9月27日に、TAXAN(加賀電子)のワイヤレス(Wi-Fi)SDカードリーダMeoBankSDの後継機、MeoBankSD Plusが発売になった。 
 前機種のMeoBankSDについては、こちらを参照
 
MeoBankSDPlus
モノクロだけど分厚いマニュアルと、巾着、そしてUSBケーブルが付く。
ボディは、スエード調のつや消しの黒。渋い。Nexus 7の裏側と同じ素材で、持ちやすい。こういう素材でカラフルなのがでてくると、良いな。

結論から言うと、

MeoBankSD +はMeoBankSDのバッテリーを強化しただけの単なる後継機種でがっかりさせられた上に、クソ仕様が頭にくることばかりで、ダメだ! ほぼ同じ機能をもつ、WFS-SR01を買うことを強く推奨する。

まるで、Toaster Proのように多機能なんだけど、一つ一つの機能が??で、使いこなすユーザのスキルを試すような残念な仕上がりになっている。

MeoBankSD+4
裏側に、アクセスのURLが書いてあるが、パスワードやSSIDのキーなどは書かれていないので、アクセスしてから、自分で決定する。
MeoBankSD+3
MeoBankSD伝統のSDカードがはみ出るという「仕様」。後継機種のPlusになっても、前のMeoBankSDに比べれば、はみ出方がマシになった。
頻繁にSDカードは出し入れするものであるという考えで、設計されているらしい。ワシは、64GBか128GBのSDカードを入れっぱなしのワイヤレスの動画データのNAS的な使い方をするので、ワシ的に適した形じゃない。
MeoBankSD+1
電源スイッチは、MeoBankSDと同様のスライドスイッチで、Plusは、給電(モバイルバッテリー)モードも選択できるようになっている。有線LAN(RJ-45)とmicroUSBジャックがある。
MeoBankSD+2
SDカードスロットと、バスパワーのUSB Aジャックがついている。ここから、給電ができる。5V 1Aなので、iPhone等のスマホは充電できる。5V/0.85AのNexus 7は充電できるが、Retina iPad やKindle Fire HDなどのタブレットは、空ケツの充電で1A以上の電流を要求することから、つないでも「十分な充電ができません」みたいな警告が、ぞれぞれ出る。
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重さは、90g。
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給電機能をもつ、大型のSDカードリーダーの中では、軽くて小さい方になる。その分、バッテリー容量は小さいので、それなりの使い方が必要になる。

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 動画再生能力は、REX-WIFISD1やWFS-SR01より、安定性の面で劣る。
Nexus 7、Retina iPad、Kindle Fire HDのタブレットで、ビットレート5Mbpsのmp4の録画番組を、それぞれ再生するテスト中、いずれの端末でスクラブ(先送り、先戻し)で、どれかが止まる頻度が高い。


 MeoBankSD Plusは、後継機ということで、旧機種とくらべて、いくつかの改良点がみられる。
  • バッテリーが強化され、スマホを充電する能力を持った。
  • 多少の動画の転送性能がアップしたので、3つのタブレットで同時に動画をナントカ観られる。
  • 他にない…。なんじゃ そりゃ。

iPad(iOS)につなぐ
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iOS用のアプリ(ケーション)をダウンロードする。MeoBankSD+ だ。
あとは、取説通りに、Wi-Fiで、MeoBankSD+にアクセスし、クライアントアプリのMeoBankSD+を起動するだけだ。
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IPアドレスは、10.10.1.100から、101、102と割り当てられる。MeoBankSDと同じ。
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MeoBankSD PlusもAE400と同じように、SDカードに動画、写真、音楽、ドキュメントとフォルダ分けを勝手にやるクソ仕様だ。しかも、SDカードのrootにある動画ファイルを表示できない。セキュリティ上のなにかあるのかも知れないが、ワシにとっては、クソ仕様に間違いない。
 他のWi-Fi SDカードリーダとSDカードを兼用するため、フォルダを設定しているので、そのまま使える。
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mp4ファイルは、長いファイル名なので、こういう表示方法では不便で仕方が無い。クソ仕様。
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動画を表示する面は、バッファ分を取り込むまで表示されない。IOデータのWFS-SR01やラトックのREX-WAIFISD1やSONYのWG-C10と比べても、秀でた感は全くない。

