PA-WG2600HPには、USB3.0のポート(ジャック)が付いている。
 WG2600HP USB
 ここにHDDやUSBメモリ等をつないで、設定をすれば、ホーム・サーバ(NAS:network attached storage)になる。ホームサーバーやNASと呼ばれるものは、一つあると便利だ。
 我が家には、
  • HP MediaSmart Server EX490
  • ProLiant Microserver
  • 自作機のサーバ&PC録画機
  • Mac mini
  • nasne
  • NAS機能付きワイヤレスストレージ いろいろ
など、紹介し尽くせないほどのNASがある。

WG2600HP&HDD
 このPA-WG2600HPのNAS機能は、どの程度使えるのか? テストしてみている。
PA-WG2600HPのNAS機能を使うためには、USBでHDDをつないで、クイック設定WebでNAS機能をオンにする。
 旧機種と取り扱いは同じだし、説明書にも記載があるのでよく読んで設定すること。
WG2600HP NAS設定
 ブラウザベースでのアクセス、WebDAVも使えるけど、諸々の使い勝手を考えると、とくにWebDAVでしかアクセスできないタブレットやOSの端末が無い限り、SMBファイル共有だけで良いと思う。
WG2600HPマウント
 マウントするとHDDが訳の分からない名前で表示されるので戸惑う。扱いは、Windows のSMBファイル共有フォルダやHDDと一緒だ。
 ※ Mac OS X(10.8〜Yosemite10.10.4)はバグがあって、ファイル共有ボリュームを切断してから、それぞれのサーバの電源を切らないと、Finderのspinning wait cursorが出たままでfreezeしてしまう。ルーターの電源は入れっぱなしなので、勝手に先に電源を落とすことはないから、問題は無いだろう。
PA-WG2600HPのUSB3.0にポータブルHDDをつないで使えるのか?
 結論から言えば、PA-WG2600HPにポータブルHDDをつないで使える。
 旧機種になってしまったPA-WG1800HPやWR9500Nにも、USB2.0のポートが付いていた、しかし、USBの給電能力が足りないため、5V / 0.5Aを超える電力を必要とするポータブルHDDの大容量なものや高回転型のものが使えなかった。
WG2600HP&HDD測定
 USBバスパワーの電流の変化を測ってみると…。
wg260hp-USB
 WG2600HPは、USB3.0の規格の5V / 0.9Aの電力を供給できるので、今まで使えなかったポータブルHDDの一部が使えるようになった。それでも、瞬間的に、0.9Aを超える電流が必要な7200rpmの高速回転型の2.5インチHDD、1TB以上のものは、不安定で使えない。
PA-WG2600HPにセルフパワーの外付けのHDDをつなぐことが出来るけど、あまり意味が無い。
バッファローのHDD
 テレビの録画等に使うセルフパワー式の外付けHDD。場所を取るし、こういうのをPA-WG2600HPの本体の横に置くの? 
 この手の外付けHDDを買ってつけるくらいなら、単体のNASを買った方がマシだよ。

PA-WG2600HPのNAS機能は、オマケ程度で決して速いものではない。
 旧機種と同じで、あくまでもオマケだ。NASの速いのが欲しい人は、専用のNASを別に買ってLAN内に設置した方が良い。
アクティビティ
 転送速度は、USB2.0のファイル共有と同じで、有線LANケーブルでも〜7MB/秒。Wi-Fiも同じ。
 だから、転送速度は決して速くないが、素のtsファイル(3MB/秒)のストリーミング2本が、ギリギリというところか。

 3本以上同時に、tsファイルのストリーミングするような動画サーバとしては、WG2600HPのNASは向いていない。そういう用途には、高速なストレージ・サーバを有線LANでつないで、WG2600HPは、あくまでもスイッチングハブやWi-Fiアクセスポイントとして使うのが良い。
PA-WG2600HPの消費電力は、HDDのバスパワー分だけ上乗せされる。
 当然のことだけど、USBにつないだ電力分が、PA-WG2600HP全体の消費電力にそのまま付け加えられる。PA-WG2600HPの消費電力は、〜12W。アイドリング状態で、2W程度だ。電流にしてAC(交流)100.1V / 0.01〜0.002Aと、ほとんど誤差の範囲レベルの電流しか(消費電力)流れない。
 フルパワーで使っていても、〜0.015A(100.5V)が瞬間的に出るくらいで、0.01A(100.5V)を超えることはあまりない。平均で8W程度、ポータブルHDDを付ければ10W超。
 一日の電気代は、29円/Kwhで換算して、ポータブルHDD付きで10円程度か。
 
 密かに、ルーター類を太陽光電池で充電したバッテリーで駆動する独立電源で駆動する仕組みをたくらんでいるものの、14.4V→12VのDC-DCコンバータのノイズ問題などで、頓挫している(笑)。
DDNSを使い、出先からインターネット経由で、簡易自宅サーバ、クラウドサーバとして使う。
 ルーターモードでは、ダイナミックDSNの設定ができるので、自宅サーバとして、USBにつないだHDDなどをインターネット側から見ることが出来るようになる。
 今は、無料、か格安でクラウドサービスが利用できるので、この機能を使うヤツは、ほとんど居ないだろう。ってか、必要なヤツってのは、それなりのPCスキルがあるので、問題ないか。




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