WR9500Nの後継機種ということで操作もほぼ同じだが、ユーザが間違えないようにするために若干の工夫と変更がされている。
Atermでは、ブラウザでWG1800HPにアクセスするページを「クイック設定Web」と呼んでいる。MacBook など単体で有線LANでWG1800HPに繋いで、ネットワークの設定をマニュアルを読みつつ設定し、Safariでアクセスして、とりあえず、PPPoEでルータモードにするようにしておく。
このWG1800HPの機能は、他のブロードバンドルルータと同じで、大きく分けて3つ。
ログインのIDは、「admin」、最初にアクセスしたときにパスワードの設定をしないと、次に行けないようになっている。パスワードは、紙に書いて両面テープで本体に貼っておくと、いざと言う時に慌てずに済む。
ボタン一つの簡単設定をするにしても、マニュアルをよく読んでからでないと何をどうして良いのか、わからないのが、こういう無線LANの設定の煩わしさだ。ましてや、手動(マニュアル)設定をしようとすると、マニュアル本のあちこちに付線を付けて参照しながら、ブラウザとにらめっこしなくてはならず、ハードルは、それなりに高い。
しかし、マニュアルに目立つ不備はなく、こつこつと読んで設定をしていけば特に躓くところもないだろう。ある程度のPCスキル(用語)が分かっていれば、難しくない。
正直、
WG1800HPを手動で設定し使いこなせないヤツは、ナニだな。
言い換えれば、このWG1800HPも、そのブロガやレビューアのレベルを計るベンチマークってことだ。
ルータモードのIPアドレス設定は、WR9500が192.168.0.1、WG1800HPは192.168.10.1になっている。
WG1800HPを192.168.0.?のLANのネットワークにしているWR9500N等とリプレイスして使う場合には、192.168.10.1を192.168.0.1に変更してからLANに繋がないと、LANにつながった各種デバイスが一斉にインターネット出来なくなる。
2.4GHzバンドのWi-FiのSSIDは、オーナーSSID、ゲストSSID、WEP専用SSIDの3つになる。
WR9500Nまでは、SSIDはプライマリ、セカンダリの2つで区別していたんだけど、用途によって使い分けがし易いように、明確にSSIDを設定できるようになった。だから、オーナーであるワシのWi-Fiデバイス群は、オーナーSSIDですべて設定すれば良い。ゲストSSID側は、接続できる時間を3時間のみという感じで時間限定で設定できる。さらに、ネットワーク分離、SSID内分離機能で、ゲストがWi-Fiで繋いだときに、LANにつながる機器に勝手にアクセスされないように最初から設定されている等、まさに「ゲスト」用のセッティングになっている。WPA2-PSKのキーも、当然オーナーSSIDと別になっている。
WEP専用SSIDとなったおかげで、WEPという古い規格だけの端末を繋いだり、ゴロの良い暗号キーを作って、ゲスト(子供の友達が3DSを繋ぐときなど)に使わせる時に、入力ミスが減らせる。
もちろん、5GHzバンドにはWEPがない。
WG1800HPも疑似MACアドレスを設定できる。
これも、WR9500Nと同様に、詳細設定→その他の設定→インターフェイス設定で、設定できる。アパートやCATVなどの広域LANでインターネットにつながる環境の人には、この疑似MACアドレスとブリッジモードでの接続が不可欠となる。
ファームウエアアップデートも自動で便利。
最近のブロードバンドルータは自動更新になってきたので、特に難しいことはない。自動更新設定にしておけば、なんの気遣いも要らなくなる。
USBのプリンター・サーバ機能はない。
マニュアルにプリンタサーバになる機能は記載されていない。でも、USBカメラをつないでネットワークカメラとして、USBメモリやHDDを繋いで簡易NASとして使える。とくに、USBメモリをつないで、LAN内でちょっとしたデータのやり取りをするのには便利だ。ワシのところのように、単独の監視カメラやNASや各種サーバが常に起動しているのであれば、必要としないのでオフにする。
5GHzバンドでの接続がWR9500Nは「デュアル」、WG1800HPは「クアッド」。
WR9500Nとの違いは、5GHzでデュアルチャンネルから、クアッドチャンネル対応になっている。これで、対応した機器は、速い転送が可能になる。
コメント