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まだ、「軍曹」と呼べる大きさじゃなくて、新人君だ。足の長さを入れても40mmくらい。足を入れて子供の手のひらくらいの大きさにならないと「軍曹」や「大佐」とは呼べない。
生まれて初めて遭遇したら、その大きさとすばしっこさでびっくりするだろう。

こういうのが顔にビチャってひっついてきたら!!ってエイリアンという当時のヒットした映画の影響だったかもしれんが、学校で掃除の時間にみつけて、皆で逃げ惑ったこともあったな。
大学にはいって、根っからの昆虫好きの理学部生物学専攻のヤツが、このクモを手の上に乗せ「ゴキブリの天敵はムカデやアシダカクモ」と熱く語ってくれた。それ以来、かわいい存在になった。
北大出身の某君は、このクモをみて「タランチュラ!!」と大騒ぎしていた。東日本ってのは寒いからか?G(ゴルゴ13じゃなくてゴキブリのこと)すら見たことがないってヤツがいて、こっちが驚いた。

最近はインターネットのブログ上でも紹介され、益虫だと知っている人が増えてきてる。
ゴキブリの天敵はムカデとアシダカグモ。
ムカデ に噛まれると痛い。酵素毒があるので噛まれたところを吸い出して、すぐに皮膚科を受診する方が良い。
酵素毒だから、酵素が不活性化する43度くらいの熱い湯で洗うと良いといわれるが、それより吸い出した方が早い。
刺されたことのない子供が増えたので、その怖さを知らないヤツの方が多いんだよな。初めて噛まれた時は、あわててて毒を吸い出せなかったら噛まれたところが化膿して周りが腫れる。2回目以降はアナフィラキシーショックの危険性があるので、とくに要注意だ。スズメバチも怖いが、ムカデも怖い。

一方のアシダカクモは毒はないし、乱暴につかんだりしない限り人間にかみつかない。たとえ、噛みつかれても毒はない。ムカデとアシダカクモは敵対関係でもありムカデの方が強い。だから、ムカデは駆除して、アシダカクモは我が家に住み続けやすい配慮を人間がしてやらないといけない。
ゴキブリ駆除用の薬剤入りの餌を置いてはいけない。
もちろん、ムカデやゴキブリ駆除の薬剤はアシダカグモにとっても毒なので、殺虫剤の適用に細心の注意が必要だ。置き薬的なものはすべて排除しておかなくてはいけない。ゴキブリに遭遇し確実に仕留めるという意味ではゴキジェットプロで一発で仕留められればいいが、薬剤がかかって弱ったまま逃げ込まれてしまうと、アシダカグモが捕食した時に影響があるかもしれない。やっぱり殺虫剤は金がかかる。

だいたい、台所や風呂場などゴキブリがよく見かけられる場所にアシダカグモを1〜2匹配置しておくとよい。捕まえてくるので基本的にタダだ(笑)。

庭や畑でみつけたら、すばしっこいので、葉っぱや草むらに逃げ込んでしまい捕まえるのに難儀するものの、頑張れば捕まえられる(笑)。田舎のありがちなボロい家屋なら、隙間があちこちにあるのでアシダカグモが勝手に入り込んで住み着いてくれる。今の住宅は隙間がないので、雄雌を捕まえて放してやるといい。餌になるゴキブリがあっという間に居なくなるので、餌がないときはコオロギとかバッタを与えるとか。。。 餌用のゴキブリを飼ってきて与えるとかになると、そりゃ、もう本末転倒ってことになるか(笑)
外に返してやろう。

草が生えるから除草剤。ゴキブリには駆除剤。手軽でいいかもしれないけどね。私は、そういう考えは好きじゃない。

 ちなみに、「蜘蛛の子を散らす」というのは、初夏にみられるアシダカ蜘蛛の卵からかえった小さな蜘蛛がばーっと散らかっていく様を表現したものと言われるくらい、人間と関わりが深い。