結論から言うと、
農作業や家庭菜園を、ひとりで黙々とやる人には超オススメのワイヤレススピーカーだ。
一部のガジェット系ブロガに無料配布してステマしているOmaker。その中でも、OmakerM4 bluetooth スピーカーは、Amazonで送料込みの3400円で売られている。
ワシは、ステマのお声がかからないので、自腹で買った。
このOmakerM4 bluetooth スピーカー、Bluetooth4.0+EDRでiPhoneやAndroidのスマホ等の音声をワイヤレスで飛ばせるだけでなく、電話に出たり、音量調整、先送り、戻しもできる。まぁ、そこらで売られているBluetoothのワイヤレススピーカーとしては、ごく普通のスペックだ。
おそらく、
- 防水スピーカーのハンズフリーでNFC対応なUSBスピーカーの中では 3千円前後と安い。
- 値段の割に、そこそこ大きめの音量でも音割れが気にならない。
- 意外と軽い164g、ストラップを入れても180g弱と、腰にぶら下げても邪魔にならない。
- フル充電で、大音量で4時間以上持つ。
用途としては、
- 家庭菜園、農作業など汚れる環境で
- 風呂場やトイレ、台所の皿洗い、シンクや水回りの清掃、庭いじり、水やり、
- 床掃除、庭の掃き掃除
- ガレージでの作業、車やバイクや農機具の洗浄、ワックスがけ、機械の分解清掃
お気に入りの曲で口笛を吹きながら… ができる。
泥んこの手、したたる汗で触っても壊れず、地べたにそのまま置いて泥んこになっても気兼ねなく使えるワイヤレス・スピーカーが欲しかった。
6月に入り、5月に植えた夏野菜の枝芽とりや畝溝の草むしりなど家庭菜園でも、管理作業が忙しくなる。暇さえあれば、畑に出て草むしりをしなくてはいけない。作業自体は単純作業だ。日頃、仕事中も常にバッハやモーツアルト全集をBGMで聴いているワシや妻としては、何も音が無いってのは、何か物足りない。そりゃ、鳥の声、虫の声、蛙の声は田舎だから、うるさいけど。
「畑で作業するときは、音が無いんか。そこのタブレットでテレビの音全開にしとけや」と妻が叫ぶわけ。ラジオもかけていたけど、ラジオのMC(パーソナリティ)がクソなのがトークをすると、「この物知らずなクソ野郎! アホ、そりゃ違うわ」と、ワシもついつい、ラジオに向かってツッコミを入れまくることになって、傍目からも、精神的にもアレだなと。
で、自分の好きな曲を、その日の気分で変えて聴きながら農作業をしたい。しかし、イヤホンは、これからの暑い季節は厳しい。汗でグダグダになって使えなくなる。イヤホン使ってたら分かると思うけど、草刈り機を使うとか、鍬を振っていると、もう泥んこ、草まみれになるんだよね。で、汚れた手(手袋だけど)、痺れた指で外れかけたイヤホンを差し直せないんだよ。
iPhoneにBluetoothペアリング一発簡単操作で接続完了!!
