結論から言うと、このUF-DHR30Gというユーイングの扇風機は、期待して買ってはいけない。
致命的な問題?!(笑)が発覚した。それは、

緑のLEDの表示が明るすぎて、夜、天井に30cmの扇風機部分の影が映り出されて、うごめくので、子供が怖がる。幽霊の存在を否定するワシですら夜目が覚めてビックリする。

 まぁ、慣れればたいした問題じゃ無いんだけどね(笑)→ 天井に淡く照らされる緑の光で扇風機の陰が映っている。その形が、縦横の首振りによって、丸かったり、四角く見えたりするのを見ていたら…意識がなくなって朝までぐっすり…。なるほど、イルミネーション(というより影絵)効果を狙った睡眠導入機能だったのか!
 ※リモコンのタイマーのボタン長押しで、減光モードが発動するけど、自動じゃないのが残念!

以下、続く。

 参った…。我が家は、夜、扇風機を3台、リレー式に並べて、北側の窓から、居住区の廊下や各部屋を通って、南の窓へ抜ける風を作って、すこしでも涼しくなるように換気して寝ている。

 扇風機の故障箇所はいろいろあるものの、ワシんちで1番多いのが、首振り機構の故障。カコン カッコン バキバキと音がするようになると、首振りをやめて、風の循環のためのリレー用の扇風機として割り当てられるようになる。

 で、ワシんところの扇風機の首振り機構が、壊れそうな音がし始めた。シリコンオイルを差してみたけど、樹脂部分の摩耗がひどくて、ひっかかかりが解消せず。やむなく、新しいのを買う事にした。

家電量販店に出向いて、物色。

ユーイング  UF-DHR30G-W パールホワイトというのが良さげに見えたので、早速、通販で注文した(笑)。香川のキタムラカメラの通販を利用。注文してから翌日の朝には届くという速攻ぶりで感心。
 

 箱から組み立て。これが良かったら、ワシが子供の頃に買ってもらった扇風機を未だに使っているオヤジに、買ってやるつもりだ。
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 って、これは、組み立ては、八十歳台のオヤジには無理だな。帰って組み立ててやらんとアカン。
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台をはめ込んで、ACコードの処理に気をつけないとダメだな。
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次に、扇風機の後カバーを取り付けるんだけど、まず扇風機を固定するツマミが取れない(笑)。モータ軸を摘まんで押さえて、キャップに書かれた通りに回して外す。モータの軸は最初に手で持つことを想定してあるため、黒い樹脂のパイプカバーが付いている。
黒いパイプは、軸を摘まむのに滑らないためと、汗がついて錆びさせないためだ。プロペラを差し込む前には外さないと、入らないぞ。マニュアルにも黒いチューブを捨てるな!と書いてある。
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後のカバーを取り付けてから、黒い樹脂チューブをモータの軸から外す。
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プロペラを差し込んで、白いキャップを回して固定していく。分解清掃するときは、この逆でいけるようになっている。
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前カバーは、目印を合わせてパチンとハマる。透明の樹脂のツマミ(クリップ)がついているので、パチンと折り曲げて固定。外すときは逆の手順で外れる。
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リモコンは、台に内蔵されている。
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電池は、ボタン電池CR2032のリチウム3V。これは、車のスマートキーと同じ電池なので年1回買って交換するものなので、ちょうど都合が良い。
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で、起動してみた。一通り表示されて、基本動作を確認。首振り、強風にしてもがたつきも無く、いいかんじで使える。
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 首の高さも4段くらいで、ラッチでカチッっと止まるかんじは、悪くない。上からの押さえる動き(上から下への加重)に対してはロックがかかっていない。

 さっそく、寝室に持ち込んで、今夜からテスト開始だ。これで、安心して寝られる?!

