春休みになって、PS4やNintendo Switchを買ってもらう子供が多いようです。
最近は、Fire TV stick を古いハイビジョンテレビで見たいという人もいます。 

  • HDMIなしでPS4をテレビにつなぐ方法
  • HDMIのないブラウン管テレビにPS4をつなぐ方法
  • PS4 HDMI テレビ 対応してない
  • HDMIない昔の古いテレビでPS4
  • PS4はHDMIなしでもできるのか?
などで検索してきていると思います。

2016年11月10日にニンテンドー クラッシック ミニ ファミリーコンピューターが販売され爆発的ヒットになりました。

ところが、昔のファミコンと違ってHDMIで映像(1080p)と音声(PCM 2ch)が出力されることに買ってから気づく親子が多く、ファミコンをHDMIのない昔のテレビにつなぎたいという需要が生まれています。

  1. ミニファミコンのレビュー記事はこちら
  2. ミニ スーパーファミコンの記事は、こちら
  3. Wii U(Wii)を買ってテレビにつなぎたいと検索してきた人は、こちらの紹介記事を読んで
  4. Nintendo Switchを買った人は、PS4と同じ扱いなので以下の記事を参考にしてね。 

そこで、アナログとHDMIでの録画システムを構築している私が、HDMI、アナログ変換について以下、解説します。

PS4 / Nintendo Switch のつなぎ方は、PS3と違いデジタルだけの接続になったので、

  1. 映像と音声をHDMIで出力する 。(2016年PS4 SlimとNintendo SwitchはHDMIのみ)
  2. 映像だけをHDMIで出力し、音声を光デジタル出力やUSB、ワイヤレスで出す。

の二通りしかありません。

 このうち、HDMI入力がないテレビやディスプレイしか持っていなくて、PS4やNintendo Switchを買ってもらった子供やその親は焦っているようです。

PS4 Proは4K対応でもHDMI出力に変わりないので、ディスプレイやテレビは、従来のフルHD(1080p/60fps)で、フレーム落ち無しで遊べます。だから、4K対応ディスプレイやテレビでなくて良いんです。→PS4 Proについてはこちらでレビュー

2016年9月13日に、システムソフトウェアアップデートVer4.00によって、HDRへの対応がされました。対応してないテレビやディスプレイ、HDMI→D端子変換アダプタでは、HDRに切り替えると真暗になる可能性があります

再起動を繰り返して、ディスプレイが表示されないようなら、セーフモードで起動しましょう。 PS4の画面表示のトラブルは、こちらで詳説しているので参考にどうぞ

PS4 Slim(2016年秋モデル)は、光デジタル出力が省かれたので、HDMIからの映像と音声を使うことになります。つなぎ方は、 こちらで解説しています。

 HDMI入力のないテレビしか持っていない場合、その解決方法は、2つ。

  1. HDMI入力のあるテレビを買う。
  2. HDMI→アナログ変換アダプタ(ケーブル)を買って使う。
※PS4はゲームの録画機能を内蔵しています。しかし、Wii UやクラッシックミニファミリーコンピュータなどをHDMIでつないで録画すること(HDMI入力)ができません。

HDMI入力のあるテレビかディスプレイを買う

 これが一番良いですね。選択の基準は、

  • 価格が手ごろなのに液晶がIPSなどの綺麗なやつ。
  • テレビも良いが、パソコンがあるのなら兼用できるディスプレイがオススメ。
  • ドンパチゲーム(FPS)をする人は、描画遅延5ms(0.005秒)以下が良い。

オススメは、石川のナナオ(EIZO)のゲーム用ディスプレイFS2434-R です。直売限定で2013年発売のFG2421という、液晶では考えられない高速描画を実現した240Hz駆動のゲーム専用モニター6万6千円ってのがあります。

韓国メーカ(LG、サムスン)のは安いが補償の切れた3年目でタイマーが入っているかのように壊れ、サポートも今ひとつで不安です。

台湾のacer、BenQも早々に壊れたし…、中国のDELLやレノボは、国家情勢を鑑みてもスパイウエアがファームウエアに刻まれている可能性が否定できず、オススメできません。

→2018年4月現在、ナナオ(EIZO)のFS2434Rが3万5千円とお手頃になってきています。

さらに、詳しいディスプレイやテレビの選び方は、

HDMI→アナログ変換アダプタ(ケーブル)を使ってアナログのテレビにつなぐ

デジタルのHDMIをアナログに変換するのは、

  • コンポジット(480p)…Sビデオ端子など
  • D4端子 720p、1080i、1080p
  • コンポーネント端子への変換 720p、1080i
などがあります。

そもそも、PS4につないでもHDMIのプロテクト(HDCP)がかかるコンテンツを見ることができません。(という前提になっている。)

だから、AVアンプは、D端子、コンポーネント、コンポジット→HDMIのアップコンバート(上位変換)はできるけど、HDMI→D端子などアナログへのダウンコンバート(下位変換)はできない仕様になっています。

PS4-torne

例えば、nasneからテレビを見たり、Blu-rayディスクやダウンロードして映画を見たり、音楽を聴いたりする時には、PS4は、HDCPというプロテクトをオンにしないと、それらのソフトを起動できません。

 