日頃からBluetoothのヘッドセットを使っている人なら、すぐにペアリングして使える。
「設定」→「Bluetooth」をタップして、OmakerM4の電源ボタン長押しで、ペアリング開始になるので、iPhone(iPad、iPod touch)側で、リストに認識出来たら選択するだけ。
OmakerM4のボタン操作もこんなかんじで簡単だ。
電源ボタンを長押しすると、お馴染みのBluetoothの起動時のアルペジオが流れて、iPhoneなど送信側のデバイスと接続が完了すると、ピーピーと鳴る。あとは、操作がOmakerM4側でできるようになる。
iTunesの音楽を再生プレイ(play)と一旦停止(ポーズ、pause)ボタンは、電話のアイコン。
音量ボタンは、短く押す時と長押しとでは、機能が違う。これもBluetoothのヘッドセットと同じ操作性なので、違和感は無いだろう。
長押しの時は、音量の増減を15段階に分けて、ピッ ピッと音が鳴ってステップしていく。音量は、リニア(連続的、無段階)な増減はできない。
シリコンゴムで覆われているので、野菜の枝芽をむしった途中で、草の汁がついた手で触っても気兼ねが無い。草の汁は、草木染めっていうくらい服やタオルに付けば色が落ちないからね。胸ポケットにいれたiPhoneを出して触らなくても良い。
ボタンの堅さも、子供にはキツいかもしれないが、オッサン的には、泥で汚れた手袋で押さえても、押し間違えが起きない点を評価している。
iPhone(iPod touch 6)は、すぐに水没故障するので、ポリ袋に二重に入れる。
防水機能ゼロのiPhone(iPod touch)。夏場、汗ばむシャツやパンツのポケットにいれておくだけで、水没故障するというクソ仕様。こんなクソなスマホをカッコイイって自慢げに持ち歩くのが、ここらのカッペの中高生だ。今時、こんなクソなスマホをこれ見よがしに人前で取り出すようなヤツは、ワシのようなダッセー オヤジくらいしかおらん。クククッ。で、ワシは、
このクソなiPhoneの水没故障対策として、100均で売っているチャック付きポリ袋、大小二重にいれることで対応している。
とりあえず、1枚目にいれた状態。この上に、もう一枚少し大きいのに入れる。
これはどんな分野でも常識だと思うけど、「ダブル・シーリング」といって、漏洩対策の大原則だ。これで、来ている作業着(ツナギ)が、汗だくだくになって、びしょ濡れになっても、ポケットにいれたiPhoneが濡れることは無い。
しかも、ワイヤレスなのでイヤホンケーブルをチャックの隙間から引き出さないので、汗の侵入漏洩はない。
ポリ袋二枚くらいなら、指で触れば画面が反応するのは、iPhoneをアウトドアに持ち出して使っている人なら誰もが知っているんだけど、老婆心ながら、教えとこか。
もちろん、ポリ袋したままで通話も出来るよ。音悪いけど。
あと、ゴム手袋をしている時、iPhone(iPod touch 6)の操作ができないけど、そこらの草や地面から生えている草木、野菜の葉っぱを指代わりに使えるよ。
同梱内容は説明書、3.5mm径のステレオミニプラグケーブル、microUSBケーブル
Amazonにレビューを書いてくれたら、無料で新製品をレビューするステマ要員にしてやるというカードが入っている。Ankerみたいな売り方するんだね。Omaker 英音法的に、オウメイカrっていうのかな。オマケと言う日本語にもかけてたりして。最近、ネーミングで日本語を使う物が時々あるよね。「tsunami」ってのも多かったが、アレ以来、タブーになっちまった。
説明書は英語と日本語で書かれている。結構、丁寧に解説してあるのが驚き。ただし、機械翻訳そのもので日本語が変。
microUSBポートとアナログ入力とリセットボタンもカバーされている。
見ての通り、左からmicroUSBポートは充電用、アナログ入力もできるよ。リセット用穴は、クリップをほどいて差し込むとリセットボタンを押せる。
AUX・アナログ入力は、机の上に置いて使うとかの用途なんだろうけど、この防水スピーカの意味がない。このアナログ入力を使うことのは、音響測定のテスト時くらいだろう。OmakerM4の電源をいれた状態で、アナログ(AUX)入力ポートにケーブルを挿すと自動的に切り替わる。