 いやー、

U-ingのUF-DHR30Gを買った最大の理由は、首は真上まで振り上がるのに安いから。

モータは、もちろん日本電産製。

 上下の首振りは45度と105度の二種類だけ。左右は、50度、70度、90度の3種類しか選べない。昔の扇風機には110度とか大きく首振りするものもあったけど、あんまり使わんからねぇ。まぁ、ワシの寝室で使うので90度まであれば十分。

 タイマーは、切りと入りがそれぞれ使える。区切り的に、1,2,4,8時間というのが良いのかわからんけど、使ってみるか。

 首が真上まで振り上がるのを選んだのは、一年中出して使うつもりだから。うちは、部屋干し100%なんで、サーキュレータ的にいつも使っている。 そそ、

小さい子供のいる家庭の扇風機は、安全性、都合的に壁掛け式が良い。

 二歳程度までの予測できない動きをする子供がいる場合、基本的に床にモノは置かない方が良い。ましてや、こういう捕まって立ち上がるもの、転倒するようなもの、転がるモノは管理が難しい。
  

首振りは、真上に振り上げると、天井にぶら下げている照明や鴨居の綿ゴミが部屋に舞い散る

ので、あらかじめ掃除しておくことをオススメしたい。
 
UF-DHR30Gをフル活用しつつ、ロードテスト開始!
 夕方〜朝まで、付けっぱなしにして試した結果…
  • 上下の首振りで僅かにカチッっという音がする。
  • 左右の首振りは、極めて静粛で問題なし。 → 二日目でカカカカカと音がするようになった。
  • 緑のLEDの表示が暗いところでは減光するのかと思いきや、さすがにソコまでコスト的に実現できなかったようだ。
  • プロペラの風切り音と強弱の風量は9ステップもあり、不満はない。
  • 赤外線センサーによる人の有無を検知する機能が必要なのか?まったくもって謎。
  • 縦横の首振りで、電源を切ると自動で正面向くニュートラルの位置で停止するんだけど、電源をいれると、電源を切る前の位置まで向きが戻るプログラム仕様は、どうなのかな?
  • 最強出力の風を繰り出すターボは転倒防止のため、正面に戻る仕様らしい。まぁ、上を向けて最強の風を出したら埃が部屋中に舞い散るからな(笑)
  • 手動で首振り、向きを換えたいんだけど、いきなり首振り時の異音という不良を掴んだので、ちょっと不安が残る。パナみたいに、過酷な耐久テストをする家電メーカのでさえも、首振り時の異音や故障は、経時的に不可避なものなので。
  • 我が家は、天井組み込みの動力200Vのエアコンなんだけど、15畳のリビングと(エアコンをつけるのを忘れた)システムキッチンコーナまで風が回る位置に置けば、この扇風機一つで冷房が良く効くようになる。サーキュレーション機能はパネェ。
  • モーター音がほとんどしないが故に、首振りの小さなカクカク音が気になる。→代品は音がしない。首振りの関節部に聴診器を当てて聞いても、ギア?カムのようなものがカチカチという音はしない。
 といったところで、税込み、送料込みで1万5千円しないDCモータ式の30cm系のプロペラ式扇風機としては、まずまずの出来といったところか。あとは耐久性だけど、あまり気にしていない。次を買う理由がなくなるからな。これで、ほぼ毎日つけっぱなしで、壊れてくれればブログネタ的に美味しいし、期待している(笑)。

 二日目で、左右の首振りで異音発生! 縦振りの音は問題ないが、横振りは許容範囲を超えたカチカチ音発生! これは、初期不良のようなので、本日サポートへ電話し、対応してもらうべく算段する。
ハズレをまた引いたのか? ブログネタ的に面白いことになってきたぞ(笑)
U-ingの故障時のサポートは、他の有名家電メーカとさほど変わらない。
 朝イチの午前9時過ぎから電話しているけど、「混み合っているからかけ直せ」とのメッセージのみ。この奈良の会社、いろんな意味でヤバいよ。おい、ブログで、買った報告しつつ、紹介していたアフィブロガ、オマエなぁ… よくも騙しやがったなっ。怒り60% こういうクソなのを買ってはいけない!
→ 電話対応は、午前10時からだった… Orz。マニュアルには、午前9時〜午後5時になってんのに。電話はつながった。
 代品を送ってくれて、返送は後からという方式。Apple Storeのように、玄関先で交換を強要されることはない。西濃運輸が持ってきたんだけど、「折り返し不具合のある方を持って帰る」っていうから「話が違うぞゴラァ」で、送り先伝票だけ置いて帰ってもらった。首振りのカリカリという異音がありながらも、使っていたので、すぐに箱に詰められるわけないだろっ ったく。
 とりあえず、代品が届いたので、組み立てて、テストして、問題なければ、異音のする方を梱包する。んで、また西濃運輸が取りに来るってんだけど、お中元の忙しい時期なんで、拠点まで持って行ってやるよ。→ 返送した。

