ゆとり君のための、1行まとめ
iPhoneのなかのフラッシュ・メモリもHDDも増やせないので、無線LAN(わいふぁい)でつなぐUSB・SDカードリーダーライターという機械を使って、アニメ動画や漫画PDFを観る。
※ 2015年11月現在 古い内容なので、書き直し中。とりあえず、こちらを参照。
※USB3.0のモバイルHDDやUSBメモリをWi-Fiストレージ、Wi-FiSDカードリーダ・ライタにつないで使う時の問題点と解決方法を機種別で紹介。
今時、iPhone しか持っていないってのは、かつて3DSを親に買ってもらって喜んでいた小中学生くらいのもんなので、タブレットで話を進める。→ iPad Air 2、iPod touch 6、等新しいタブレットなどで書いているので、しばしお待ちを!
iPhone やiPadの内蔵HDDを増設することはできない。
そこで、iPhone 、iPad、Nexus 7、Kindle Fire HDX等、SDカードスロットを持たないタブレットやスマホで、内蔵HDDの増設して、長時間音楽や動画データを楽しみたいという希望に対しての問題解決方法を以下に示す。
iPadやiPhone 、Nexus 7の容量が足りない解決方法は、2点。
- iPadやNexus 7などタブレットに直接HDDやUSBメモリを差して使う。
- Wi-Fi(無線LAN)、ワイヤレスでHDDやUSBメモリのデータを読み書きする。
タブレット本体に直接HDDやUSBメモリを差して使う場合、
・メリット(利点)は、接続プラグやケーブルとHDD、USBメモリなので、余分なお金がかからない。
・デメリット(欠点)は、本体にケーブルがついているので、持って観るのに不便。タブレットの電池を奪って動作するので、タブレット本体の電池の減りが速い。
Nexus 7 のAndroidは、USBメモリを直刺ししても、有料のアプリNexus Media Inporterの377円を買わないとダメとか、面倒だし金もかかる。それから、
iPhoneにUSBメモリを直につけられないよ!
アダプタが要る。しかも、iPhone やiPadに取り込めるのは、カメラの写真データだけ。SDカードに入れた動画やPDFを録り込むためには、工夫が必要だ。
そこで、
ワイヤレス(Wi-Fi、ワイファイ、無線LAN)で、HDDやUSBメモリ、SDカードをiPad、iPhone 、Nexus 7などにつないで使う、Wi-Fi ストレージ・デバイスをワシは推奨
している。今回は、携帯型の小型HDDをWi-Fiストレージデバイス(Wi-Fi SDカードリーダ・ライター)につないで使えるかどうかの検証を行った。
テストに使ったのは、2.5インチのHDD 1TBのベアドライブを玄人志向の2.5インチのHDDケースにいれたものだ。
結論から、
使えるものは、この6つ。
TAXANのMeoBankSD-HS、IO-DATAのWFS-SR01、ADATAのAE400、ラトックシステムのREX-WIFISD1とREXーWIFIUSB2とREX-WIFIMSD1だ。この6種の中で、ワシのオススメ機種は、MeoBankSD-HS(SDカード)、REX-WIFIMSD1(microSDカード)。
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次に、使えるはずなのに、動作が不安定で事実上使えないもの。
MeoBankSD+、WFS-SR02。これらは、2013年夏以降に発売された新製品だよ。コストダウンのため、OEMで台湾などアジアメーカに外注するのは勝手だが、責任者の「ゆとり」仕様には呆れる。
→ MeoBankSDは、2014年11月にMeoBankSD-HSが出て使えるようになった。
最後に、仕様的にUSBのバスパワーでHDDを駆動できないため、使えないもの。
プリンストンのToaster ProとSONYのWG-C10。これらは、USBジャック側から、0.5A以上の電流を供給できないため、外付けの2.5インチHDDを駆動できない。
今回使用したHDDは、
5Vで0.7Aを必要とするためだ。もし、Wi-Fi SDカードリーダ・ライターと一緒にHDDを使おうとするのであれば、5400回転のHDDか、SSDにして消費電力を0.5A以下で使えるものを入れることをオススメする。
以下、個別に話をする。
REX-WIFISD1 & REX-WIFIUSB2&REX-WIFIMSD1
REX-WIFISD1は昨年末に発売されて以来一年経つが、未だに、これを超えるものが出ていない。地味に見える大きめのWi-Fiストレージだが、クソ仕様ばっかりの専用クライアントアプリも、意外と使え、SMB機能も安定、Wi-Fiの設定も細かく指定できる。