これらの穴をカバーするシリコンの蓋もなかなか精度が良くて良い感じにハマるのが良いね。
充電テスト、5V0.4Aで電流が流れて徐々に減っていく。旧式のUSBポートの5V、0.5A規格でも充電できる。
満充電は、説明書には3時間って書いてあるが、実測5時間半。
電流を見てもらったら分かるように、満充電後、電流は完全に遮断されている。その遮断の仕方がどうなっているのか、充電コントローラのチップを見なきゃわかんないけど、説明書には「12時間上つなぐな」ってかいてあるからそれに従おう。
腰に付けるにはカラビナにつけると良い。
腰に付けるにはカラビナにつけると良い。送料込みで、3400円のわりには、立派なストラップがついていて驚いた。で、カラビナもそれに付けると良い感じでベルトにぶら下げられる。
これからの季節、携帯蚊取り線香と一緒に、このOmakerM4スピーカーも腰にぶら下げよう。
肝心のOmakerM4の音質についての評価は? 値段と大きさのわりに良い。
音量については、申し分ない。最大音量にすれば、草刈り機をぶん回していても聞こえる。耳が難聴になりそうなくらいだ。ノイズについても、無音時のノイズは耳を当てても聞こえない。こういう安物のワイヤレススピーカーは、本来無音状態でも、デジタルアンプからのノイズがでていてサーっというホワイトノイズが聞こえてもおかしくないんだけど、うまく処理できているみたいだ。
周波数特性については、評価する方法を今詰めているところなので、確定しだい、テスト結果とその評価を具体的に示す話ができるようになるはずだ。
Bluetoothの届く範囲は8m弱。1mでも、2.4GHzのWi-Fiの混信が起きれば音が途切れる。
OmakerM4はBluetoothでスマホ等につなぐ。他に近い周波数を出すEye-Fiカード等、2.4GHz帯のWi-Fiがあるところでは、1m以内でも音が途切れることがある。この記事を書くために写真を撮っていたら、自動でパソコンに転送するEye-Fiカードがうまく動作しないことがあった。ツナギのポケットにいれて使っていると、夏場の汗でズブ濡れ状態になったら、シールド布で巻いた状態になるので、Wi-FiとBluetoothの電波が飛ばなくなる。わずか数十センチ離れたOmakerM4ですら、音が途切れるようになる。
Apple MusicサービスやインターネットラジオをこのOmakerM4で聞き流すというやり方は、Wi-Fi、Bluetoothの両方を使うので、2.4GHzのチャンネル次第では、滑らかに再生されないこともあるかもしれない。LTE回線を使うのであれば、周波数が違うので、影響はあまりないだろう。
まぁ、その辺は、5GHz帯のWi-Fiチャンネルを使い、2.4GHz帯のBluetoothには影響が及ばないようにするなど、臨機応変で対応しよう。
もちろん、オペ場などに持ち込めない。2.4GHz帯はモニターが使っている。
ステレオの音声をモノラルのスピーカーで再生しているということか。
ソース(音楽データ)がステレオ左右の2チャンネルの場合、右チャンネルだけをつかってモノラル変換というのが良くあるパターンだ。送料込み、税込みの3千円チョイで買える価格を考えると、Bluetoothのオーディオチップとデジタルアンプは一枚の小さな基板で構成されている、これまた汎用なヤツだと思う。他のBluetoothオーディオデバイスと同様に、右チャンネルだけを使うんじゃなくて、オーディオチップ内でステレオ音声をモノラルにMIXして再生しているってことなんだろうね。
だから、まったくステレオ感はない(笑)。
もう一個買って、分解してみるか。。
ハンズフリーなので、電話にも出られるけど…。
音楽をきいている時に、iPhoneに電話がかかってきたら、これまた盛大な呼出音が鳴る。電話のアイコンのボタンを押すと音楽は中断し、電話に出られる。それにしても、かけてきた側の携帯電話のエコー というか、木霊(こだま)が凄いのよ。妙に明瞭な自分の声が一秒遅れて返ってくるので、話しづらい。いろんなヘッドセットを試してきたが、このOmakerM4の電話機能では酷いな。「輪唱ができんじゃね?」って妻が言うくらい。