 今回のトラブルでのユーイングのサポート対応は合格。ヨシヨシ。
UF-DHR30Gの消費電力をエコワットで計測してみると…
まずは、首振り無し、風は最弱の1。
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 さすが、DC扇風機! たったの2W。一昔前の家電の待機消費電力に匹敵する。こういう最小出力の時に起こりがちな、モータやインバータ回路のうなりや発熱はない。静音そのものである。

次ぎに、首振り無しで最大の風量である9。部屋中に綿ゴミが飛び始めるくらいの風量。
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で14W程度。ワシが、日頃作業台のところで使っている2千円で買った従来の小型卓上扇風機の最弱の風量の消費電力に匹敵する(笑)。

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首振りは、縦振り、横フリともに、プラス2W程度のようだ。

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最大出力のターボスイッチ3秒長押しで、19W。首振りは自動で正面に戻ってしまう。それでも、プロペラの風きり音は耳障りでない。
UF-DHR30G-Wを買って使ってみた まとめ
 〜5千円で売られている30cmの扇風機と比べて、消費電力は少ないが、価格差を消費電力の差額で元が採れるわけではない。扇風機の肝であるモータとその制御基板は日本のメーカーのお家芸だった。こんなすばらしい技術をつかった扇風機がエアコンの普及と共に廃れつつあった。
 震災による福島原発事故を発端とした原発の稼働率の低下、売国(民主)党の置き土産であるソーラー発電買い取り価格設定の大間違いによる電気料金の高騰で、今後、日本は物作りができない時代になっていくわけで。
 そんな時代の入り口に、こういう扇風機がいろいろ出てくるってのは、頼もしいことだ。

 夜、「暗めで歩いて、ぶつかんなよ 」と言わんばかりに、緑のLED表示パネルでイルミネーションされた扇風機が浮き上がる。なかなか、面白い趣向の扇風機、怖い物みたさも含めて、話のネタにどうぞ。明るいのが嫌だというのなら、タイマー切りのボタン長押しで、減光する。部屋の明るさを自動で検知して明るさを調節する機能が欲しいところだ。
冬も部屋干しで使い続けている。2015年モデルも出た。
 UF-DHR30Hという新型が出た。冬の間もサーキュレータとして使い続けて気がついたことを列挙しておく。
  • 一年を通じて置くので、扇風機の置き場所に合わせて、家具の配置を試行錯誤が必要。
  • 無駄に広いリビングの一角に加湿も兼ねて部屋干ししているのだが、家族みんな思い思いに物干しから取って着るようになって、服をたたまなくて良くなった。おかげで、来客は玄関先のみで対応。
  • 暖房費の節約で部屋は暖房を入れず寒いままで、思ったほど冬はサーキューレターとしても使わない。
  • 4月以降、急に蒸し暑くなってきた日は、すぐに使えて便利だったけど、掃除を怠っていたので、埃が、ぶわっっと。
  • 2016年7月の2年経過して、首振りのバキバキ音がするようになった。経時的な劣化によるものだろうが、扇風機の首振りの静音性は最重要課題なので、首振りの構造とカムの強度の改良に注力してもらいたい > ユーイング開発担当者
  • 次の扇風機も、森田電工(ユーイング)にすることにした。待合においているサーキュレータのリプレイスは、UCF-DHR20Hを予定。→ UCF-DHR20Jを購入