Wi-FiSDカードリーダ・ライターのスタンダード(リファレンス機)だ。
素のTSファイル(20Mbps、2.5MB/秒)も一本だけなら、問題なく表示できるだけの転送能力を持つ。内蔵バッテリも大きめで、モバイルHDDへUSBバスパワーで送りながら、転送するだけの余裕がある。バッテリーの容量はカタログ値で3Ahなものの、5Ahが普通になってしまった今となっては少なめになってしまった。それでもフル充電で2時間は連続で使える。
2013年12月に発売されたREXーWIFIUSB2がREX-WIFISD1の兄弟機種で、重く分厚くなったが、ACアダプタを内蔵しているので、好みで選ぶと良いだろう。
2014年7月に発売されたREX-WIFISD1の後継機種である、REX-WIFIMSD1も良い。
AE400
ADATAのAE400。上海問屋でも扱われ4千円で買える。
SDカードやSDカードの抜き差し、排他的で両方一緒にさして使えない、一度ハングアップするとアプリも本体も再起動するしか無い等、使い勝手は悪い。
しかし、見た目よりずっしりと重いボディは、バッテリーの存在感をアピールし、USBバスパワーのHDDを駆動できる。(1時間しか持たないけど)
そして、何よりもWi-Fiの転送速度が〜3MB/秒と最速だ。GoodReaderで読むのにクセがあったりと、ユーザにスキルの高さを求めるマニアックな仕様をワシは評価している。
WFS-SR01
2013年秋に発売されたもので、中身はREX-WIFISD1と同じなので、同じように使える。バッテリーも、ヘタリ気味になってきたREX-WIFISD1とくらべても、遜色ない。
ま、新製品なので、これくらい出来ても当たり前なので、特筆すべきことは無い。
WFS-SR02
WFS-SR02はSR01の一ヶ月後に矢継ぎ早にだしてきた廉価版か?と思ったら、定価は同じな上に、中身がクソ仕様だらけ。専用アプリもクソ仕様。
これをメインで仕切ってきたのは、「ゆとり」世代かね?
折角の大容量のバッテリーを持ち、USB給電能力も十分もちながら、まともにTSファイルを再生(2.5MB/秒)できない。これがつい先日発売された新製品とは到底思えない。とにかく、レスポンスが悪く、Wi-Fiの転送処理能力が遅い。いったい、どういうテストをして市場に出したのか??
ファームウエアで改善するかもしれないと期待したが…。
WG-C10
これは、USBに0.5Aまでしか出せませんよとマニュアルに明記してあるので、USBバスパワーのHDDは使えないと言い換えば納得がいくか? 後継のWG-C20で、その辺も改善したみたいだ。
ま、他の機能は極めて安定していて、使い勝手も良いので、どうしても使いたければ、USBのHDDのバスパワーだけを他のバッテリーから供給するUSBケーブルを使うか、DCジャックを持つモバイルHDDを使うと良いだろう。ワシは、そこまでして、コレを使いたいとは思わん。
MeoBankSD+ → MeoBankSD-HS 2014モデル
これの、クソぶりが分かるよね。バッテリーを強化といいながら、外部給電してやらないとまともにUSBバスパワーのHDDを駆動すらできない。
クライアントアプリもクソ。SMBファイル共有機能もクソ。ES File Explorerでアクセスもまともにできない。もう、どこを褒めることが出来るのか? と言うくらい酷いもの。これが2013年の秋に発売された新製品で、なおかつ、MeoBankSDの後継機ってんだから…。
この製品の総括担当者は、いったい何を考えて仕事していたのか?プロとして失格。
↑ このこき下ろしが、TAXANの担当部署にも、伝わったようだ。
そして、MeoBankSD-HSが2014年11月に発売。まともに使えるようになった。MeoBankSD-HSと間違えて、古い方のダメなMeoBankSD+を買わないように!!
そもそも、クソ仕様のMeoBankSD+ではなくて、このHigh Speedを昨年の段階でリリースするべきだった。 ラトックシステムのREX-WIFIシリーズの独壇場を一年も許す結果となってしまったわけだから。商機を逃すとは、このこと。
Toaster Pro
これは、スマホなどの充電機能は持っていないので、使えないとわかっているが、フル機能なので、できるかも??と思ってつないでみたが、見事に、USBのHDDはカコンと音がして止まってしまう。
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