「互換機」、NECのPC-9801の互換機はエプソンのPC-286LTとか最初の頃だった。あれから二十年超。いろんな互換機が出てきては消え、興味のあるモノは買ってみる、作ってみるというのが、私の基本スタンス。
数あるArduinoの互換マイコンの中で、定番の秋月電子のATMEGAのマイコンボードフルキットも買っていたのを、やっと組み立てた。集めたメモ、参考サイト参照のメモをまとめておく。
材料
ATmega168/328マイコンボードキット 2100円

中で一番高い部品が「FT232RL USBシリアル変換モジュール」950円
USBのジャックはmini B。(Arduino UnoはUSBジャックはA。Arduino Leonardoはmicro B)。
水晶発振子は16MHzと20MHzがついてくる。マイコンはATmega168p
組み立て
詳しい組み立ての紙が一枚はいっているので、集中すれば1時間ほどで完成する。

FT232RL USBシリアル変換モジュール」を流用するのなら、丸ピンソケットをつけて取り外しができるようにする。
実装は高さが高くなるので、シールドボードを付けるに干渉するので直づけ。ピンジャンパーは切り落として、ジャンパーをハンダ付けするか、なんか工夫が必要。
ICSPピンにつなぐ線を持っていたのを忘れていて、新たにつくってしまった。
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ピンソケットをニッパーで切れと言うが、壊れてしまうので歩留まりが悪すぎる。超音波カッター買おうかな。


ブートローダの組み込み。
意味
・Arduino互換機としてブートローダをマイコンに流し込んでArduinoとして動かす。
・Arduino IDEの開発環境がそのまま使える。
・Bitbang という方法でやる。
手順
詳しくは このサイトの記述を熟読して。


・FT232RL USBシリアル変換モジュールの横に付いているX3の4ピンをICSP6ピンにつなぐ。
FT232RL USBシリアル変換モジュールのドライバをWindowsPCにインストールする。
(Mac版のD2XX1.1.12,dmgは、pkgファイルではなくてTerminalのスクリプトなので、モロにUnixライクなインストールになるので、MacでのVMWareのゲストOSとしてのWindowsでやっても良い)
・Bitbang 式の書き込みアプリ、 すz氏のavrdude-serjtagをインストールする。→serjtag-0.3.zip
・avrdude.confで、diecimilaが使えるように記述を追加したモノを使うか、自分で書き加える。
・avrdudeのインストールをGUIで扱えるアプリケーション ardude-GUIをインストールする(要.NET Framework 2.0。)→avrdude-GUI-1.0.5.zip


今回、ハマって時間を食われたところをピックアップ。

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・そもそもATmega168でなくて、「p」付きだった。
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デバイスの選択が無印のATmega168を選択していたばっかりに、昨夜は時間切れ。Fuseが表示されないし、エラーがでるし。
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で、あらためて、虫眼鏡でマイコンの表書きを読んだら、ATMEGA168p-20ってかいてある(笑)。デバイスで選択し直したら、一発OK。Lock Bitも「0F」を書き込めてオッケー!
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ブートローダを書き込んでやれやれと思いきや…

Windows PCの方が、認識してない。
FT232RL USBシリアル変換のドライバのインストールし直しと、なんどか再起動してやっと、Arduinoとして認識するようになった。
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これでスケッチが書き込める…。
 

で、例のごとく LED点滅で、インターバルを1秒→1/500秒に変更。
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明るく点滅するけど、瞬きはわからない。とりあえず、ジャンパーピンを外部電源に切り替えて、9Vの直流をDCジャックから供給してみる。純正Arduinoは電源はUSBと外部と自動切り替えだけど、秋月のは手動。ここはスライドスイッチに付け替えている人がいたけど、たしかにその方が便利だな。
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 オシロで観察すると、矩形波で表示されている。
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よしよし。