クラッシック ミニ ファミコンは、二十年以上前のレトロゲームしかできないのでHDCPは関係ないです。

以下、HDMI→アナログ変換アダプタは、HDCPに対応していないことになっているので、480pより高解像度の映像がうまくでない(という建前で)コトに留意してください。なおかつ、中華のパチモンしか存在しえないので、品質も悪くハズレは、それなりにあります。

HDMI→コンポジット変換アダプタ

赤白黄の三色端子とも呼ばれるコンポジットは、音声の右左で赤白のRCAプラグの2本のケーブル、映像信号の黄色のRCAプラグ1本、合計3本のアナログケーブルへ変換します。

ビデオ音声ケーブル

ブラウン管のテレビに付いていた昔から、一番よく使われたビデオ信号と音声ケーブルだ。もし、青のSビデオ端子がテレビについていればS端子ビデオと音声ケーブルになります。

変換アダプタも、RCAジャックのビデオ端子、Sビデオ端子付きのものもあります。

ビデオ端子、Sビデオ端子ともに、映像信号は480iや480pまでの昔のブラウン管テレビの解像度なので、PS4の映像は細かいところが潰れてよく見えません。

クラッシック ミニファミコンなら、基本が480pなので、表示がつぶれてよく見えないということになりにくいです。

※480iの「i」はインターレースという格子状の間引いた映像のためノイズが入るので、除去するデ・インターレースという処理が必要です。ブラウン管は残光(残像)のために気にならなかったんです。

HDMI→D端子(D4やD5)変換アダプタ

D端子はアナログ映像信号を高品質で送るんだけど…。1080pのD5まで変換してくれるアダプタがでている。HDMIがないテレビのほとんどがD4端子かコンポーネント端子が付いているので、720p/60Hzまで対応している。720p/60Hzは、PS3のFPSやアクション系ゲームの基本解像度なので、PS4でも同じように使えるはず。

D5端子と音声入力 D端子プラグ

もし、テレビ側にD5対応の入力端子があれば、理論上、アナログでフルスペックの1080p/60Hzが表示できます。映像信号はD5やD4端子、音声信号は音声入力のRCAジャックにつなぎます。

解像度切り替えは、スイッチで行い、テレビ側の調整とPS4側の解像度の切り替えが必要です。

音声はミニプラグから出力されるので、テレビの音声入力端子、オーディオアンプやパワードスピーカにつなげば良いことになります。

D端子ケーブルと延長ジャック

D端子ケーブルは、定番のものを使えば色調がおかしい等、トラブルが少ないです。

HDMI → コンポーネント変換アダプタ

D端子ケーブルが一つのコネクタと一本のケーブルに対して、コンポーネントは、赤青緑三色、3本のRCAプラグを使います。映像信号だけなので、別途ステレオ音声ケーブルRCAタイプが必要です。

コンポーネント入力と音声出力

テレビにコンポーネント端子がある場合、ほとんどが1080iまでの対応だと思います。PS4側で1080iや720pに落として接続を試みましょう。

音声ケーブルはアナログ以外に、コアキシャルもあるのでデジタルでDACやアンプへつなぐことができます。

コンポーネントケーブルとD端子の変換ケーブルはよく使ったので、

D端子コンポーネントケーブル

たくさん持っています。今は、HDMIで全部できる時代なので、使う事はないです。

テレビ(ディスプレー)のHDMIの入力端子が足りない時は、HDMIセレクターを使って切り替える。

テレビやディスプレイには2〜4個のHDMI入力端子がついています。これにPS4やWii U、Blu-rayレコーダなどのHDMIケーブルを繋いでいくと台数が増えすぎれば足りなくなります。

そこで、HDMIの切り替え機(セレクター)をつかって、繋ぎ先を切り替えます。4入力1出力タイプなら、テレビのHDMI入力端子一個に対して最大4台のHDMI機器を接続できて切り替えることができます。

PS3、PS4、Wii U、FireTV…。

HDMIセレクターは、たくさん売られているので自分の都合に合わせて選びましょう。4K対応はまだ高いです。

切り替えには電子制御のものがほとんどなので、HDMI経由の電流で動作するものと、別にUSBケーブルで5Vの給電すると安定するものの2つがあるので、注意が必要です。HDMIセレクターとスプリッターの詳しい解説はこちらに書き直したので参照のこと。

HDMIのプロテクトHDCPが原因で、「サポートされていない信号です」と出て悩んでいる人へ

PS4のHDCPをオフにしてもダメなら、ディスプレイの一番安い1万7千円ので良いから買った方が幸せになれますよ。 日本製のナナオのEV2450Rでも、Amazonで3万5千円で買えるんだから。

それから、PS4 Pro等のようにHDMIのHDCPのVerが2.2の場合は、ノイズだらけで映像がうまくでないことがあるので、その場合は、セーフモード【電源オフの状態から、電源ボタン7秒以上押しで(ピッっと鳴ってHDDの回る音が聞こえ、LEDは青→白に変化、さらにもう一度)ピッっと鳴る】で起動し、強制的にHDCP Ver1.4に落とす必要があります。詳しくはこちらで解説

って、HDCP 2.2をサポートしている新しいディスプレイやテレビを持っていれば、こんな苦労はしないか。

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