 とりあえず、レタスは苗さえ買ってきて植えれば出来る。

ピーマンと大根ホウレンソウ
畑の土が軟らかいので、根を張ることができる。だから、5月に植えたピーマンがまだ収穫できている。ピーマンは元が採れたなと。
 あとは、二十日大根とか
大根の根
 根をみるとまっすぐだろ? これが、手で耕すと土が細かく砕けないから、まっすぐに根が伸びないんだよ。石や固い土に根が当たると二股三股に分かれてしまう。
 二十日大根も赤い丸い根の先に細長い根が伸びているんだけど、それがうまく伸びている。良い感じだ。大根は、植える時期が遅かったので、本格的に太く大きくなるにはもう一ヶ月はかかりそうだ。
 ホウレンソウと大根は、間引いたものを、そのまま洗って、ゆでて使う。
 他にも、白菜、ブロッコリー、カリフラワーも、大きく育っている。今月上旬には、タマネギを昨年同様に植えた。広い面積を短時間に楽に耕せるので、植える幅も大きめに贅沢にとれるのが良い。ゆったりと植えていく。
野ねずみ
 耕うん機のおかげで、効率よく野菜が作られるようになったけど、広範囲に軟かい土が増えるとモグラが増える。掘りやすいからな、ミミズも増えるし、モグラにとっては楽して生きられる環境を与えてしまう。
 さらに、その巣穴にネズミが住み着いていることが分かった。あれをなんとか駆除しなくてはならないんだが、まだ決定的な解決策が見つかっていない。
 若い頃マタギをやっていたオヤジに、何とかできないか?と聞いたら、「お前の方が詳しいだろ」って、そりゃ、大学で薬学実習とか諸々でラットやマウスを扱ったくらいで、殺すことを目的に扱ったわけじゃない。実験用マウスは結果的に死んでしまうし、生き残ったのも実験に使ったラットやマウスは炭酸ガスで安楽死…。野生のドブネズミはタフで、そこらで売っている溶血材や農薬系の毒物は耐性がついているし、賢いので餌にまぜた毒物は食わない。
 さらに強力な毒物や化学薬品の取り扱いはアレだしな。トンビのつがいが、パンや肉をもらいに飛んでくるんだけど、ついでにネズミを捕ってくれるとなると、化学的毒物は使いたくない。なんとか、カラクリでやりたい。