ちなみに、設定で、FTPの設定ができる。デフォルトでは、なんのセキュリティも設定されていない。
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後述するが、Kindle Fire HDへ接続するためにはFTP接続しか、まともにアクセスないので、FTPの設定は、こういうかんじでiOSかNexus 7のクライアントソフトで行う。または、PC(Mac)のブラウザで細かい設定をする。
Nexus 7につなぐ
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アプリ(ケーション)は、MeoBankSD + 。Google Playからダウンロードできる。
Wi-Fiで、MeoBankSD+へつなぐ。
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設定のところが、iOSと微妙に違う。開発者同士のコミュニケーションが取れていないのか。外注するんだから、ちゃんと整合性がとれているかどうかを細かく付き合わせて検証しないとダメでしょ。
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SDカードは、例のごとく、勝手にフォルダをつくっているので、それに準じる。ブラウズは悪くない。iOS版よりマシ。
動画のプレーヤーは独自仕様のもので、クロップできたり、回転を固定できたり、画面解像度を固定したりと、Android版は機能的で良い。しかし、安定性に関しては、MeoBankSD+本体の問題なのか?わからないものの、3台のタブレットでmp4ファイルを観たら、どれかが止まる頻度が高い。
Kindle Fire HDでつなぐ
 Kindle Fire HDは、Android版のMeoBankSD+がダウンロードできない。そこで、MeoBankSDと同様にES File Explorerを使うか、ブラウザのSilkでアクセスする。
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まず、Wi-Fiでつなぎ、ES File Explorerで、SMBファイル共有を検索する。
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でてこないので、直うちしてみるが、
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認識しない。MeoBankSDと同じ状態。

 デフォルトでは、SMBサービスは停止しているので、MeoBankSD+にWi-Fiでつないだ端末のブラウザで http://10.10.1.1/にアクセスし、「上級設定」の「Samba」機能をオンにして再起動する。
 しかし、MacBook Proから、smbserverとして見えるものの、アクセスできない。ES File Explorerからもsmbサーバ検索ででこないし、直うちしても、ユーザ名を「root」でいれても、アクセスできない。
 だから、デフォルトでオフになっているのか。この辺の、詰めの甘さは、Verアップで改善してもらわないと…。REX-WIFISD1系のWFS-SR01に比べて、クソだな。こういうのが、何の迷いも無く、サクッっと設定できて、つながって ってならないとダメだ。

仕方なくFTPサーバは起動しているので、FTPでアクセスすると、
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MeoBankSDと同じ登録なので、そのままURLが使えて、同じようにアクセスできる。5
ブラウズもES File Explorerなので、とくに問題なし。
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Silkでアクセスして、プレーヤは、VLCは安定しないので、
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Silk browserから、MXプレーヤを選択すると良い。
ちなみに、
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Kindle Fire HD内にファイルをコピーしようとすると、1MB/秒程度の読み出し転送速度で、速い部類じゃないことが分かる。

なお、Sambaサーバをオンにしたら、あとは、ToasterProと同じIPアドレスなので、設定を同じにしておけば、同じようにアクセスできる。おそらく、CPU能力が低いのでデフォルトでオフになっているのんだろうね。
MacBook ProからWi-Fiでつなぐ
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 MacBook ProにWi-Fiでつなぎ、自動で、HDCPサーバの自動割り当てで使うのが無難だろう。10.10.1.100〜の割り当てになる。
http://10.10.1.1/にアクセスすると
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右上の設定から、設定画面に入れる。
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前のMeoBankSDのマニアックな設定とは全然違う。設定も細かく出来ない。
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詳しい設定で、まずは時計を合わせた方が良い。あとは、Samba機能をオン。
ところが、MacBook Proで、スッとマウントできない。
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rootではないようだ。sambaserverと表示されれば良いんだけど、出ないときもある。
IDは「admin」、パスワードも「admin」で入れない。ゲストでつながった。
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とにかく、レスポンスが悪くてイライラさせられっぱなしだ。
もう、なんか、いろんな意味で、??な挙動をする。
 
有線LANにつなぐ
 有線LANにつないで、MeoBankSD+本体を再起動すれば、LAN側のルータがDHCPで割り当てられ、インターネットに接続出来るようになる。
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 端末(Retina iPad、Nexus 7、Kindle Fire HD)側からみると、10.10.1.100〜のIPアドレスになっているので、MeoBankSD+はDHCPクライアントのブリッジアクセスポイントとして機能していることになる。Wi-Fiでのリピーター機能もついているが、ワシ的には、この機能が必要なシーンが思い浮かばない。
 MeoBankSD+は、LAN側からは見えない。

USB、SDカードの抜き差し対応は?
 SDカード、USBデバイスともに、抜き差しはOK。だけど、SDカードとUSBデバイス両方をマウントできず、SDカード側が優先される。つまり、排他的仕様だ。新製品の割に、使えねぇ…。前の機種と同じ仕様ってどういうこと?? それで値段は他と同じ7千円? おかしいでしょ。

 なんか、ADATAのAE400と似た感じがあるので、中身を作っているOEMメーカが同じなのかもしれない。だけど、AE400の方が転送速度が速いし、AE400って実売価格4千円だからね。

頭にきたので、もうレビューはやめた。

MeoBankSD+は買うな! 4千円以下の在庫処分で投げ売りなら買い!