油汚れは落ちにくいのでポリ袋に被せる。
ガワは樹脂、親油性だから油汚れが、単純な水洗いでは落ちない。かといって、有機溶剤だと溶けるしな。オイルに浸かるような環境下ではポリ袋を被せた方が良いだろう。シリコンの蓋とかの構造からして完全防水ではなく、生活防水、簡易防水レベルなので、水の中に沈めてはいけない。そもそも、水をスピーカー側にかけると振動が妨げられて音量も小さく音も悪くなる。乾けば元に戻るけどね。
登山やハイキングで使う? 他人に迷惑かかるからやめなさい。
こういうOmakerM4みたいな携帯スピーカーや携帯ラジオは、独りでやる作業の時にBGMとして使う物だ。登山で、こんな音がダダ漏れのスピーカーをつけた登山者がいたとしたら、誰かに、頃合いを見て沢へ蹴り落されるのがオチ。ワシは田舎育ちなので、日頃から山住まいには苦労しているので、わざわざ他の山まで行って苦労して登ろうなんて気は全く無い。ただ、学生の頃から、ワンダーホーゲル部とか登山部とかのメンバーをみていると、結構、高所得者レベルのヤツが多かった。金持ちじゃないと、国内外の山という山を登ろうなんて気は起きないだろうからね。昔は、そこらの山を登っているオッサンは、会社の経営者とか、医者とかウイークデイのゴルフ場みたいなかんじだったんだよ。今は、ちがうけど。
まぁ、あれだ。こういうOmakerM4みたいなワイヤレスのポータブルスピーカーは、アウトドアで使えるのは間違いない。しかし、
他の人がいる環境でポータブルスピーカーを使うと、自分好みで無い音楽を聴かされるってのは不愉快なので迷惑な行為になってしまう
から、十分に気をつけよう。- 車でズンドコズンドコいわせながら、ツタヤやコンビニの前に止まっているLEDチカチカのDQNカー。
- 車高短のスクーターに青色LEDで装飾して、スピーカーでドカジャカと浜崎あゆみなんかをかけていたDQN(今は絶滅)
医者の国家試験がめっちゃ簡単になって医者を乱造しているけど、なぜか法医学の解剖医、監察医になる医者は減少している。そんな現状で、事故死が他殺かどうか なんて、見抜ける医者は、ドラマの中だけの話になりつつある。ヘタに他人から殺意をもたれるような迷惑行為をしてはいけない。
iPhone やiPod touch 6を使ってOmakerM4の周波数特性を簡単に測ってみた。
アナログ入力でのスピーカー特性を測ってみた。iPod touch 6で40Hz〜20000Hzのサイン波のスイープをイヤホンからアナログでOmakerM4へ入力。スピーカーからの音をiPhone でFFT表示のピークホールドで測定。
音が良く聞こえる理由は、全体的にフラットな特性で、メロディーの美味しい音域である6〜8KHzあたりでピークが一つ、パーカッション等の歯切れの良い音の決め手になる10〜14KHzの落ち込みがない。
もちろん、エンクロージャやスピーカーの径が小さいので、美味しいズンドコの低音域、60〜150Hzが弱い。それでも、この大きさで、130〜200Hzまでを鳴らせているのは、イコライザで意図的に強調している味付けのせいだろう。
ガジェット系、物欲レビュー系ブロガのベンチマークとしてこの記事をアップした。
とりあえず、音の善し悪しは、測定結果を貼らないと話にならんので。追加する。で、この安い3400円のBluetoothスピーカー一つで、レビューする人間のバックグラウンド(教育水準)やウンチクの深さ、広さを計る指標になれば、これ幸い。
予定通りの展開中。金では安く買えないワシの欲しい物をタダで手に入れることが出来た。風呂上がりの炭酸はうまいな(意味不明。)
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そのネタで書きたいんですけど、
USBの簡易スペアナアダプタGigaStってのを買ってからになりそうです。あれなら、5GHz、2.4GHz帯も、大まかな観測ができますからね。
問題は、アンテナです。アンテナ。